ワーホリでチャレンジできる仕事はたくさんありますよね。
これから渡航する人は、「まずは語学力を伸ばしてから仕事を探そう」という人も多いかと思います。すでに現地滞在中の人や、ある程度の語学スキルがある場合は、「もう1レベル上の仕事に挑戦してみよう!」と考えていらっしゃる方も少なくないでしょう。
一般的に、ワーホリでの仕事は、高い語学力やビジネススキルが求められる職種ほど、給料も高くなる傾向にあります。
なかでもオーストラリアは、最低賃金が1時間あたり23.23ドル(約2,300円)[2023年12月時点]と、ワーホリ人気国でもトップクラス。
そこで今回は、渡航者も多いオーストラリアを参考に、雇用形態や人気の仕事の時給についてご紹介します。
<目次>
・オーストラリアの雇用形態を知ろう
・ワーホリで人気の仕事&時給
オーストラリアの雇用形態
・カジュアル(Casual)
・パートタイム(Part-time)
・フルタイム(Full-time)
1. カジュアル
カジュアルとは、日本のアルバイトとほぼ同等の働き方です。
うれしいのはオーストラリアでは、パート/フルタイムより、割増しの最低賃金レートが設定されている点です。(29.03ドル(約2,800円)
そのかわり、有給休暇がなかったり、福利厚生の手当てが少ないため、その点はあらかじめ知ったうえで、検討しましょう。
2. パートタイム
フルタイムと同様に有給の権利があります。
ただ、フルタイムと異なるのは、週38時間の労働が保証されないという点です。ただし、1日3時間という最低勤務時間は確保されています。
学校と仕事と両立したい人や、カジュアルよりもしっかりとした手当で、安心して働きたい人にとっておすすめのスタイルです。
3. フルタイム
日本でいう正社員に該当します。
有給・病欠も使え、週38時間以上の労働が保証されています。また給料が固定のため、半年・1年先の将来プランが立てやすくなるのもメリットです。
ただ、語学学校に通う場合や、スケジュールが不規則になりやすい人は、フルタイムはきびしいかもしれません。
実情、ワーホリ・留学生にとっては、学校との両立などの兼ね合いから、カジュアル / パートタイムが一般的です。
ワーホリで人気の仕事&時給
※時給はあくまで目安となります。諸条件によって変動しますので、ご留意ください。
ローカルレストラン(ホール):$AUS 25-30
ローカルレストランは、オーナーや働いているスタッフがローカルの方が多く、日本人が少ない特徴があります。そのため日々の業務で、高い英語力が求められます。
そのぶん、日本食レストランよりも時給が高い傾向にあります。ですので、語学力に自信がついてきた人や、ジャパレスよりも稼ぎたいという人にとっておすすめの仕事です。
傾向として、経営者の国籍が幅広い、個人経営店よりも、大手チェーンやオージー経営のほうが、収入が安定しているようです。
バリスタ:$AUS 26-28 (※要資格)
世界中でもコーヒー文化が根付いているオーストラリア。カフェが大変多いため、美味しいコーヒーを作ることができる、バリスタ需要も高く、ローカルの人にも人気の職種です。
また、シドニーやメルボルンを中心に、語学学校で留学生向けにバリスタコースを開講しているところも数多く見られます。
資格をもっていると、就職先も見つけやすくなるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみるといいかもしれませんね♪
バーテンダー:$AUS 30-35 (※要資格)
時間を効率よく使いたい方には、主に夜に働くバーテンダーもおすすめです。日中と夜とでダブルワークすることで、かなり収入アップが見込めます。
ただし、実際に働くとなると、お酒の知識だけでなく、お客さんとの会話力も求められるため、経験値や語学レベルは高くなります。時給は都市部で30ドル~40ドル、郊外でも25ドル~くらいが相場です。
オーストラリアでは、アルコールを提供する仕事に就く際には、『Responsible Service of Alcohol(RSA)』のトレーニングを修了していなければなりません。
バーに限らず、アルコールを提供しているレストランやクラブで働くときにも、このRSA資格を求められることがあります。
レセプショニスト:$AUS 25-35
レセプショニストとは、お店や観光施設で来客の対応をしたり、案内をする仕事です。雇用先によっては事務的な業務を行うこともあります。
言葉づかいは勿論、プロフェッショナルな対応を要求されるため、難易度はかなり高くなります。その分ほかの職種に比べると、時給は高めといえます。
アシスタントナース:$AUS 30-35 (※要資格)
アシスタントナースは、正看護師や准看護師を補佐する職種です。医療に関わる職業のため、やはり専門の資格が必要となります。
資格には種類がありますが、高齢者施設が主な就労先となるものでは『Certificate III in Individual Support (Ageing)』というコースがあります。
こちらは、オーストラリアの公立の職業訓練校TAFE(テイフ)にて受講し、コース修了証をもらうことで、勤務が可能になります。
ベビーシッター(オーペア):$AUS 23-25
子どもと関わることが好きなら、子どものお世話をするベビーシッターの仕事もあります。オーストラリアではオーペア(au pair)と呼ばれています。
基本的には住み込みのことが多く、家賃と食費を無料で提供してもらう代わりに、洗濯や掃除、子どもの送り迎えなどのお世話を行います。
受け入れ先の家庭によっては、給料が低くなることもありますが、食費などを抑えられるため、節約になりますね。
ファーム:$AUS 23-30(時給の場合)
オーストラリアは農業の仕事も人気です。
働き方としては、時給制と歩合制があります。歩合制だと、例えばフルーツピッキングなら、果物を詰めたケース単位で、賃金が支払われるような仕組みになっています。
シーズンや仕事内容によって給料の変動が大きいため、情報収集をしっかりするようにしましょう。
また、「セカンドワーホリビザ」取得のために、ファームを選ぶ人も多くいます。
オーストラリアでは、政府指定の地域で3ヶ月以上の季節労働をすることにより、2年目のワーホリ滞在ができる制度があります。
そのため、滞在を延長したい方にとっては、ファームジョブも選択肢となるでしょう。
まとめ
いかがでしょう。ワーホリで収入を得るイメージが膨らみましたか?もちろん時給は大事ですが、仕事で伸ばしたいスキルや、自身の語学レベルにあった仕事を見極めて、チャレンジできるといいですね!
※今回ご紹介した職種はあくまで一部です。滞在エリアの特徴もふまえて、仕事先を探しましょう。
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