ワーホリに行って現地でやりたいことの1つとして挙げられるのは、現地でバイトや仕事をしてみたい!ということではないでしょうか。
語学力向上のため、生活費のため、友達作りのため、経験値アップのため・・・。様々な目的のためにバイト経験をしてきたいワーホリ利用者はたくさんいると思います。
そこで今回は3ヵ国で仕事探しをして実際に海外でバイトをしたスタッフの経験を踏まえ、ワーホリでバイト面接をするときの必勝法をお伝えいたします。
<目次>
・バイト面接に備えるには準備が大事
・なるべく多くの面接機会を設けよう
・面接時に気を付けること
バイト面接に備えるには準備が大事
日本でも海外でもアルバイトの面接を行う前にはまずしっかりとした準備が必要です。
どこの国でも仕事探しを行う際、知り合いの紹介などコネクションがない限りはまず書類面接があります。そのため、履歴書(Resume/CV)を送る時点で「直接話を聞いてみよう」と雇用主の方から思っていただける魅力的なものを仕上げなければなりません。
まずは面接にたどり着くまでに必要な下準備をしっかりとしていきましょう。
1. 履歴書(Resume/CV)の準備
海外の履歴書は日本と形式が異なり、日本のように元々市販などでフォーマットがあるわけではなく、一からWordやExcelなどを用いて自分仕様に仕上げていきます。
もちろん、こんな風に書いたほうがいい、このように段分けしたほうがいいなど検索すればテンプレートはウェブ上にたくさんありますが、お店などで履歴書のフォーマットが売っているということはないので、海外でバイトをする予定がある人は必ず現地にパソコンを持って行きましょう。
また、日本では学歴や職歴を古いものから順に書きますが、海外では逆です。新しいものから先に書いていきます。人によっては証明写真のように個人の写真を載せるケースもありますが、基本的に海外では差別の対象になりうる証明写真、性別などの明記はしません。
一番大事なことはやはりその仕事に適する経歴やスキルがあるかどうかですから、アピールポイントを明確に記載し、雇用主にしっかり自分の言葉で自己PRをするための準備をしましょう。
もっと海外用の履歴書の作成方法が知りたいという方は以下リンクよりご紹介してますのでぜひ参照してみてください。
2.英語(語学力)と質疑応答の準備
海外でのバイト面接では、基本的に英語でのコミュニケーションが必要となります。もし非英語圏に行く場合は、その国の言語で行われるためしっかりと準備をしてください。
まだその国の言語に慣れていない場合、仕事内容によっては英語で面接をしてくださるケースもあります。雇用主の方に事前に確認してみましょう。
ちなみに筆者の体験談としては、ドイツワーホリ中にバイト探しをしたとき、ダメ元ではありましたが、英語の履歴書を送ると特別に設けていただいていた英語インタビューのグループ面接に招待していただいたことがキッカケで現地でお仕事をゲットしました。
日本で面接をする際にもだいたいの面接で共通して聞かれる項目はあると思います。例えば過去の職務経験、志望動機、入社可能日、自分自身のこと(長所や短所など)について、これまでのご自身のアルバイトや仕事経験を踏まえて事前にしっかりと準備をしておきましょう。
そして、そのよく使われるフレーズや質問についての答えを英語(またはその国の言語)で準備をして、自信を持って会話できるようにしましょう。
ただし、事前に準備したフレーズの丸覚えは厳禁です。なぜなら面接時に緊張して一つでも用意した単語がわからなくなった場合にパニックになってしまうからです。
あくまでいくつかのパターンを用意しておいて、こういう場合はこのような感じで答える、という練習を何度もしておきましょう。
最後にだいたいの面接の場で「何か質問はありますか?」と最後に聞かれるケースが多いと思います。これは日本でも同じかと思いますが、この場合「質問が特にない」と答えるのではなく働く意志を伝える絶好の機会でもありますので1,2つ質問は用意しておきましょう。
