イタリアとフィンランドがワーホリ協定国に加わり、ヨーロッパへのワーホリに熱い注目が集まっています!イギリス、フランス、ドイツ、スペイン…あなたのお気に入りの国はどこですか?
せっかくヨーロッパの国にワーホリ滞在するのであれば、1か国だけではなく、近隣のヨーロッパの国をあちこち回ってみたいですよね!
今回は、ヨーロッパ各国の魅力と、ヨーロッパ周遊の際の注意点について紹介します。
<目次>
・ワーホリしながらヨーロッパを周遊しよう!
・ヨーロッパのワーホリ協定国は?
・ヨーロッパ周遊の際の注意点
ワーホリしながらヨーロッパを周遊しよう!
ヨーロッパの魅力は、独自の言語や文化、それぞれの自然や風土を持った異なる国々が、とても近い範囲で、しかも多くは陸続きで集合していると言うことです。
日本は島国ですから、外国へ渡るとなると一大事ですが、ヨーロッパの国々の、特に国境付近では、非常に気軽に隣国へ移動することができます。
例えばスイスに住んでいながら、今日はランチはイタリアでパスタを食べて、夜はフランスでエスカルゴを食べよう!などと言うことが可能になります。素晴らしいですよね!
日本からヨーロッパの一つの国に渡航しようと思うと、国にも寄りますが通常飛行機で12時間以上、渡航費も10~15万円程掛かってきます。しかし、ヨーロッパの国に拠点を持てば、国から国への移動は飛行機はもちろん、電車やバス、フェリーなどで簡単に出来ます。
隣接する国同士であれば、電車に1時間ほど揺られるだけで首都から首都へ移動できたり、費用も飛行機を使ってさえ2,000円程で済んでしまったり。中には公共交通機関を使わずに、自転車で複数の国の移動を楽しむ人も居ます。本当に、日本の国内旅行よりも気楽に移動できるのではと感じるほどです!
だからこそ、一度ヨーロッパに拠点を構えたら、一つの国に留まり続けるのは勿体ない!是非とも周遊を楽しんで頂きたいのです。
特にワーキングホリデーのように、仕事をしながら長期で滞在できるのは強みですね。しばらく働いて旅行資金を溜めたら、南の方をぐるっと周って旅行する。満足して帰ってきたら、数か月頑張ってお仕事をして、また次は北の方を周遊する。これぞワーホリの醍醐味と言うものです。
ヨーロッパのワーホリ協定国は?
ところで、ヨーロッパの中で、日本からワーホリビザで渡航できる国はどこがあるのかご存じでしょうか?まずは1か国ずつ簡単にご紹介しましょう。
【イギリス】ヨーロッパで最も人気の渡航国!渡航しやすい英語圏であり、YMSビザが降りれば2年の滞在が可能!生のブリティッシュイングリッシュが学べます。
【アイルランド】イギリスに次いで人気のアイルランド。同じく英語圏でありながらイギリスよりも生活費が抑えやすい。ケルト文化やアイリッシュパブが楽しめます。
【フランス】フランス料理やワインが魅力!アートやファッションの中心地である「花の都」パリで、オシャレな滞在が可能です。
【ドイツ】中世の趣を残す古城や宮殿が点在する街並み。規律を重んずるドイツの人々の人柄は日本人にとっては馴染みやすいかも?
