ワーホリや留学の経験を経て、「海外で就職したい!」と考える方は少なくないでしょう。しかし、全員がその思いを叶えられるかと言えば、なかなか難しいのも現実。。
今回は、海外で働いた経験のある筆者が感じた、海外就職が向く人・向かない人の特徴をまとめてみました。
海外就職を目指すためには、どんな姿勢でチャレンジをしていくと良いのか。ワーホリ・留学後の道筋を考える上での参考にしてみてくださいね。
※向き不向きは、能力の有無や優劣ではありません。誰しも向き不向きがあり、あくまで今回は【海外就職】を考えた際のポイントです。ひとつの参考としてみてみてくださいね。
<目次>
・海外就職が向いている人の特徴
・海外就職が向かない人の特徴
・ワーホリは、自分の未来を見極める最高のチャンス
海外就職が向いている人の特徴
言葉の壁がある環境の中で戦っていく【海外就職】に向いている人には、どんな特徴があるのでしょうか?
(1)コミュニケーション能力が高い
ここで言うコミュニケーション能力とは、語学力のことではありません。十分な語学力が必要とされるのは大前提として、それ以上に「人と積極的に関われる力」を持つ人は、海外就職に向いているといえるでしょう。
海外就職をして、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと働く中では、「空気を読む」「察する」ということはありません。お互いにきちんと言葉をかけあいながら、自分からコミュニケーションを図れる人材が求められます。
(2)柔軟性(異文化に対する理解)がある
変化に対応できる柔軟性も、海外就職が向く人が持っている特徴のひとつ。慣れ親しんだ日本での働き方や今までの自分のスタンダードばかりを基準にしてしまうと、海外就職後の自分を苦しめてしまう可能性があります。どんな環境でも変化や違いを楽しめる柔軟性は、海外就職において非常に大きな強みになります。
海外就職をする国の文化や制度、そして仕事で必要な知識やスキルまで、なんでも自分から積極的に吸収したい!と思える知的好奇心のある人は、海外就職に向いていると言えるでしょう。
(3)アピール力・行動力がある
海外就職をする際には、日本での就職活動よりもはるかに「即戦力かどうか」を求められます。そんな中、自分がこれまで取り組んできた仕事や自分の強み・成果をしっかりと相手にアピールする力がある人は、海外就職において大変有利と言えるでしょう。
また与えられた仕事をきちんとこなせることは大前提ですが、自分から進んでやるべきことを見つけられる、自分から行動できる人材は非常に重宝され、海外就職向きです。
海外就職が向かない人の特徴
海外就職に憧れがあっても、あまり体質に合わないことを何年もし続けるのは苦しいものです。海外就職に向かない人にはどんな特徴があるのでしょうか。
(1)安定志向
将来の生活の安定を重視して仕事をしたい人は、良くも悪くも成果主義色が強い海外就職は、あまり向かないかもしれません。
結果が出せない人材は解雇されやすく、人材を長く育成するというよりは、高いスキルを持つ即戦力人材が採用される傾向にもあります。度重なる変化は避けたい、安定した雇用を求める方は、海外就職後に苦しく感じる可能性が・・・
(2)受け身体質
海外就職をした場合、自分の仕事における一定の裁量権が与えられる反面、細かな指示まではもらえず、自ら考えて行動していかなければならないことが多いです。
採用後に丁寧に教育をしてもらえる感覚でいると、「なんであの人は言われたことしかできないの?」となってしまう可能性が・・・
(3)自分のやり方へのこだわりが強い
当然ながら、日本と海外では仕事環境が全く異なります。良くも悪くも「日本はこうだから~」と比べがち、「自分のやり方はこうだから~」とこだわりが強い人は、海外就職後に自分自身も苦しくなってしまうでしょう。
日本の常識は世界の常識でないことを理解し、現地のやり方を尊重し、「ここ(現地)ではこうなんだね~」と受け入れられる人が、海外就職には向いているといえます。
ワーホリは、自分の未来を見極める最高のチャンス
もちろん、ここで示しているそれぞれの特徴はあくまで一例で、向かない人の要素の中には努力次第で克服できることも沢山あります。また、これで海外就職がダメというわけでも、グローバル人材ではないというわけでもありません。
海外就職に心地よさを感じるかどうかは、あなた自身が経験をしてみないことには誰にもわからないのです。
そのひとつの手段として、ワーキングホリデーという制度があります。
あなたが充実感を持ちながら働ける場所は海外にあるのか、それとも日本の方が能力を最大限発揮できるのか。ぜひワーホリで海外へ飛び出して、あなた自身の手で見出してみてくださいね。
<前回のキャリアコラム>
【就活準備の実体験】わたしが留学前・留学中にした6つのこと【キャリアコラム#26】
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