“ワーホリ・留学後、みなさんはどんなお仕事されてますか?” 私たち留学カウンセラーが、よくお客様からいただく質問です。
多様多種、十人十色なワーホリ・留学がある分、帰国後の就職もさまざま。このコラムでは、出発前のみなさんが気になる“ワーホリ・留学経験者のその後”をご紹介していきます(^^)
今回は、25歳で仕事を辞めオーストラリアでワーホリを経験したNICKさんの“ワーホリ後”をご紹介していきます!
<目次>
・渡航前のこと(きっかけ、職業、不安だったこと)
・オーストラリア滞在中の生活(学校・仕事)
・現地でのトラブル、大変だったこと
・帰国後の仕事(ワーホリがくれたキャリアへの影響)
■ワーホリ・留学を決意した理由やきっかけは何ですか?
日本での生活に息苦しさや将来に不安を感じたことがきっかけで、海外渡航を決めました。
■渡航前に不安だったことはありますか?
語学力がとにかく不安でした。
■渡航前の職業
調理師
■オーストラリア滞在中の過ごし方
最初に学校へ3ヶ月通いました。当時まったく英語が話せなかったので、毎日カフェへ通って店員さんと話す機会を増やしたり、学校でやった内容の授業を家でもう一度繰り返す、日記を書くなど工夫をして、3ヶ月の短い間に最低限の会話が出来るようになりました。
学校を卒業してからは、ファームジョブ、ラーメン屋、フードファクトリーで働きました。
日本の厳しい労働環境に耐え、外国人が真似出来ないようなスキルを持って渡航したことは、現地の仕事探しに役立ちました。
ワーホリ前半の半年間は【語学学校での勉強+ファーム】で遊び、後半の半年間は【ラーメン屋とフードファクトリー】で仕事をかけ持ちし、ワーホリに投資した資金を稼ぎながら生活ができたので良かったです。
■現地でトラブルや大変だったことはありますか?
ロードトリップの時に車で事故をしてしまいました。その際、24時間サービスの保険屋さんに電話したのですがまったく繋がらず、繋がっても英語が早すぎたり対応が適当だった為、結局保険を使うことが出来ず、修理費を自腹で払いました。
英語が話せないとサービスもまともに受けられないと良い経験になりました。
またオーストラリアのワーホリから帰国後、フィリピン・マレーシアで仕事をする機会があったのですが、コロナ禍と重なってしまったことでお給料が出なくなって帰国したり、帰国の飛行機が出なくなりそうになったりと情報に振り回されました。
■現在のお仕事
公邸料理人
※公邸料理人とは:調理師としての免許を有する者又は相当期間にわたって料理人としての職歴を有する者で,在外公館長の公邸等における公的会食業務に従事する資格があると外務大臣が認めた者をいいます。在外公館は任国政府等との交渉・情報収集・人脈形成等の外交活動の拠点であり,在外公館長の公邸において任国政財官界等の有力者,各国外交団等を招待して会食等の機会を設けることは,最も有効な外交手段の一つです。この際に高品質の料理を提供すべく,在外公館長は通常,専任の料理人を公邸料理人として雇用し帯同しています。
■ワーホリ経験はキャリアに与えてくれた影響
生き方の選択肢が増えて人生を豊かにしてくれました。
自分が「日本だけでは無く、海外でも働ける」という選択肢を得られたことは、今の日本が経済的に厳しい状況にある中でも安心感に繋がってます。
■これから渡航されるみなさまへのメッセージ
もちろん遊びで渡航しても良いのですが、キャリアに繋がる経験として渡航するのなら、海外に行くのがゴールではなくしっかり計画を立て、ワーホリ後どうしたい、どうなりたいのか具体的に考えて行動し、有意義な渡航になればと思います。
僕がワーホリをしてから沢山の人に出会いましたが、現在英語を使った仕事をしてる人は極小数だと感じています。
色んな正解はありますが、行くだけでは何も変われないので、周りに流されない強い意志で頑張ってください。
いかがでしたか?
ワーホリは、若い世代であれば誰にでも平等に与えられている、海外生活のチャンス。
夢のあるワーホリ制度を上手に利用できれば、これまでの職歴や海外経験を活かして、大きくキャリアアップができる可能性があります。
今後も“ワーホリ・留学経験者のその後”を紹介していきますので、みなさんのワーホリ後のキャリア形成の参考にしてくださいね♩
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