フードロス?昆虫食?食の未来はどうなる?~世界に生きるグローバル人材として考えておきたいこと~

テレビやネットでもよく話題になるSDGs、その中でも今回は「飢餓をゼロに」の目標に関連して、「フードロス」や「昆虫食」や「特殊保存技術」など食の未来についてまとめました!

これから日本だけでなく、世界に生きるグローバル人材として考えておきたい地球の問題を、みていきましょう。

ワーホリ情報局 (1)

 


《目次》

・①SDGsの開発目標

・②食品ロス(フードロス)をおさらい

・③昆虫食

・④特殊保存技術

・⑤まとめ


 

①SDGsの開発目標

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SDGs開発目標2は「飢餓をゼロに」です。

ここでは、「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」という目標のもと2030年までに取り組むべき具体的なターゲットが掲げられています。

 

飢餓が起こる原因はいくつか考えられますが、自然災害が起こりやすく安定して農業ができないこと、紛争が起こっていて十分な食料がとれないこと、農業技術が低いことなどが挙げられます。これからさらに人口が増えていく世界で、今よりももっと多くの食料が必要になってくることが予想されています!

 

②食品ロス(フードロス)をおさらい

フードロス

 

このように世界では未だ飢餓が起こっているのに、日本では1年間に東京ドーム5杯分ものまだ食べられる食品を捨てているんです!これが食品ロス(フードロス)の問題です。

廃棄の際に発生するCO2はもちろん、灰の埋め立てや輸出入にかかわる発展途上国の環境などいろいろな問題があります。食料不足を解決するとともにこの食品ロスを減らす工夫も考えていく必要がありますね。

 

③昆虫食

食料不足を解決すべく、今新しい食として昆虫食が注目を集めています!

このきっかけは、2013年に国連食糧農業機関が出した「昆虫食が食料になり得る」という内容のレポートでした。そこから今や日本でもコオロギや幼虫、バッタなどたくさんの昆虫が食品化され販売されています。

 

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なぜ注目されているか?その理由に「環境にやさしいこと」が挙げられています。

食にまつわる温室効果ガスの量は、私たちが日常で口にしている牛や豚など肉類の消費の際が一番多いとされています。えさの生産、運搬からふん尿処理、そして牛がする「ゲップ」は温室効果がCO2の25倍あるともいわれるメタンが多く含まれており、環境へのダメージは大きいです。

 

これに対し、昆虫の温室効果ガスの生産は牛の約1/6にもなるとも言われており、エサの量や出荷までにかかる時間も大幅に減少させることができます。これが環境にやさしいと言われる理由なんですね。

筋トレをしている方はよく鶏のむね肉を食べているイメージがありますが、コオロギのタンパク質は鶏むね肉が含む量と大差がなく、良質なタンパク質がとれるのも魅力の1つですね。

見た目に抵抗がある人でもパウダーやせんべいなど加工されたものならチャレンジしやすいのでは?

 

④特殊保存技術

意外と知られていないのが、保存技術によってフードロスを減らそうというもの!

例えば宇宙食は宇宙船の中で宇宙飛行士が安全に食事ができるよう、形状はもちろん必要な栄養素の確保や常温で1年半もの賞味期限を有するなど管理が徹底された中で開発がされています。

宇宙食に使われる技術を応用すれば災害用の食品や高齢者向けの食品などの幅がますます広がってきます。

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特にフリーズドライの技術は味や風味、栄養などをそのままに長期的に保存をすることができるため、作物を作りすぎてしまった場合や本来廃棄せざるおえない余った食品などを保存することができます。

もうすでに身近な存在となったフリーズドライの技術が発展していくとともにフードロスの問題の解決策になることも期待したいですね。

 

⑤まとめ

 

いかがでしたでしょうか?今回はSDGsに関連して食の未来というテーマでまとめてみました。技術の進歩に期待するだけでなく、ぜひ自分でできることを少しずつ取り入れてみましょうね!

 


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この記事の内容は 2021年05月31日 (月) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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