3. 服装の準備
いくら海外でも希望する職種によってはカジュアルすぎる服装で臨むのは厳禁です。面接時の服装は第一印象を左右します。適切な服装を選び、清潔感のある外見で面接に臨みましょう。アルバイトの業種や企業の雰囲気に合った服装を選ぶことが重要です。
なるべく多くの面接機会を設けよう
初めての海外でバイト面接に臨む場合、1つ目の面接で仕事が決まる、ということはとてもラッキーなケースです。
日本食レストランなどで、日本語ベースで仕事をする場合には日本人であること自体やビザの期限が長ければ長いほど有利に働き、すぐ決まった!ということはあるかもしれませんが、ほとんどの場合は慣れない面接ですぐ決まるということは少ないでしょう。
そこで大事なことは「面接は回数を経てマッチ度をあげていく」というマインドを自分で持つことです。
少しでも興味がある求人があったら迷わず応募しましょう。面接はお互いの希望のマッチングでもありますから、面接を受けてみてから合わないかも、と思うことは日本でもよくあることです。
ですが海外での面接がどのようなものか、どんなことを実際に聞かれたか、という事実は自分の経験の蓄積になりますし、面接をしてみて雇用主の方の人柄や働く先の雰囲気にひかれて働きたくなった!という風に思うかもしれません。
また、面接を終えたあとは必ずその日聞かれたことはメモを取る癖をつけましょう。うまく答えられなかった質問については次回他の面接の際にはうまく答えられるよう準備ができるようになります。
この動作を繰り返すことで面接にどんどん慣れて自信もついてくるようになりますよ。
面接の機会を増やすためにもたくさん履歴書を配っていきましょう。
面接時に気を付けること
最後に面接時に気を付けることをいくつかご紹介します。
1. 文化やマナーの理解
面接時にはその国の文化やマナーを理解しておくことが重要です。挨拶や身だしなみはもちろんのこと、目を合わせたり笑顔で話す、その国でタブーと言われている言葉遣いや仕草に気を付ける等、一般的なマナーには十分配慮するようにしてください。
2. 時間の確認
国によって時間の感覚やルールが異なることがあります。また、住所の読み方に慣れていなかったりすると道に迷って時間に間に合わない、ということもありますので来社(来店)で面接を行う場合には事前に場所をしっかり確認するようにしましょう。
どこの国でも遅刻はやはり厳禁ですが、到着が早すぎるのもよくありません。アポイントメントの時間の5分前ぐらいを目安に到着できるといいですね。
3. 感謝を伝える
日本でも面接のはじめにはスモールトークをする場面があると思います。その際に第一印象をよくするために「Thank you for taking the time for me today.」など自分のために面接時間を作っていただいたことに感謝をする言葉を伝えられるといいですね。さらに面接の最後にも必ず働きたい意志と感謝を伝えられるとなおいいでしょう。
4. 繋ぎ言葉をうまく使う
面接時に沈黙が続くのはよくありません。回答に困った場合でも繋ぎ言葉をうまく活用すれば会話がよりスムーズになったり、余裕ができます。
ただし、繋ぎ言葉を多用しすぎてしまうとかえって相手に悪い印象を与えてしまったり流れが逆に悪くなってしまうことがありますので十分に注意しましょう。
【繋ぎ言葉の一例】
・Well, → ええっと、そうですね・・
・So, → ってことは、だから、さて・・
・Like, → ~のような、例えば・・
・Let’s see/ Let me see/ Let me think, → ええっと、ん~、どれどれ・・
※ 日本語はニュアンス例です
いかがでしたか。
事前の準備と機会を増やし、面接毎の経験を一つずつしっかりと蓄積していくことで、必ず海外でバイト面接を突破することができます。
ぜひ今日ご紹介したことを実践いただいて、他の人と差別化を図れる特別なバイトやお仕事経験を積んでくださいね。