【デンマーク】北欧諸国の南端に位置し、500以上の島々からなる大自然の美しい島国。福祉や教育、デザインなどで世界から注目されています。
【ノルウェー】国土の半分は森林。20万を超す湖沼と、世界最大のフィヨルドを持つ迫力の国です。バイキング時代に想いを馳せながらフィヨルドを一望しましょう。
【ポーランド】現在は7つの国に囲まれ、分割と統合の歴史を歩んできたポーランド。アウシュヴィッツ強制収容所やショパンの国としても有名。
【ポルトガル】ヨーロッパの最西端。日本が初めて接した西洋の国、ポルトガル。大航海時代のロマンを追いかけて旅をするのも魅力的ですね。
【スロバキア】国土のほとんどが山岳地帯の小さな国。山岳民族の伝統文化が残る村や、中世の雰囲気そのままの街並みなど、文化遺産の宝庫でもあります。
【オーストリア】アルプスの大自然に抱かれた国、オーストリア。宮廷文化が花咲いた街「音楽の都」ウィーンでで、モーツァルトやシューベルトに耳を傾けてみるのも素敵ですね。
【ハンガリー】ドナウ川が国土の真ん中を流れるハンガリー。日本人が大好きな温泉が楽しめる国でもあり、毎年多くの観光客が訪れます。
【スペイン】陽気で明るい国民性が魅力の「太陽と情熱の国」スペイン。サッカーやダンスやカーニバルなど、刺激的な滞在が楽しめます。
【チェコ】絵本のように美しい街並みが残るチェコ。首都プラハは「建築博物館の街」「百塔の街」と言われるほど、どの建物を見ても絵になります。
【アイスランド】イギリスのさらに北部に位置する小さな島国。200を超す活火山と国土の12%を占める氷河が両立する、「火と氷の島」です。
【リトアニア】近年、ヨーロッパの穴場観光地として注目されるバルト三国の中で一番南に位置する小国です。森と湖と、味わい深い街並みを楽しめます。
【エストニア】バルト三国の最北端。おとぎ話のような美しい街並みを楽しめます。同時に、世界を引っ張るIT国家としても有名。
【スウェーデン】14の島を橋で結んだ「水の都」ストックホルムは、「北欧のベネチア」とも称される美しい街並みが魅力です。
【オランダ】運河沿いの風車と、一面に咲き乱れるチューリップで有名なオランダ。美味しいチーズを食べながら、ゴッホなどの絵画を楽しむのも良いですね。
今回新しく加わった2か国についても、簡単にご紹介しましょう!
【イタリア】イタリアと言えば、美味しいイタリア料理!ピザやパスタを筆頭に、舌鼓がとまりません。また、古代都市ローマでは、コロッセオやフォロ・ロマーノの遺跡やパンテオンなどの歴史ある建造物が壮大な景観を作っています。
その他にもファッションの中心地ミラノや、ルネッサンス時代の中心地であったフィレンツェ、ゴンドラで水上を移動する風景が象徴的なヴェネツィアなど、魅力あふれる都市ばかりです。もちろん、サッカー観戦も外せませんね。
【フィンランド】フィンランドは、その国土の約80%が森林と湖沼や河川に覆われている、まさしく「森と湖の国」!冬のシーズンには美しくも神秘的なオーロラを見ることができる、世界的にも人気の高い観光地です。サンタクロースの住む国としても有名ですよね。
北極に近いエリアでは、夏には太陽の沈まない白夜を体験することができます。日本でも大人気のサウナは、フィンランドが発祥の地。寒く厳しい冬も、暖かく過ごせそうですよね。
ヨーロッパ周遊の際の注意点
距離も近く、移動が容易なヨーロッパの国々ですが、周遊をする際には気を付けて頂かなくてはいけない点があります。それがシェンゲン協定国の滞在可能期間です。
シェンゲン協定は、加盟している国の中で移動する際に出入国審査が免除され、パスポートが不要となります。協定国内に入る際に、一度審査を通れば、その後協定国内でどれだけ移動をしても、審査を受けなくても良いと言うことなんですね。
(※シェンゲン協定の加盟国は、EU加盟国とは異なりますのでしっかりと確認してください!)
これはヨーロッパ圏内の人やモノの移動を自由にする非常に素晴らしい協定なのですが、日本人が加盟国を旅行する場合、ビザなしの滞在可能期間は「あらゆる180日間における90日」というルールが定められています。これは、「過去180日間の中で、シェンゲン協定の加盟国に滞在した日数の通算が90日を超えてはならない」と言うことです。
例えば、1月1日から、30日間シェンゲン協定協定国に滞在したら、6月29日(1月1日から数えて180日)までに、トータルであと60日間滞在することができます。
もしも1月1日から3月31日まで90日間連続でシェンゲン協定国内で過ごしたのであれば、6月29日まで再入国することはできません。再度シェンゲン協定国に渡航を希望する場合、6月30日以降であれば再度90日間の滞在が許可されます。
例①)
■シェンゲン協定加盟国入国:1月1日
■シェンゲン協定加盟国出国:1月30日
■総滞在期間:30日
⇒ 6月29日(1月1日から180日)までにあと60日間滞在可能
例②)
■加盟国入国:1月1日
■出国:3月31日
■滞在期間:90日
⇒ 6月29日(1月1日から180日)まで再入国は不可
⇒ 6月30日から新たに90日間滞在可能
このルールを破って滞在期間が90日をオーバーしてしまうと、罰金や国外退去、入国拒否等の処置を受けてしまう場合があります。旅行を計画する際は必ずの滞在日数を把握し、90日を超えてしまわないよう注意しましょう。
いかがでしたか?
ワーホリ協定国が増えたヨーロッパで、素敵な滞在を楽しんでくださいね。
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