最近ではレジ袋の有料化や紙ストローの普及など少しずつ身近になってきたエコな取り組みですが、私たちの周りにはまだまだ取り組むべきたくさんの環境問題があります!
ワーホリや留学で海外へ行く上で、世界中の人たちと議論を行う場も多数あることでしょう。
今日はSDGsの内容にも取り込まれている今HOTな環境問題について、3つ取り上げて詳しくご紹介していきます!!
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《目次》
・①海洋ごみの問題
・②食品ロス
・③再生利用、3R?
・まとめ
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①海洋ごみ
SDGs の「海の豊かさを守ろう」という項目の中に、「海洋ごみ」というキーワードがでてきます。これは自然に分解がされない、人間たちが出したごみで、一番の問題がプラスチックのごみです。環境省の発表によると、2050年の海の中は魚よりごみが多くなるとも言われています。
プラスチックは自然分解されることなく、波にもまれてどんどん小さくなっていき、5mm以下になるとマイクロプラスチックと呼び名を変えさらに問題を深刻化させています。
ビニール袋やこのマイクロプラスティックを餌と勘違いして食べた魚や海洋生物は消化不良を起こし命を落としてしまいます。食物連鎖の中でそれらの魚を食べている海鳥もまた、おなかの中にプラスチックをぱんぱんに溜めて死んでいるなんてケースも起こっています。ついには私たちの食卓に運ばれる魚や貝にまでプラスチックが含まれている可能性が日々高まっているんですね。
日本の周りの海は特にこのプラスチックごみが多いことから問題視されており、取り組みは急務といえます。その多くは川にポイ捨てされたペットボトルや海に捨てられたごみと言われていますが、すでにあるごみを取り除かない限り海はきれいになりません。
したがって自然分解されるプラスチックの使用やプラスチック利用率を下げること、そして海の清掃活動などが必要です。まずはいかにこの問題が深刻なのかを知ることから始めましょう…!
②食品ロス
食品ロスとは、まだ食べることができるのに捨てられてしまう食べ物のことです。SDGsの「つくる責任 つかう責任」という項目でこの食品ロスの削減が挙げられています。
日本では1年間に約612万トン、東京ドームなら5杯分の食品を廃棄しています。1人あたりで換算をすると毎日日本人はみんなお茶碗1杯分のごはんを捨てていることになります。
飲食店やスーパー、コンビニなどの廃棄がほとんどかと思いきや、なんと意外にも料理の作りすぎ、買ったのに食べないで廃棄する、野菜などの皮の剥きすぎなど家庭系の食品ロスもかなり多いんです。数字でみてみると、小売店や工場での廃棄が328万トンなのに対し、家庭内での廃棄が284万トン!
これらの食品ロスはごみとなり、焼却の際にはCO2を排出します。また、灰の埋め立ても負荷がかかるため、環境にやさしくない現状なんですね。
また、日本では当たり前にどこでも食べ物が買えますが、未だ発展途上国では約9人に1人が栄養不足で苦しんでいます。日本は多くの食品を海外から輸入しており、その中には発展途上国もたくさん含まれているはずです。これは日本だけの問題ではなく、日本との輸出入に関わっている海外の国、栄養不足が問題になっている国も関わってきます。
私たちにできることは、食べきれるぶんだけ購入する、正しい野菜やお肉の処理の仕方を知る、料理の際に作りすぎないなど、かなり身近で簡単なことばかりなので、ぜひ意識して日常を過ごしてみましょう。
③再生利用、3R?
SDGsの「つくる責任 つかう責任」という項目に「再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」と明記があります。以前は3R(Reduce・Reuse・Recycle)を大切にしましょうと言われていましたよね。
①Reduce:ごみの量を減らす
②Reuse:繰り返し使う
③Recycle:捨てずに新しいものに作り変える
これらが元となり、今ではさらにこのRが増えているんです!(次回のブログでまたご紹介しますね!)しかし基本はやはりこの3つ、とにかく要らないものはもらわず、買わず、繰り返し大切に使ったのちリサイクルして生まれ変わらせる…
世界と比べてもごみの量はランキング上位に入ってくる日本は、なんと世界にある焼却場の3分の2を持っているんです!もちろんそれだけ有害物質も排出してしまいますし、地球にやさしいとは言えない現状です。
最近ではフリマアプリやサスティナブルなアイテムが流行っていることもあり、自然とこの3Rを実践できている方も多いかと思いますが、今一度モノとの付き合い方も考えられるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。1つしかない地球を大切にするために、世界でもさまざまな活動が行われています。世界に羽ばたくみなさまもグローバル人材として、しっかりと問題意識をもって日々生活できるように心がけましょう!
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