コロナ禍以降、ここ2,3年でものすごい勢いで浸透したリモートワーク。皆さまはもう経験されましたか?
完全在宅(フルリモート)ともなると、煩わしい通勤ラッシュから解放され、そこに費やしていた時間をまるっと自分のために使うことができ、この真夏の蒸し暑さからも解放される…想像しただけで嬉しくなりますよね!(ところで、今年の秋はいつ訪れるのでしょうか…。)
最近ではコロナ禍の事情や、働き方改革の影響もあり、リモートワークに寛容な会社も非常に増えたので、完全在宅(フルリモート)とまではいかなくとも、一部リモート環境で働いているという方も少なくないと思います。そんな皆さまはどんなお仕事でリモート環境を叶えていらっしゃますか?
これから目指す!という方はどんな業界、どんなお仕事であれば、フルリモートないし、リモート環境で正社員を目指すことができるでしょうか?
今日はそんなフルリモートorリモート環境で正社員で働く!を叶える為に抑えておきたいこと、いくつかの現実的な方法を紹介したいとお思います。
《目次》
・①リモート環境が叶えるもの、叶えないもの
・②リモートだからこそ求められるスキル
・③フルリモート(完全在宅)が叶えられる職種ってズバリ?!
・④その他の選択肢
①リモート環境が叶えるもの、叶えないもの
まずはじめに、リモートワークといっても万能というわけではありません。
見る角度によって、対面とリモートには良し悪しがありますから、まずは、リモート環境が叶えるもの、叶えないものを整理していきましょう!
リモートが叶えるもの (メリット)
〇 通勤に関するメリット
・通勤ラッシュから逃れられる
・交通費の一時負担額が減少する
〇 時間に関するメリット
・結果的に、朝夜の時間に余裕が生まれる
・結果として学びに時間を費やせる
〇 ネットワークの利便性
・場所に縛られることなく、業務に参加できる
・ミーティングの設定が行い易い
・チームではなく、個人・1on1の環境に強い
総括して、リモートワークは、時間・場所に対する自由度の高さが大きなメリットと言えますね。いわゆる、ワークライフバランスが叶えやすい環境と言えます。
リモートが叶えないもの (デメリット)
〇 対人間関係の構築に不利
・通勤が少ない分、スタッフの心の距離が遠くなる
・スタッフ同士のコミュニケーション総量が格段に減る
・チーム力の形成が難しい
・目に映らない部分が増える為、孤立しやすい
・対面にくらべ、顧客との信頼関係の形成が難しい
〇 プライベート・業務のメリハリが付けにくい
・残業が起こりやすい
・集中力、生産性の低下が起こりやすい
・対面に比べ、身だしなみへの配慮が気薄になりやすい
〇 ネットワークの利便性
・業務効率がネットワーク環境の影響を受けやすい
・気軽に繋がる反面、優先度が下がりやすい
リモート環境では、対面で会えない分、より繊細で行き届いたコミュニケーション力が必要となります。例えば、『仲間とワイワイ楽しく働きたい』など、仕事に人間関係を強く求める方には、フルリモート環境は合わないかもしれません。
では、リモート環境だからこそ、求められるスキルというのは何でしょうか?
②リモートだからこそ求められるスキル
〇 個人で働く機会が増えるため、セルフマネジメント (自己管理) 力が必要不可欠
〇 個人で働く機会が増えるため、能動力やリーダーシップ力が求められる
〇 社内の連携を損なわないために、ホウ・レン・ソウの徹底が不可欠
〇 ビジネス専用SNSなどにより、情報交換量が膨大になる為、情報管理・把握スキルが試される
〇 チャットツールなど文章でのやり取りが増えるため、より高いコミュ二ケーション力が試される
〇 業務遂行にあたって、最低限のITリテラシーが必要不可欠となる。
例:ネットワーク・セキュリティ・業務効率を損なわない程度の基本PCスキル
〇 高いストレス耐性
※対面よりストレスが少ないと思う方もおられるかもしれませんが、実はその逆です。ストレス発散の為、直接誰かに相談するということが難しい環境の為、ある程度自身で気持ちの整理をつけなくてはならないシーンが出てきます。
ざっくり上げるとこんなところでしょうか。
完全在宅(フルリモート)ともなると、上記のメリット・デメリットの特徴がより顕著に現れます。いきなりでは心配という方は、まずは 対面▶一部リモート環境▶フルリモート環境 という形で、少しずつ馴らしていってもいいかもしれませんね。
同時に、リモート環境にあたり必要なスキルを自分なりに理解し、足りてない部分があれば、向上に努めることも大切となります。上記に挙げたスキルは、リモートワークを推奨している企業では共通スキルとして必ず求められる能力となりますから、是非参考にしてみてくださいね。
③フルリモート(完全在宅)が叶えられる職種ってズバリ!?
