こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
日本はこれから春を迎え、夏へと気候が変わっていきますが、南半球であるオーストラリアはこれから冬に向けて変化していきます。オーストラリアの冬と言われて何を想像しますか?一年を通して暖かい気候だから冬でも昼間はサーフィンやビーチで遊んでいる、クリスマスにはサンタクロースもサングラスをかけてサーフィンで現れるというイメージではありませんか?
実はオーストラリアでも雪が降る場所があります。もちろん、オーストラリアの北側に行けばいくほど、冬でも暖かく、ビーチなどで過ごす事は可能ですが、南側に行けばいくほど、雪が降る確率が高く、ウィンタースポーツを楽しめる場所も多くあります。
今回は、オーストラリアでウィンタースポーツが出来る都市を紹介していきます。
■メルボルン
カフェの街として有名なメルボルン、都市部から約3時間程車で郊外にでれば、ウィンタースポーツに最適な高山が10か所もあるので、多くのゲレンデが設置されています。そして日帰りで楽しむ事が出来ます。中でも有名なのは、車で4~5時間ほどの場所にあるフォールス・クリークです。ボゴン高地のアルパイン国立公園の中にあります。なんと初級者から上級者まで滑る事が出来るコースが90ヶ所、クロスカントリーのコースが20ヶ所も設置されているんです。
また、8月にはカンガルー・ホペット雪上スポーツ大会と呼ばれるクロスカントリーのレースが開かれています。オーストラリアのクロスカントリー代表が滑っている事も有名であり、同じコースを滑る事もできるので、一度は訪れてみてもいいのではないでしょうか。その他にも、オーストラリア初のスノーバイクコースも設置されているので、機会があれば乗ってみても良いかもしれませんね。
■キャンベラ
オーストラリアの首都であるキャンベラ。シドニーとメルボルンの間にあり、商業都市ではなく、国会議事堂や高等裁判所、官庁などが多くあり、首都機能に特化している都市です。
首都キャンベラからバスで南西に3 時間弱の場所にコジオスコ国立公園があり、その中にスレドボ・ぺリッシャ―バレーと言われるゲレンデがあります。オセアニア最大のスキーエリアとして有名な場所で、スノーウィーマウンテンに含まれています。スレドボ・ぺリッシャ―バレーを含んだ5 つのスキー場がスノーウィ―マウンテンにあり、ヨーロッパテイストを盛り込んだ一大リゾート地としてとても有名です。
各スキー場へは、スノーチューブと言われる登山電車で向かう事ができます。滑走範囲が広くなっているので多くの人がスキーを楽しんでいます。初級者から上級者まで、ユーカリの木々の中を変化に富んだコースを滑る事ができるので、ウィンタースポーツを存分に楽しむ事が出来ます。ちなみに冬以外はハイキングコースとしても有名な場所で、ここにしか生息していないマウンテン・ピグミー・ポッサムという小さくてかわいい動物がいるので、見に行ってもいいかもしれません。
■タスマニア
オーストラリア南東部に位置する北海道より面積が少し小さい島がタスマニアです。絶滅危惧種として知られているタスマニアデビルというタスマニアにしか生息していない動物がいる事で有名です。
タスマニアでウィンタースポーツを楽しむ場所として、ベン・ロモンド国立公園があります。ベン・ロモンド国立公園の頂上に位置するレッゲズ・トールにてスキーやスノーボードを楽しむ事が出来ます。
また、ベン・ロモンド国立公園から南下した所にある、マウント・フィールド国立公園でもウィンタースポーツを楽しむ事が出来ます。マウント・フィールド国立公園はオーストラリア内において、最大の傾斜度を誇るコースがあるので、一度は滑りに行ってみたいですね。
ウィンタースポーツだけでなく、タスマニアはトレッキングやブッシュウォーキングでも有名な所があります。セント・クレア湖国立公園は、1週18キロある湖の周りを歩いたり、樹氷が輝く雨林を散策できます。また、フレシネ国立公園は、海岸線沿いを海鳥やタスマニア固有のワイルドフラワーなどを見る事が出来ます。夜には、キャンピングファイヤーや星空を観察する事ができるので、自然を感じられる場所です。
いかがだったでしょうか。オーストラリアでウィンタースポーツができる事について少しでも知っていただけたら幸いです。
それでは!
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