ワーホリから永住権を目指す方法

 

【WHC】キャリアコラムバナー

ワーホリで海外に渡航して、そのまま永住を考えているという方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。本当に海外がご自身に合うかは、長期的に生活してみないとわかりませんが、もし日本より住みやすいと感じるのであれば、そのまま住み続けたいですよね。しかし、ネットで永住権の取り方を調べてみると種類が沢山あったり、難しい専門用語や条件があって『よくわからない』と思う方がほとんどだと思います。今回は簡潔に少しでもわかりやすく解説したいと思います。また、永住権の取得条件は国によって全く異なりますので、目指される場合は国ごとの永住権の職業リストやビザについて情報収集をお願い致します。

 

※永住権の取得条件や申請方法は予告なく変更されます。最適な方法はご自身の経歴や状況によって大きく異なりますので、永住権を目指される場合は必ず有資格の移民コンサルタントに相談の上、計画を進めていただくようお願い致します。また、本記事の情報を元に申請手続きを進めていただいた結果、ビザが却下されても弊協会では一切責任を負いかねますこと予めご了承下さい。

 

【WHC】セミナー誘導バナー (1)

 


<目次>

・永住権とは

・永住権を取得するための条件

・永住権を目指すプラン

・永住権はポイント制?

・将来の選択肢を増やす留学


・永住権とは

ワーホリでは1年間、学生ビザ(留学)では学校に申し込んだ期間のみ、滞在が許可されるという制限がありますが、永住権を取得すると半永久的にその国での滞在が許可されます。ワーホリでは難しい長期間の就労や、余生を海外で暮らすという事が実現出来るので魅力的ですよね。なお、永住権を取得したからといって日本の市民権が剥奪される訳ではありませんので今まで通り、日本に帰ることも出来ます。しかし、選挙に参加出来なかったり、定期的な更新が必要なことには注意しましょう。

 

erik-odiin-jbQvJx2EWnU-unsplash

 

・永住権を取得するための条件

永住権を取得するためには『婚約』『投資』『起業』など様々な手段がありますが、ご自身の『技術・経験』で目指す方が多いです。例外はありますが、ワーホリから永住権に繋げる場合は以下の3つの条件をクリアする必要があります。

 

①十分な英語力(IELTS ジェネラルテスト 7.0以上など)

②人材が不足している職業で就職している/経験がある

③健康・無犯罪

 

特に英語圏(カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)は移民を多く受け入れているため、比較的取得難易度は低いとも言われていますが、国または州に対して貢献できる人材でなければ永住は認められません。本気で永住を目指すのであれば、渡航前から準備を始めましょう。

 

alex-king-pzM4E7OhWLk-unsplash

 

・ワーホリから永住権を目指すプラン

それではワーホリから永住権を目指すためには、どんなプランを考えることが出来るでしょうか。

 

ワーホリから永住権を目指すプラン【英語力に自信はないが、仕事の経験はある方向け】

①学生ビザで入国、1年間語学学校で英語力を身につける

②ワーホリに切り替えて就職活動を行い、内定獲得

③雇用主をスポンサーとして就労ビザ申請

④就労ビザに切り替えて一定期間、働き続ける

⑤条件を満たしたら永住権申請

⑥永住権取得

 

海外は実力社会なので未経験者を雇うことは基本的にありません。ただ、日本国内で実績や経験があり、十分な英語力さえあれば就労ビザを取得することができるかもしれません。ライバルはワーホリや留学生ではなく、ネイティブになるので厳しい挑戦にはなりますが、ご自身の経歴次第では実現不可能という訳ではありませんので、まずはご自身の職業が永住権を目指す国で人材が不足しているのか、調べていきましょう。

 

こちらも参考にしてください:ワーホリから”就労ビザ”に繋げる事は出来るのか【キャリアコラム#14】

 

学生ビザから永住権を目指すプラン【英語力に自信がなく、仕事の経験もない方向け】

①学生ビザで入国、1年間語学学校で英語力を身につける

②教育機関(大学など)に進学、専門知識を身につける

③卒業後、ビザを切り替えて就職活動を行い、内定獲得

④一定期間、働き続ける

④条件を満たしたら永住権申請

⑤永住権取得

 

未経験者でも永住権は目指すことが出来ます。まず、英語力と専門知識を学校で身につける必要があるのでワーホリではなく学生ビザで入国します。語学学校は進学に強い学校であれば、お好きな学校をお選びいただけますが、教育機関の専攻はしっかりと考えなければいけません。何故なら『永住権を取得するための条件』でお伝えした通り『人材が不足している職業』に就いていただく必要があるので需要がない専攻を選んでしまうと永住権を目指すことが出来ず、結果ビザの有効期限が切れてしまい、日本に帰国せざる負えない状況になってしまいます。また、人材が不足している職業に関しても予告なく変更されるため、移住先の就職事情にも詳しい移民コンサルタントに相談しましょう。

 

mediamodifier-I3HPUolh5hA-unsplash

 

・永住権はポイント制?

