ワーキングホリデーで得られる成長

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近年、国際経験がますます重要視され、若い世代が新たなキャリアの可能性を広げる手段としてワーキングホリデーが注目を集めています。ワーホリは異文化環境で働きながら新しいスキルを磨くことができる素晴らしい制度です。

 

しかし、一方でワーキングホリデーの厳しい現実を理解して、しっかりと準備をしなければ成果を上げることが出来ず、人によっては『ただ遊んでいただけ』になり、キャリアに傷がつく可能性もございます。1つの国に対して、人生で一度きりしか使えないワーキングホリデーで成功するためにはどうすればいいのでしょうか。今回はワーキングホリデーで得られる成長と渡航前に考えていただきたいポイントを紹介します。

 


<目次>

・ワーキングホリデーと留学の違い

・充実した海外経験をするために考えて欲しいこと

・ワーキングホリデーで得られる成長


ワーキングホリデーと留学の違い

ワーキングホリデーは一部の国籍の方が利用できる特別な制度で1年間自由に海外で生活を送ることが出来ます。留学と混同されがちですが、制度の目的は大きく異なるためご自身の目的に合わせて計画を立てることが大切です。詳細については無料説明会で解説しておりますが、ざっくりとした違いは下記の通りです。

 

留学:1番の目的は語学力や資格(スキル)を身に付けることです。語学学校や大学、専門学校で授業を受けて外国語スキルや資格、学位を取得することが出来ます。また、海外で長期滞在することで異文化理解の促進にもなり、一部の国や制度ではお仕事や有給インターンをして質の高い就労経験と収入を得ることが出来ます。滞在可能期間は就学期間+αです。

 

ワーキングホリデー:1番の目的は休暇です。しかし、就労が可能で、就学も一定期間許可されております。新しい環境で生計を立てつつ、同時に旅行を楽しむことが出来ます。1年間、休暇を楽しむ方もいれば、英語力がある方はローカル環境でお仕事をされて様々な経験を身に付けることも出来ます。ワーキングホリデーは留学とは異なり、自由度がとっても高い制度になります。滞在可能期間は入国された日から1年間です。

 

ワーキングホリデー最大のメリットは1年間お仕事が出来るということですが、当然語学力が無い、または海外経験がない方が、ワーキングホリデーを使用してしまうと最初の数か月~半年間は語学学校で語学力を上げる時間が必要であったり、生活環境も慣れていないので、1年間お仕事出来ている人は少ないでしょう。また、就活は日本以上に厳しく即戦力レベルの語学力が無ければ、日本食レストランでのお皿洗いくらいしか選択肢がありません。シフトに入れれば生活は維持出来ますが、経験の質が下がってしまい、キャリアに傷がつく可能性もあります。そのため、英語力や海外経験が不足している場合は留学して十分な語学力や人脈を身に着けてからワーキングホリデーにビザを切り替えていただくことを推奨します。ワーキングホリデーは日本人に許された特別な特権ですから、最後の切り札として取っておき、使うタイミングは十分に吟味しましょう。

 

このように留学とワーキングホリデーは目的に応じて向き不向きがあるので、目的からプランを検討する必要があります。留学は語学力や専門的な知識の成長を促進し、資格を得るために適しています。一方で、ワーキングホリデーは仕事を通した経験や異文化体験を求める人に適しています。

 

充実した海外経験をするために考えて欲しいこと

人生で留学やワーキングホリデーに挑戦する機会はほとんどの方が数回しか、ありません。この貴重な海外経験を充実して過ごすために渡航前に考えておくべきポイントを紹介します。

 

1. 目的・目標の設定
今回の海外経験で何を求めるのか、具体的な目的と目標を設定しましょう。設定して達成することによって満足度や充実感を高めることができ、具体的な計画も立てやすくなります。是非、新しいスキルの習得、異文化の理解、友達作り、英語力の向上など、個人の目的に合わせて計画を立ててみましょう。忘れがちですが、曖昧な考えではなく、具体的に立てることがコツです。

 

例)

英語が話せるようになりたい → ケンブリッジ英語検定のFCEを取得して、上げた英語力で英語環境のお仕事に挑戦したい

 

目的・目標が立てられない方は、自己分析をして自分の興味関心を振り返って何が本当に自分にとって重要かを考えてみましょう。どうしても立てられない方は経験者の体験談を参考にしたり、逆に将来〇〇にはなりたくない、といった逆の視点で目的を設定することも出来るでしょう。

 

2. 計画の具体化
目的・目標を立てることが出来たら現状とのギャップを考えましょう。今の自分に何が足りないのか考えることによって計画も立てやすくなり、日々のタスクにも落とし込むことが出来ます。また、曖昧な計画ではなく現実的に達成可能なプランも立てることが出来るでしょう。

 

例)

目的:ケンブリッジ英語検定のFCEを取得して、英語環境のお仕事に挑戦したい

目標の英語力:上級者レベル(Advanced)

現在の英語力:初心者レベル(Elementary)

計画:英語は苦手なので語学学校は1年間行く

今、出来ること:スキマ時間に単語勉強やリスニングを毎日1時間はやる

 

目標のお仕事:英語環境のお仕事

現在のお仕事:対日本人の営業

計画:海外企業でインターンが出来る制度を利用する

今、出来ること:どんな経験があれば、帰国後の就活で有利になるか求人を調べておく&目指したい職業を決めておこう など

 

3.予算の調整

計画を具体化することが出来れば、大まかな予算が見えてくると思います。ご自身の予算と比較して、どれくらい貯金すれば良いのか、他に選択肢はないか、教育ローンを使うか、など相談しましょう。1か月単位でいくら貯金出来るのか計算出来れば、出発日も見えてくるはずなので後は、留学カウンセラーにプランを相談して、学校や国や都市を比較検討し、お手続きを進めていきましょう。

 

ワーキングホリデーで得られる成長

ワーキングホリデーは、ただ働くだけでなく、自己成長の可能性を広げる素晴らしい機会になります。異文化での仕事は、個人のスキルや視野を広げ、豊かな経験をもたらすものと言えます。

 

更なるコミュニケーションスキルの向上が期待できます。海外で働くことは、言葉の壁を克服するための絶好の機会です。仕事で使うことで、自分のコミュニケーションスキルが向上し、実生活でも役立てることが出来ます。この経験は、将来の仕事においても、柔軟性と適応力を高める要素となります。

 

次に挙げられるのは、異なる価値観や文化との交流による対人スキルの向上です。新しい環境では、ローカルの人たちと協力しながら働くことが求められます。これにより、異なるバックグラウンドを持つ人々と協力するスキルが向上し、グローバルな環境でも円滑に物事を進めることが出来ます。また、問題解決能力を高める手段にもなります。時には予測できない課題や障害が発生することがありますが、これらをクリアすることでスキルが身に付きます。

 

さらに、自己主張力と自信の向上にも繋がります。新しい仕事や環境では、自分をアピールし、意見をはっきりと伝えることが求められます。これにより、主体性も身に付けることが出来るでしょう。

 

ワーキングホリデーは単なる仕事や休暇だけではなく、自分自身を深く知り、成長させ、『人間力』を高める貴重な機会です。これを通じて養われるスキルと経験は、将来のキャリアにおいて不可欠なものとなり、一生の宝物となることでしょう。

 


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この記事の内容は 2023年11月16日 (木) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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タグ : キャリアコラム

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