ワーホリ中に一度は訪れたいおすすめ観光地(スロヴァキア編)

こんにちは。

日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。

 

残す所2カ国ですね、今回ご紹介させて頂くのは、今年からワーキングホリデー協定国になったスロヴァキアです。

他のワーキングホリデー協定国オススメ観光地を、ここからチェックできます!

 

 

日本語表記での正式名称はスロヴァキア共和国、公用語はスロヴァキア語になります。第壱次大戦後、北西にあるチェコと合併する形で独立し、チェコ・スロヴァキアという国でしたが、1993年に分離独立を果たして、現在に至っています。

 

国土の3分の1が森林に囲まれており、寒暖の差が激しく、また、降水量も多い場所になります。実は日本と少なからず交友関係があり、日本の大学と交換留学なども行っている国になります。

 

個人的に思い出す所は、正直チェコのサッカー選手の方が有名なのでパッと出てきませんでしたが、強いて言えば、イングランドのリヴァプールで活躍したセンターバック、マルティン・シュクルテル選手やナポリで活躍しているミッドフィールダー、マレク・ハムシク選手などが有名な選手だと思います。また、今年開催されていた欧州選手権EUROではベスト16だったので今後に期待ができるのではないかという国ですね。

 

それでは、おすすめ観光地に戻ろうと思います。

 

 

 

まず初めにご紹介する場所は、首都ブラチスラヴァにある聖マルティン大聖堂です。

 

 

 

スロヴァキアの首都、ブラティスラヴァにある国内最古の教会となります。

 

16世紀から18世紀にかけてハンガリー王11人、女王7人の戴冠式が行われた場所になり、中にはハンガリー女王・ボヘミア女王でハプスブルグ君主国の両方を兼任し、「女帝」として有名なマリア・テレジアも戴冠式を行った有名な場所になります。以前はロマネスク様式でたてられた教会でしたが、教会の拡張に伴い、現在はバロック様式で建てられています。また、教会の尖塔は高さ85mもあり、旧市街を一望する事も出来ます。

 

スロヴァキアの歴史を知る上で外せない場所となるので是非訪れてみてください。

 

 

 

続いてご紹介するのは、タトラ山脈の東側にあるスロヴェンスキー・ライ国立公園です。

 

 

 

別名「スロヴァキア・パラダイス」と呼ばれるスロヴァキアの自然保護地域としては最小規模の場所になり、高い峰などはありませんが、多数の川が石灰岩の地面を浸食した事により深い渓谷や山峡を作り上げ、ヒグマや狼、オオヤマネコなどの大型肉食獣にとって適した環境となっています。

 

大型肉食獣が多いと聞くと危ない場所なのかなと思われるのですが、実はスロヴェンスキー・ライには別名があり、「蝶の天国」と呼ばれています。水豊かで珍しい草木が生い茂っているので、なんと2,100種類を超える種類の蝶が確認されているからです。

 

そして、スロヴェンスキー・ライにはもう一つ見所があり、名前は「ドブシンスカー氷洞窟」という場所があります。2000年にユネスコ世界遺産に登録された氷洞窟、豊富な石筍、氷の滝、円柱、暑さ26mにも達する氷などを見る事ができ、世界で最も見事な洞窟のひとつと言われています。

 

山峡は川底を歩く事もあるので訪れる際は気をつけてくださいね。

 

 

 

最後にご紹介する場所は、ブラチスラヴァにあるデヴィーン城です。

 

 

 

オーストリアとの国境をなすドナウ川とモラヴァ川の交流地点を見下ろす絶壁にそびえ立つ城がデヴィーン城になります。

 

1809年にフランスの皇帝ナポレオンにより爆破された城なので現在は城としての役割を果たしていませんが、オーストリア東部の低地帯やウィーンを一望する事ができ、晴れている日にはなんとアルプス山脈を見渡す事ができる絶景ポイントとなっております。

 

また、デヴィーン城の向かい側には眺めの良い丘があり、珍しい動物相(ある特定の地域と時間帯における動物を表す集合てきな用語)自然遊歩道になっているのでハイキングに最適な場所となっています。

 

スロヴァキアからウィーンを見る事ができるのはお得感がありますね。

 

 

いかがだったでしょうか、少しでもスロヴァキアに興味を持って頂ければ幸いです。

次回が最後の国紹介となりますので、よろしくお願い致します。

ワーホリ中に一度は訪れたいおすすめ観光地(ポルトガル編)

こんにちは。

日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。

 

残す所3カ国になりました。最後まで駆け抜けますよ。今回ご紹介する国はポルトガルです。

他のワーキングホリデー協定国オススメ観光地を、ここからチェックできます!