それではプラン通りに進んで、内定を獲得し、働き続ければ誰でも永住権が取れるかというと、実はそんな事も無いのが永住権の厳しい部分です。オーストラリアを例に考えると永住権を申請する前にポイントの条件もクリアしなければいけません。ポイントというのは経歴(年齢、学歴、職歴など)に応じて計算され、オーストラリアの場合は『65点以上』をクリアする必要があります。永住権を目指している多くの方が教育機関に進学している理由として、オーストラリア国内の学歴もポイントが加算されたり、指定の教育機関を卒業した方は雇用主のサポート無しで就労ビザを取得することが出来るので、ワーホリ単体で永住権を目指すよりも、かなり現実的です。また、ポイントは多ければ多いほど優先的に選ばれるため、最低条件の『65点』をクリアしたからといって必ず永住権が取れる訳ではありません。田舎に住むことによって特別にポイントが加算されるという制度もあるので、ポイントが不足しているのであれば住むエリアも検討しましょう。

 

参考までにポイントの計算は下記リンクより自己診断が出来ますのでご覧ください。

Points table for Skilled Independent visa (subclass 189)

 

・将来の選択肢を増やす留学

将来、海外に永住するのか、日本に帰って外資系企業に就職して海外赴任を目指すか、現時点で決めることは難しいかもしれません。しかし、どちらの選択肢を取っても高い英語力は求められるので、まずは英語力を身につけるために語学留学からスタートしていただくことを推奨します。もし、現地でもっと暮らしたい!永住権を目指したい!と考えた時は現地で進学の手続きをして学生ビザを延長することも出来ますし、やっぱり日本に戻りたい!となっても現地で身につけた英語力は今後の将来にとっても役に立つ武器になると思います。どの将来の選択肢が正解かはご自身にしか、わかりませんが夢を達成するためのプランはアドバイスさせていただく事が出来ます。ワーホリ協会は渡航前の留学相談から帰国後の就職サポートまで行っておりますので是非ご相談くださいませ。

 

jamie-street-_94HLr_QXo8-unsplash

 


<おすすめ記事>

ワーホリから”就労ビザ”に繋げる事は出来るのか【キャリアコラム#14】

【ワークビザ(就労ビザ)取得までの道のりpart1】大阪オフィスからニュージーランドへ渡航した方のお話

海外就職が向く人、向かない人の特徴【キャリアコラム#27】


▼ワーホリ協会のキャリアサポート

協会では、ワーホリ・留学の経験を存分に生かせる就職サポートや、ご渡航検討中のみなさま向けのキャリアサポートをご案内中!

 

ワーホリ協会 キャリアサポートを活用しよう!

 


カテゴリ : ワーホリ留学キャリア コメント : 0件
タグ : オーストラリア, キャリアコラム, ワーキングホリデー, ワーホリ, 海外就労, 海外就職, 留学

BLOG Writer


学校名:ワーホリ情報局

■定期ブログ更新:毎週月・水・金(+速報)

Line YouTube Twitter Instagram


メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

ワーキングホリデーや留学に興味があるけど、海外で何かできるのか? 何をしなければいけないのか?どんな準備や手続きが必要なのか? どのくらい費用がかかるのか?渡航先で困ったときはどうすればよいのか? 解らない事が多すぎて、もっと解らなくなってしまいます。

そんな皆様を支援するために日本ワーキングホリデー協会では、ワーホリ成功のためのメンバーサポート制度をご用意しています。

ワーホリ協会のメンバーになれば、個別相談をはじめ、ビザ取得のお手伝い、出発前の準備、到着後のサポートまで、フルにサポートさせていただきます。

 

日本ワーキングホリデー協会では、ワーキングホリデーの最新動向や必要なもの、ワーキングホリデービザの取得方法などのお役立ち情報の発信や、 ワーキングホリデーに興味はあるけど、何から初めていいか分からないなどの、よくあるお悩みについての無料セミナーを開催しています。

お友達もお誘いの上、どうぞご参加ください。