こんにちは!福岡オフィスのTAKUYAです。
今回も前回の続編でお送りさせて頂きます。
野球指導ボランティアVol.6~日本に勝つために~
伝説の野球チーム「バンクーバー朝日」のコーチを始めてから約1年が経ち、
徐々に”カナダBASEBALL”の文化や指導法にも慣れ、主体的にトレーニングメニューを任せてもらえるようになってきた2016年の夏頃のことでした、、、
その日は、「新朝日軍」が主催で行う”トライアウト”の日でした。
私もその査定する側の人間として呼んで頂き、
キャッチボールからシートノック、シート打撃から紅白戦までの一部始終を見させて頂きました。
これは単なるレベル分けの”トライアウト”ではなく、
2015年から2年に1度、定期的に開催される「日本遠征」に帯同する15名を選抜するAsahiにとっても、子供たちにとっても凄く意味のあるトライアウトでした。
この2年に1度の日本遠征では、
日本やカナダ企業を始めとするスポンサーや地域住人達から寄付金を募り、
約20日間をかけて日本の中学生達と野球の試合や合同練習を行いながら文化交流を行うというものになります。
Asahiの子供達は日本に行ったことない子供達も多く、
大好きな野球をしながら自分のルーツでもある日本を周れるということもあり、
Asahiの選手たちの一つの目標でもあり、夢でもあります。
そのため、この日の”トライアウト”はいつもとは違う雰囲気があり、
楽しんでいる印象が強いカナダの子供達がこの日に限っては緊張している様子、、、
⇒意外な一面を見れて、すごく親近感を感じましたw
トライアウトも無事に終了し、早速コーチ陣での会議に参加させて頂きました。
そこでのテーマは「日本に勝てるチーム」を作るということでした。
これまで日本で生まれ、過ごしてきた私からすれば、
日本人の私が「日本に勝つために」と会議をしていることにすごく違和感を感じたのを今でも憶えています。
それだけ”勝ち”にこだわる理由の一つが、
「新朝日軍」が再結成されて、初めての日本遠征であった2015年春、、、
関東から関西を周りながら全12試合、日本の中学生チームと試合を行い、
結果は全戦全敗。。。
今回の第二回目の日本遠征で”リベンジしたい”と、その時の悔しさを知る第一回目に帯同したコーチ陣や子供達には芽生えていました。
そのため、私にこれから日本遠征に行く2017年春までの約半年間で、
「日本に勝てるチーム作り」をテーマに、トレーニングメニューの作成をお願いされました。
最初は正直「厳しいだろうな」と思っていた私でしたが、
コーチ陣のみならず選出された15人による初の練習の際に子供達からも「日本に勝つ方法を教えてほしい」と真剣な眼差しで言われ、
「よしっ!やってやるぞ!!!」と一念発起しました。
そこから私のカナダ生活の中心は”Asahi”になったといっても過言ではないくらい、
「日本に勝つため」の練習方法とその対策
そして、それを子供達に教えるための専門英語をひたすら勉強していったというのが、
私のカナダでのワーホリ生活最後の半年間の想い出になりました。
⇒もちろん他にも仕事や遊びにも行きましたが(笑)
まさか自分がここまで野球指導ボランティアに没頭するとは思ってもいませんでしたが、
ここで得た経験や人脈がその後の人生においても大きな転機を生むとは、
この時は考えてもいませんでした。。。
どういった転機があったかは、また後の投稿でお伝えさせて頂きますが、
やはり”何かを頑張る”ということは、その時は意味がないように感じていたとしても必ず自分になにかしらの形で返ってくると思います。
内容はどうあれ、自分が何か没頭できることを見つけて、
そこに向けて走り出してみてください。
必ずそこで何かしらの”経験”や”学び”として、その後の人生でプラスになってくると私は信じています。
次回【野球指導ボランティアVol.7~打倒 JAPAN~】に続く
福岡オフィス Takuya