ワーホリや留学出発直前!誰しもが経験するのが航空券の予約です。
コロナ禍の規制が緩和されつつはあるものの、まだまだ国によってルールが大きく異なります。
今回は航空券を予約する際のポイントを、昨今お客様から寄せられているフライトトラブルと併せてご紹介します!
<目次>
・予約は往復分?片道分?
・値段だけで決めないで!行きの便こそ「直行便」を取ろう
・実際に報告された、最近のフライトトラブル
予約は往復分?片道分?
「海外に行くときは、往復航空券を予約しないといけませんか?」
こんなご質問をよくいただきますが、この質問に対する答えは「国とビザによる」です!
観光ビザで海外へ渡航する際には、往復航空券の予約が必須。
ですが、学生ビザやワーホリビザで渡航をする場合には、片道航空券でも渡航できるケースが多いです。
また片道でOKの場合にも、「復路便を購入できる資金を持ってるよ」という証明の為、残高証明書が入国時に必要なことも。
ご不安な方は、ご自身の担当カウンセラーに早めに確認をしてくださいね。
値段だけで決めないで!行きの便こそ「直行便」を取ろう
航空券の比較サイトなどを見ていると、便によって金額が大きく違うケースがありますよね。
「楽をとるか、安さをとるか…」それぞれ比較をして、金額の安い方を取りたくなる気持ちも理解できます。
ただし、行きの便くらいは必ず直行便を取ることを、強く強く推奨します。その理由はずばり、「行きの便こそ、トラブルが多いから」です。(実際のトラブルは次の項で!)
国や都市によっては乗り継ぎ便しか無い場合もありますが、そうでなければ直行便を予約するように心がけましょう。
それでもどうしても乗継便しか無い!という場合には、以下の点に十分注意して予約を行ってください。
★注意点①経由国の乗り継ぎ規制を確認してください
国によっては、その国に入国せず(空港から出ず)乗り継ぎをするだけであっても、PCR検査の陰性証明書が必要な場合や、ビザの申請が必要なケースがあります。
ワーホリで渡航する先の国だけでなく、フライトで経由する国の規制も確認を忘れずに。外務省や各国大使館の案内ページを参照しましょう!
ワーホリ協会では、直行便のご利用を強く推奨しています。乗り継ぎ便を利用される方の経由国規制はご自身で確認いただいていますので、十分に注意して利用するようにしてください。
▼外務省:海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
★注意点②乗り継ぎ時間は3~4時間以上確保しましょう
昨今は各国航空会社(各空港)が大幅な人員削減を行っており、入国審査や乗り継ぎに予想以上の時間がかかるケースが散見されます。
「乗り継ぎに間に合わなかった」というご報告が毎週多数届いておりますので、乗り継ぎ時間はできれば4時間以上確保しておくことをお勧めします。
実際に報告された、最近のフライトトラブル
トラブル事例①経由国のルールを知らず、飛行機に乗れなかった
2022年春頃、カナダ・バンクーバーへワーホリに出発したSさん。航空券の予約が出発1か月前とぎりぎりになってしまい、直行便の価格が上がってしまっていたため、価格の安い”アメリカ経由・バンクーバー行き”の航空券を予約しました。
当時カナダは「新型コロナワクチンの接種証明を持っていれば、出発直前のPCR検査は不要」とされており、Sさんもその案内に沿って準備をして空港に向かいました。
ところが空港に到着してチェックインをしようとしたところ、航空会社のスタッフに「アメリカは乗り継ぎだけでもPCR検査・陰性証明が必要」と言われて大慌て!!!当然、そこからPCR検査をしても予定の飛行機には間に合うはずが無く、泣く泣く翌日の航空券を取り直し、1日遅れで出発したのでした。
※2022年6月12日以降は、アメリカへ空路で渡航(入国・経由共に)する方の直前検査は不要とされております。(入国規制は時期により変更となる可能性がありますので、必ず最新情報を確認してください。)
トラブル事例②経由国での乗り換えが間に合わず、飛行機に乗れなかった
国境再開後、長らく待ちわびたオーストラリア留学へ出発したKさん。コロナ禍ということもあり直行便が飛んでおらず、”日本⇒シドニー⇒ブリスベン”の乗継便を利用しました。
日本とオーストラリアの間に他の国は経由しませんので入国ルールの心配はなく、無事に出国審査を済ませることができ、経由地のシドニーに到着。
ところがそこでトラブルが!
現地の航空会社がかなりの人員削減をおこなっているせいか、乗継便のチェックインがぜんぜん回っておらず、なんと並んでいた多くの乗客が「このままだとチェックインが間に合わないから、乗り継ぎ便には乗れない」と言われてしまったのです!!!しかも「その日の後続便は全て満席で、明日の便まで待たないといけない」と。
Kさんが予約した航空券は、シドニーでの乗り継ぎ時間が2時間しかないぎりぎりのものでした。もし乗り継ぎ時間が4時間ほどあれば、きっと間に合ったはず・・・結局Kさんは翌日早朝便への振り替えができましたが、余計に1泊分の出費を余儀なくされたのでした。
トラブル事例③経由地で荷物のピックアップをしておらず、荷物が届かなかった
イギリス留学のため、無事ロンドンに到着したMさん。
他国での乗り継ぎも無事でき、最終目的地に着いて安心しきっていましたが、飛行機を降りたあといつまで経っても自分のスーツケースが出てきません。
おかしいと思ったMさんはすぐに空港職員に確認。すると、実は経由地で一度荷物を預けなおさなければならなかったのに、それをしていなかったことが原因で、ロストバゲージ(荷物の紛失)を招いてしまっていたのです!
乗り継ぎ便であっても、最初の出発地で預けた荷物が自動的に最終到着地まで届けられる場合もあります。しかし、便によっては経由地で荷物を預けなおさなくてはならないケースもあり、自分が利用する便がどちらなのかを事前に確認する必要があります。
この案内は予約時、もしくは最初の出発地でチェックインの際に航空会社のスタッフから伝えられることが多いのですが、Mさんはきちんと認識が出来ていなかったようです。
スーツケースは3日後に無事ロンドンの空港に到着しましたが、手元に届くまでの衣類などは、到着直後に現地調達をしなければならなくなってしまったのでした。
このほかにも、
「出発が羽田空港だと思っていたら、成田空港だった( ゚Д゚)」
「午前9時発だと思い朝早く空港に行ったのに、午後9時だった(AMとPMの見間違い)」
「家から持ってきたパスポートが、更新前の古いほうだった( ;∀;)」
そんなまさか~~~と思うかもしれませんが、これらはすべてこれまで実際にワーホリ協会へ寄せられたトラブル事例です。
出発前の準備段階、どうしても値段に目が行きがちな航空券選び。
ですが、ワーホリや留学で余計なトラブルを自ら招かことのないよう、可能な限りリスクヘッジはしておきましょうね。
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