リモート環境のメリット・デメリットをまとめ、求められるスキルや素質を改めて見てみると、
一つの答えらしきものが見えてきます。
まとめると、
- 前提としてリモートでできる仕事・職種である
- 時間を有効に使える仕事である
- 学び直しがしやすい環境である
- 個人タスク処理の環境に強いこと
- 対人関係のデメリットから、接客業との適性がやや薄いこと
- 服装自由の仕事が好ましいこと
- ネットワーク環境に詳しい必要がある
- ITリテラシーが高く、基本PCスキルを取得している必要がある
- セルフマネジメント力が必要である
- 能動力が必要である
- ホウレンソウの徹底が不可欠
- 情報管理・処理能力が不可欠
- 高いコミュニケーション力が必要である
- 高いストレス耐性が必要である
そんな職種。
そうです。それは、まぎれもなく「IT 技術者」でしょう。
適性とスキルとパソコンさえあれば、どこにいても仕事ができるIT技術者は、今後日本に限らず、世界中で活躍できる大きな可能性を秘めています!
ワーホリ・留学を経験し、『英語』を扱える皆様なら尚更ですよね!
とは言え、ITは理系の分野だから、自分にはできない…。なんて考える方もきっといらっしゃいますよね。
ITと一口に言っても、IT業界は広大で、様々な分野に細分されます。確かに、「フロントエンドエンジニア」や「開発サイド」と呼ばれる領域は、数字に強い理系分野であり、未経験からの挑戦は難しいかもしれません…。
ですが、「バックエンドエンジニア」「インフラサイド」と呼ばれる領域では、いくつかの条件をクリアすれば、文系未経験の方でもチャレンジできる分野があることをご存じでしょうか。
IT分野は拡大の一途をたどっていますから、これからもしばらく人材不足が続く予定です。それはつまり、未経験からでも参入ができる!ということに繋がります。
勿論、IT業界である以上は、上記に挙げたスキル・適性が不可欠であり、向き不向きがあるのは事実です。 直ぐに完全在宅(フルリモート)環境や、フリーランスを叶えるのは難しいでしょう…。
それでも、しっかり経験を積めば、2~3年程でリモート環境なり、フリーランスなり、ワークライフバランスを重視した働き方を叶えられる可能性が他業種に比べ格段に高いだけでなく、業界の平均収入も他業種に比べて高い傾向にあります。
もしも、IT業界が合わなくて、例えば、1年程で転職することになったとしても、1度でもIT業界を経験し、一定のITリテラシーを得た方は、どの業界でも採用時に重宝される傾向があり、経験がキャリアに活かしやすいという特徴があります。
是非、ワークライフバランスを叶える為、リモート環境で働く為、IT業界にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか!
きっとそのチャレンジの先にご自身の理想の働き方が待っていることと思います!
④その他の選択肢
では、IT業界以外では、リモート環境での就労にチャレンジするのは難しいのでしょうか?
決してそうゆうことではありません。
もう一つの方法として皆さまに、おススメしたいのが、
「コロナ禍でリモートへ移行した実勢のある業界をメインに探す方法」です。
国境が閉じ、海外だけでなく、国内での移動もままならない状況で、多くの企業がリモートへの移行を行いました。
例:
ワーホリ協会では、留学経験者向けのキャリアサポートを行っています。IT業界であれ、その他の業界であれ、ご自身の理想の働き方をあきらめずに、リモート環境での仕事を目指したい!という方は、いつでも協会にご相談をお待ちしています。
一緒に貴方にとっての最高の将来を考え、つかみ取りましょう^^
▼ワーホリ協会のキャリアサポート
協会では、ワーホリ・留学の経験を存分に生かせる就職サポートや、ご渡航検討中のみなさま向けのキャリアサポートをご案内