“エコツーリズム”から環境問題を考えよう!

近年よく耳にするようになったエコツーリズムについては、皆さんはご存知ですか?

今回は実際にエコツーリズムを行っている国や地域についてチェックしていきたいと思います。

新型コロナの勢いは収まらず遠出もしにくい状況ですが、コロナ収束後の国内外の旅行の参考にしてみてくださいね!

 

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<目次> 

・エコツーリズムとは?

・国内外の取り組み例

・ワーホリはエコを考える絶好のチャンス


 

エコツーリズムとは?

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エコツーリズムとは、自然や地域住民に考慮した体験型・学習型の旅行のことであり、自然環境や歴史文化など、その地域ならではの魅力を観光客に伝え、保全につながることを目的としています。

 

日本では、1990年頃から民間事業者が屋久島などの自然豊かな観光地でエコツアーを始め、1991年には環境庁(当時)がエコツーリズムに関しての調査を開始しました。

2003~2004年にかけては環境大臣を議長とした「エコツーリズム推進会議」が開催され、2007年には地域で取り組むエコツーリズムに関する総合的な枠組みを定めた「エコツーリズム推進法」が成立しました。

 

エコツーリズムに参加する方の目的としては様々ですが、アクティビティや地域の人との交流の中で出会った新しい価値観や考え方に触れ、環境問題や社会問題について理解を深めたり、気候変動によって将来の存続が危ぶまれている絶景を、それらが失われてしまう前に自分の目に焼き付けたいという人が多いそうです。

 

※エコツーリズムは、エコロジーとツーリズムを組み合わせた造語です。

◎エコロジー:生態学・自然環境保護運動

◎ツーリズム:旅行

 

 

国内外の取り組み例

次に、国内外のエコツーリズムのスポットを少しご紹介します。

 

▼日本

◎屋久島

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屋久島は、1993年12月11日に白神山地とともに日本初の世界自然遺産に登録されました。 屋久島の全面積の約2割に相当する10,747haが自然遺産地域として登録されています。

屋久島のエコツーリズムでは、島のシンボルとも言える縄文杉やハートの形に見えるウィルソン株、某有名アニメ映画のモデルになった苔むす森など、壮大な自然を身近で感じることができます。また、透明度の高い美しい海も魅力の一つで、ウミガメなどの生き物と一緒にダイビングやシュノーケリングを楽しむツアーもあります。

 

▼海外

◎コスタリカ

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中央アメリカ南部に位置するコスタリカは、国土の約4分の1が自然保護区または国立公園として保護されており、地球上の全動植物の約5%、希少種も数多く生息している生物学的にも貴重なエリアと言われています。

そんなコスタリカでは、地元レンジャーと一緒に国立公園やジャングルを散策しながら生態系を学ぶことができます。自然・動物にどっぷり浸かりたい方にお勧めです♪

 

◎オーストラリア

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オーストラリアで有名なスポットは、クイーンズランド州東南部とニュー・サウス・ウェールズ州北東部の広範囲にわたる大森林地帯(ゴンドワナ多雨林群)で、その総面積は36万6507ヘクタールにも及ぶ世界遺産として登録されています。

ゴールドコーストの内陸部から海岸線にかけての、なだらかでありながらも渓谷や滝、森林に恵まれた地形は、長年の火山活動が生んだものであり、ダイナミックな光景に圧倒されること間違い無しです。

ゴールドコースト周辺には日系の旅行会社があり、オーストラリア認定のエコガイドが日本語で案内をしているので、語学力に自身が無い方も安心ですね。

 

ワーホリはエコを考える絶好のチャンス!

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今後、留学やワーホリを利用して世界へ羽ばたく皆さまは、訪れた国を知る選択肢の一つに、エコツーリズムを検討されてみてはいかがでしょうか。

エコツーリズムは、単に自然に触れる事が目的ではなく、自然環境保護についても考えるきっかを与えてくれます。そこで知った情報や体験は今後の皆様の生きる知恵となり、地球に優しい生き方を考えるきっかけになるはずです。

 

それ以外にも、地球の環境問題について考えるきっかに、“SDGs”があります。

2030年までをゴールに17個のミッションを掲げたこの取り組みは、今全世界で普及活動が広がっています。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指し、様々な取り組みが行われているので、気になる方は是非チェックしてみて下さいね。

 


 

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この記事の内容は 2021年07月10日 (土) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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タグ : SDGs, エコ, エコツーリズム, エコ活動, ワーキングホリデー, ワーホリ, 留学

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