 

 

 

正式名称はポルトガル共和国、西ヨーロッパのイベリア半島に位置する共和制国家となります。公用語はポルトガル語になり、ヨーロッパの国の中で最初に海路で日本などの東アジアと接触をした国になります。よく世界地図でポルトガル・スペイン・フランスの場所を覚える際、ルパン三世に出てくる銭型警部だと教えられ覚えていました。ちなみにポルトガルは銭型警部の顎の先です。

 

 

個人的にはやはりサッカーですね。今年開かれた欧州選手権「EURO2016」でフランスとの決勝戦を繰り広げ、見事初優勝を飾りました。有名な選手としては3度のバロン・ドールに輝いた、私と同い年のレアル・マドリードに所属しているクリスティアーノ・ロナウド選手が断トツで有名だと思います。他には昔の選手ですがバルセロナとレアル・マドリードで活躍したドリブルの名手ルイス・フィーゴ、ファンタジスタとしてフィオレンティーナやACミランで華麗なパスを魅せてくれたマヌエル・ルイコスタなどが個人的には好きな選手です。

 

それでは、おすすめ観光地にもどります。

 

 

まずはじめにご紹介するのは、リスボンにあるジェロニモス修道院です。

 

 

 

1502年にエンリケ航海王子の業績を讃える為に着工が始まったジェロニモス修道院、実は完成までに300年ほどかかっている、世界文化遺産に「ベレンの塔」と共に世界遺産に登録されている修道院になります。「ポルトガルが誇るマヌエル様式建築の最高傑作」と呼ばれるほど繊細な彫刻に飾られた回廊や彫像で飾られた南門柱廊を備えた修道院付属のサンタ・マリア聖堂などがとても有名な場所です。また、ベレンの塔、正式名称「サン・ヴィセンテの塔」もヴァスコ・ダ・ガマを讃えて作られた物であり、日本の作家司馬遼太郎「テージョ川の貴婦人」と例えるほど美しい場所なので一緒に見に行きたい所ですね。

 

 

続いてご紹介するのは、リスボン圏にあるロカ岬です。

 

 

 

北緯38度47分、西経9度30分、西には大西洋が広がり、遠く彼方にはアゾレス諸島を確認する事ができるユーラシア大陸、いわゆるヨーロッパ最西端にある岬になります。

 

ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙情詩「ウズ・ルジアダス」第3詩20節の一節に書かれている「ここに地終わり海始まるOnde a terra acaba e o mar começaを刻んだ石碑が立っています。

 

また、有料になりますが5ユーロと10ユーロ、計2種類のユーラシア大陸最西端到達証明書(日本語で書かれた物もあります)を手に入れる事ができます。シントラやカスカイスという場所からバスが出ているのでリスボンから日帰りで観光に行く事も可能なので、是非、ヨーロッパ最西端に寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

最後にご紹介するのは、リスボンのカルモ通りにあるサンタ・ジュスタのリフトです。

 

 

 

1902年にできたカルモ通りとバイシャ・ポンバリーナ通りを結ぶ見た目は東京ディズニーシーにある「タワー・オブ・テラー」の様ですが、歴としたエレベーターになります。リフトを設計したのはラウル・メスニエル・デ・ポンサルドという方です。

 

リフトの高さは45mあり、鉄製でできている、ポルトガルでは典型的な建築様式になります。最上階には螺旋状の階段があり、テラスからは、サン・ジョルジュ城やロシオ広場、隣のバイシャ・ポンバリーナ地区を一望できます。また、内装はすべて木製でできているのでとても歴史を感じる場所になると思います。

 

リスボンという地域は急勾配が多い場所なのでほとんどがケーブル式のエレベーターなのですが、唯一垂直縦型に登るエレベーターなので是非乗ってみたいですね。

 

 

いかがだったでしょうか、少しでもポルトガルに興味を持って頂ければ幸いです。

次回もよろしくお願い致します。

総務省が発表した国内版ワーホリ、「ふるさとワーホリ」ってなんぞ?

