日本と海外の働き方の違い【カルチャーショック】

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海外生活を始めると、日本では常識と考えている事が全く通用せず、カルチャーショックを受ける事が多々あります。それはホームステイをしている時、語学学校の友達と会話をしている時、どこかへお出かけしている時など様々なシチュエーションがありますが、仕事でも日本と海外では働き方が全く異なるケースが多いです。

 

日本社会の典型的な文化である『終身雇用制度』『年功序列』『サービス残業』は近年減少傾向ですが、現代でも根強く残っている企業も多いです。特に『サービス残業』は社会問題になり『過労死』の事を英語でも『Karoshi』と訳されている程、日本人=働き過ぎというイメージは世界的にも有名。

今回は海外と日本の働き方の違いを紹介し、少しでも海外で働き始める前の知識としてご活用いただけると幸いです。

 


<目次>

・日本と海外の働き方の違い

  ①労働時間

  ②有給

  ③サービス残業

  ④雇用期間

  ⑤昇進・昇格

・海外の働き方まとめ


 

日本と海外の働き方の違い

早速、日本と海外の働き方を簡単に比較してみました。

仕事

あくまで傾向ではありますが、ご覧いただいた通り、日本と海外では働き方が全く異なる事がわかりますね。現在、日本で働いている方はいかがでしょうか。2019年4月に施行された『働き方改革』によって以前と比べると労働環境が改善されたと感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、今も厳しい労働環境で生活されている方も少なくはありません。

 

それでは、それぞれの項目についてもう少し詳しく見てみましょう。

①労働時間

ある調査によるとパートタイムを除いた日本人の労働時間は年間約2000時間。これは全世界で第1位でした。何故、日本人の労働時間はこんなにも長いのでしょうか。原因は多数ありますが『単純な人手不足』や『残業=頑張っている証拠という認識』が上げられます。

 

一方、海外では残業はせずに定時に上がる人が多いです。実際に私が海外で働いていた時も定時になった瞬間に退社する人がほとんどで、残ろうとすると『今やらないで早く帰りなさい』と注意を受けた事があります。これは『残業=時間管理が出来ない人、仕事が遅い人』という考えがあるためです。時には残業しないと終わらない仕事もありますが、これから海外で働く際はこういった考え方を念頭に置いて仕事してみてくださいね。

 

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②採用

日本ではアルバイトも正社員も、1から育て上げる未経験採用が当たり前に行われていますよね。教育のためにコストはかかりますが、ポテンシャルが高い人を採用することが出来たり、短期間で人員を増やす事が出来るのでメリットもあります。

 

しかし、海外では即戦力採用が主流です。例えば、一般企業でも日本の様な新卒採用制度は無く、人員が減ったときに募集をかけます。学校を卒業したばかりの人は当然雇ってもらう事が難しいため、まず長期インターンに参加し経験を積んでから正式に採用が決まります。日本でインターンと聞くと職業体験の様なイメージがありますが、海外でいうインターンは社員の1人として責任を持って仕事をするため、採用されれば実際に働きながら実践的なスキルを身につける事が出来ます。

アルバイトの場合はコミュニケーションが問題無ければ雇ってもらえる事もありますが、少しでも専門的な知識が必要な仕事になると、経験が無い場合は採用は難しいでしょう。もし、海外で飲食店以外の仕事を探す場合は、ご自身のスキルを活かして就活する事がとっても大切です。

 

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③有給

ある調査によると日本人の有給消化率は約50%で最低レベルです。海外では仕事が忙しくても『有給=労働者の権利』という考え方が根強いので100%消化する人が多いです。日本も働き方改革によって1年間に一定数消化することが義務付けられましたが、皆さんはしっかり有給取れていますか?自分が休むことによって周りに迷惑が掛かってしまう、と取りにくく感じている方も多いかもしれません。

 

私が海外で働いていた時は突然同僚が数週間来なくなり「辞めたのかな」と思っていたら、有給取ってました、というオチがあります。周りに迷惑を掛けないように休まず働くことも価値があるかもしれませんが、働き続けていると肉体面も精神面も疲れてしまい良くありません。もし海外で働く際に有給が使える職場なら、堂々と取って休息を取ることも大切です。

 

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④雇用期間

日本では『1つの会社で働き続けることが美徳』といった考え方がありますが、海外では転職が当たり前です。何故なら会社ではなく、自分のスキルアップや家族との時間が第一優先という方が多数派だからです。少しでも他の会社の方が給料や待遇が良ければ、比較的気軽に転職をします。

 

この考え方は転職に限ったことではなく、平日の過ごし方にも現れています。日本では残業が終わったら同僚と飲み会をして深夜に帰宅、というような生活を送っている人も多いですが、海外では定時に上がったら家族や友人と食事している人がとっても多いです。会社中心ではなく、家族中心で全てが回っているというのは素敵ですよね。

 

⑤昇進・昇格

日本では年齢を重ねる毎に給与が増える年功序列の考え方が根強いですよね。しかし、海外では年齢は一切関係なく成果重視です。業績が良ければ給与が高くなりますが、業績が低ければ給与は上がらず最悪のケース、解雇になる事もあります。

 

自分が努力した分だけ給与・賞与に反映されるので社員は成果を出すために必死に働いています。また、給与は交渉する事も一般的で自分の業績に対して十分な給与が支払われない場合は上司に直談判します。逆に相談しなければ現状に満足していると考えられてしますので、積極的にアピールすることが大切です。

 

英語にない 日本語

 

海外の働き方まとめ

・残業はせず、必ず定時で上がれるようにする

・即戦力採用が主流。語学力+スキルが大事

・有給は労働者の権利

・転職は当たり前。自分や家族が第一優先

・成果重視の社会。積極的にアピールすること

是非、上記5つのポイントをおさえて、理想の海外生活を実現させてくださいね。

 


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この記事の内容は 2022年10月21日 (金) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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タグ : ワーホリ, ワーホリ準備, 帰国後の就職, 海外就労, 留学

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