《ソレってあってる?『まちがい英語』で覚える超基本英語!》
第3回目は、~超基本動詞の使い方編 Part.3~
覚えると会話の幅が格段に広がる、 超便利!使役動詞たち をご紹介します。
(使役動詞って何…?) という方、ご安心ください。超簡単です。
自分の代わりに誰かを使役して(行動させて)、何かをやって貰うときに利用する単語だから『使役動詞』です。
たった4つですので、拒否感を無くして、この場で覚えてしまいましょう!
★超基本(使役)動詞の使い方編
『make』&『have』&『let』&『get (to)』
◆ホテルの前にタクシーを待たせる:(シチュエーション)
I made the taxi driver wait in front of the hotel.
I had the taxi driver wait in front of the hotel.
I let the taxi driver wait in front of the hotel.
I got the taxi driver to wait in front of the hotel.
…
今回もよくありそうなシチュエーションですね。
さて、もしもこの状況を誰かに正確に説明したいとき、貴方はどの文章を選びますか?
どれも使役動詞の代表格で、文章自体は正しい英語です。
ですが、シチュエーションに合わせて正しく使役動詞を選ばないと、相手に伝わる印象(ニュアンス)は大きく変わってしまいます。
『使役する』といっても、その方法は色々です。
例えば、強制して無理やりさせる。当然の権利として依頼する。
相手の要望どおりにして貰う。お願いしてやって貰う。
比べて頂ければお分かりの通り、同じ「~させる」という意味でも、それぞれが伝える印象は全く違うものと考えて貰っていいでしょう。
まちがった単語選びをしてしまうと、知らぬ間に酷い人間だと勘違いされてしまうことも。
ここからは、それぞれの単語の使い分けについて見ていきます。
それぞれの違いシッカリとをマスターし、『まちがい英語』を卒業しましょう!
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使役動詞:『make』&『have』&『let』&『get (to)』の使い分け
・makeは「本人の意思に関係なく、力関係で無理やりさせる」…強制力
・haveは「金銭を払ってサービスを利用しやってもらう場合や、親子関係/師弟関係などの当然の権利によって何かをさせる」…当然の依頼/権利 (ニュートラル)
・letは「本人の意思に従い、したい相手にやらせる」…許可
・get (to)は「相手をなだめすかして、何とかやってもらう」…当然ではない依頼/お願い/懇願
をそれぞれ表します。
ですので、先ほどの文章に当てはめてみると…
◆ホテルの前にタクシーを待たせる:(シチュエーション)
I made the taxi driver wait in front of the hotel.
(私はタクシードライバーを無理やりホテルの前で待たせた。)
I had the taxi driver wait in front of the hotel.
(私はタクシードライバーをホテルの前で待たせた。)
I let the taxi driver wait in front of the hotel.
(私は自ら待ちたがるタクシードライバーをホテルの前で待たせた。)
I got the taxi driver to wait in front of the hotel.
(私は何とかお願いをして、タクシードライバーにホテルの前で待ってもらった。)
となります。
シチュエーションによって、どれも正解になり得るのですが、
通常お金を払って、ホテル前にタクシーを付けてもらうのであれば、haveを使うのが妥当でしょう。made や let を選んでしまうと、とても特殊な状況を表してしまいますので、十分気を付けてくださいね。
でも、自ら待ってくれるお付きのドライバーがいるという方は、letを使うケースがあるのかもしれませんね(笑)
因みに、get(to)を使うことで少しへりくだった言い回しにすることが出来るので、会話表現ではかなり重宝します。
例えば、『Can I get you guys to clean this room?』で、(できれば君たちにこの部屋を掃除して欲しいのだけれど、いいかな?) となります。have を使うと角が立ちすぎる場合 (当然の権利と思われたくない場合) などに好んで使われる言い回しですので、是非押さえておきましょう。
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さて今日は、超基本使役動詞の使い方 についてのご紹介でした。
如何でしたか?
ここまでで何度か紹介してきた『get』ですが、更に用途が増えて決ましたね。
このように、基本英語をちゃんとマスターすればある程度の英会話はこなせるようになります。
基本を大切に、みんなで『まちがい英語』を卒業しよう!
ここまで、紹介した記事の復習も忘れずに。
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ソレってあってる?『まちがい英語』で覚える超基本英語!
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