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先月、総務省が「ふるさとワーキングホリデー」という制度を発表したことをご存知でしょうか?

2016/08/17 経済新聞 「若者、都市から地方へ「ワーキングホリデー」に国内版  総務省創設

 

「ふるさとワーキングホリデー」は、都市部在住の若者が長期休暇を使って、1週間~1カ月ほど地方の製造業、農業などに従事することができる制度。総務省によると、人口減が進む地方の人手不足解消や消費の押し上げ、移住促進などの狙いがあるとされています。

 

この発表に対し、「休暇に働くというのは矛盾している!」「若い労働力を安く集めようとしている!」といった厳しい意見もあったようです。

 

その中でも一番多かったのが、通常の「ワーキングホリデー制度」との相違点に対する指摘でした。今回は、従来のワーキングホリデーとふるさとワーキングホリデーの違いについて紹介していきます。

 

 

■ ワーキングホリデーは何のためにある?

従来のワーキングホリデー制度は、「2ヵ国間の協定に基づいて、その国の言葉を学び、文化や生活、就学 / 就労体験出来る特別なビザ制度」のことです。休暇を主とした国際交流の支援が制度本来の目的であり、現地での就労は「1年間にわたって外国で生活するためには、一定の収入が必要であることから、旅行、滞在等のための資金を、現地で働きながら獲得することを認めている」という、二次産物的なものになります。

 

あくまで休暇を目的としている制度なので、「働く場所を決めて渡航」することは原則禁じられているんです!意外ですね~。

 

その代わり、一度ワーキングホリデーが始まれば、ずっと仕事をしてお金を稼いだり、語学学校に通ったり、各地を転々として観光をしたりと、現地についてからの自由度は非常に高いことも覚えておいてください。

 

今回の「ふるさとワーキングホリデー」は、どちらかと言えば「労働」に重点が置かれているように発表されたため、「休暇を目的とした従来のワーキングホリデーと異なる」「ややこしい」という意見が多く出てきたように感じられます。

 

 

■ 海外でのワーキングホリデーでも農業は人気の職業!

そもそも、農業、畜産、酪農、製造業といった業種は、ワーキングホリデー中の就労先としてとても人気の高いことをご存知でしょうか。特にオーストラリアでは「セカンドワーキングホリデー」を取得するために、非常に多くの人が第一次産業で働きます。

 

なので、「田舎に行って働く」こと自体は問題ないように思えます。ただ、海外でのワーキングホリデーであれば、その国の言語を身につけることができるほか、しっかりと時給も出るので生活費を稼ぐことも可能です。このあたりが「ふるさとワーキングホリデー」と「従来のワーキングホリデー」の大きな違いではないでしょうか。

 

 

■ 「ふるさとワーキングホリデー」は根付くのか?

現状では「若者が休暇を使って、地方の製造業、農業などに従事することができる制度」としか発表されていませんが、総務省としては「国内版ワーキングホリデー」という、働きながら地域住民の皆様との交流などを通じて地域の暮らしを学べるようになるための制度を目指すようです。

 

ふるさとワーキングホリデーはは2017年から開始されると発表されていますが、総務省自体もまだ話が決まったばかりで、わからないことが多いようです。「将来的には報道にあったように人手不足解消、移住促進などの効果が見込めるかもしれない」としつつも「現在はそこまで考えてない。都市部の学生が地域の人々と交流したり、職業体験したりする国内版ワーキングホリデーのスタートアップ支援をするのが目的」と回答されています。

 

まだまだ概要が発表されただけなので、今後具体的にどのような案内がされるのか、目が離せませんね!

 

【関連記事】そもそもワーキングホリデーって…何?