現在就活中の方の中には「語学力をアピールしたいけど、どのように伝えたらいいの?」と悩んでいる人も多いと思います。
また、留学やワーキングホリデーなどを通じて、スキルアップの経験がある人でも、効果的なPRにつなげられていないケースも少なくありません。
せっかく努力して伸ばした英語力を、十分に伝えきれないともったいないですよね。そこで今回は、ご自身の語学スキルをアピールする際のコツについて紹介します。
<目次>
・企業が求めているのは「語学力×〇〇」
・語学力を身につける【プロセス】もPRにできる!
・語学力がアップしたことによる【成果】をアピール
1. 企業が求めているのは「語学力×〇〇」
前提として、グローバル人材を求めている企業では、普段のコミュニケーションツールとして、英語は当たり前ということも多くあります。
一定レベルの語学力を求められている場合、「TOEIC 850点」や「6か月間の留学経験がある」といった表現だけでは、自己PRとして少々物足りないかもしれません。
なぜなら、ほかの志望者も同等レベルの英語力をもっている中で、いかに自分を印象づけるかがキーになってくるからです。
ここで企業が求めているのは、「語学力×〇〇」といえるでしょう。
簡単にいうと、コミュニケーションに困らないだけの英語力に加えて、もう一歩ふみ込んだPR要素が必要になってきます。例えば、「語学力×ホスピタリティ」「語学力×マネジメント」など、多様なパターンがありますね。
2. 語学力を身につける【プロセス】もPRにできる!
1. 「理由」をベースに「チャレンジ意欲」をアピール
企業の採用方針によっては、語学力そのものよりも、それを獲得するまでのプロセスが評価されるケースもあります。
そこから、応募者のポテンシャルやパーソナリティを見たいわけです。考えるポイントとして、語学力をアップさせたいと思った「理由」をベースに、積極性をアピールすることです。
「海外にいった時にあまりにも通じなくて悔しかった」でもよいですし、「さまざまなバックグラウンドの人と交流して価値観を広げたかった」でもかまいません。
それがきっかけで、資格取得や留学へのチャレンジなどに至った経緯につなげていきます。「成長意欲」の高さがわかれば、人物面の評価もぐっとアップします。
2. 「適応力」をアピール
海外の語学学校に通ったことのある人や、現地で長期間の就業経験のある人は、「適応力」もアピールにできます。
とくに、日本との文化の違いなどに苦労した経験があれば、それをどのように受け止め、解決しようとしたかを伝えましょう。プッシュポイント次第では、適応力だけでなく「自分をとりまく環境を客観的にみれる」という強みや、課題解決力の評価にもつながります。
採用側にとって、グローバルな人間関係で、柔軟にコミュニケーションがとれることは必須や、新しい課題に対する受容性があることは、大変メリットになります。
3. セルフマネジメント力
意外と自分では気づいていない成長として、「セルフマネジメント力」もあります。
とくに、長期の海外滞在を経験した方は、自分でスケジュールを立て、仕事や学校生活を管理するスキルが求められたと思います。
目標を達成するために、何が必要で、どれだけの時間をあてるか?を見極め実行していく力は、ビジネスでも大いに発揮できます。中長期的なプランニング力ともいえますね。
例えば、語学学校に通っていた場合は、授業以外の時間をどう過ごしていたかを、ふりかえってみるのもひとつです。
ワーホリ経験者であれば、何をモチベーションに働いていたのかや、スキルアップのために、いかにステップを計画したのかについて、まとめてみるとよいです。
目標に向かって、自分自身をマネジメントしながら前進できることのアピールにつなげてみましょう。
・語学力が向上したことによる【成果】を伝える
留学・ワーホリなどを通じて、英語力をアップさせたことにより、どんなメリットや成長があったかを具体的にアピールします。
資格の成果(ケンブリッジ検定FCEレベル、IELTSなら6.5以上など)に加えて、仕事の中でどう役立ったかまで補足すると、採用担当もイメージしやすくなります。
例えば「英語のニュースをリアルタイムで理解できるようになり、リサーチ業務の効率があがった」という感じです。今後も仕事に応用できそうなスキルであれば、さらに効果アップですね。
就労経験のある人なら、「ローカルのお客様を対象に、細かいオーダーまで聞き取れるまでの接客スキルが身についた」のように、「だれを対象に」「どんな業務」をマスターしたのか、具体的なシチュエーションをそえるように意識しましょう。
まとめ
ここまで、英語力をアピールする際のコツについてお伝えしました。あくまで本記事でふれたのは一例です。自身の性格や前職のキャリアなどもふまえて、プラスアルファのアピールポイントを見つけてみましょう。
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