タトゥーは怖い?カッコイイ?海外のタトゥー事情

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日本と異なる文化やファッションなどについて、憧れを持ったり、反対に拒否感を持ったり、その感覚は人それぞれ。海外ならではの文化やファッションを楽しんだり、考え方に影響を受けたり、と言うのは、留学やワーホリの醍醐味の一つですよね。

 

しかし洋服や髪型なら気軽に取り入れることができますが、タトゥーはどうでしょうか?海外では日本に比べ、タトゥーを入れている人が非常に多いです。

 

今回は、海外のタトゥー事情についてお話しします。

 


<もくじ>

・海外のタトゥー事情①:イタリア人の半分はタトゥーをしている?

・海外のタトゥー事情②:タトゥーに込める思いとは?

・海外のタトゥー事情③:タトゥーを入れて後悔しない?


 

・海外のタトゥー事情①:イタリア人の半分はタトゥーをしている?

日本でタトゥー(入れ墨)と言うと、「アウトローな人たちがいれるもの」「痛みを伴う怖いもの」というイメージがまだまだ強いですよね。プールや温泉、サウナなどが利用できなかったり、公の場でタトゥーが見えるような服装をすることを忌諱する明確なルールが存在することで、日本での共通の認識として広く浸透しています。

それは、古くは罪人に入れ墨を入れていたことや、裏社会で広く行われていた日本の歴史を思えば、自然な反応でしょう。

 

しかし、海外ではまた事情が異なります。

 

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アメリカの市場調査会社の2018年の調査によると、イギリスでは40%、オーストラリアでは43%、アメリカでは46%もの人がタトゥーを入れているという結果が出ています。2~3人に一人はタトゥーをしている計算です。

調査を行った対象国18か国の中で最もタトゥー人口が多いのはイタリアで、ほとんど人口の半分に当たる48%がタトゥーをしていると言います。(※いくつかの別の調査では異なる数字が出ていましたので、結果が正確でない可能性があります)

 

そんなに多くの人がタトゥーをしているのであれば、タトゥー自体を怖がったり、忌み嫌ったりする感覚が無いのも当然ですね。

郷に入っては郷に従えとも言いますし、少なくとも海外では、「タトゥーをしているなんて、きっと不良だわ!」なんて先入観は捨てて、「あくまでその人を構成する外見の一部」、くらいに捉えて頂くと良いでしょう。

 

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・海外のタトゥー事情②:タトゥーに込める思いとは?

日本の伝統的なタトゥー(入れ墨)を入れる目的の一つは、見る人への威圧の効果を期待するものですが、海外でのタトゥーは、純粋にファッションとしてそのアート性を楽しむ目的が大半です。しかし、中にはより深い意味合いを込めてタトゥーを入れる人々もいます。

 

氏族やファミリーの歴史などを綴る

2019年のニュージランドの新聞社の調査によると、なんとニュージランドの警察の95%はタトゥーを入れているとのこと!

タトゥー文化が浸透しているニュージランドですが、その中でも先住民族であるマオリの人たちは、タ・モコと呼ばれる伝統的なタトゥー文化を持っていることで有名です。氏族を象徴する植物をあしらったデザインや、特定の出身や立場でなければ許されない模様を身に刻むことで、自分がどこからきてどんな役割を持っているのかを表現します。

 

また、「今はアメリカに住んでいるが、海を渡って来た祖先と祖国の誇りを忘れない為にタトゥーとして祖国にちなんだ絵柄を入れる」、というように、ファミリーの歴史を尊重し自らの誇りを示すためにタトゥーを入れる人も多くいます。

 

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家族や恋人への想いを刻む

両親への愛、妻や夫、恋人への愛、子ども達への愛。自らの変わらない愛を表現する一つの方法として、タトゥーを選ぶ人たちもいます。タトゥーは一度入れたら消えないものだからこそ、その意思表明の効力は大きいですよね。

 

時に喧嘩をしたり、遠く離れて生活をすることになったとしても、鏡を見るたびに相手の顔が浮かび、お互いの愛情を再確認する機会になるでしょう。

 

故人を偲ぶ気持ちを表す

家族や恋人、友人など、大切な人を亡くしてしまった際に、彼らを永遠に忘れない為にタトゥーとして自分の肌に刻むこともあります。例え身体は亡くなってしまっても、そのような形で家族や友人たちに想われ続けるのであれば、その存在が風化することは無いでしょう。

故人の名前や命日などだけでなく、彼らの安らかな眠りを祈る十字架や手を合わせた祈りのデザインと一緒に描くことも。

 

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夢や信念、諦めない想いなどを明らかにする

自分の目指す夢や、いつも持ち続けたい信念、ずっと諦めたくない願いなどを、言葉や絵柄としてタトゥーに入れる人もいます。自分の中の格言やモットーがいつも目に入ることで自分を律し、目標に向かう意思を持ち続けることができるでしょう。

 

文字そのものでなく、信念を象徴する絵柄をデザインに入れることも多いですね。例えば、「自由」を信条にしている人が翼のタトゥーを背に入れたり、警察官の人が自分の正義を象徴するヒーローキャラクターを描いたりするパターンもあります。

 

傷跡やアザを隠す

元々ある傷跡やアザなどをカバーする目的でタトゥーを入れる場合もあります。

幼少期からのアザなどは、それがコンプレックスになって肌を見せるのが怖くなってしまう人も。また大きな怪我や手術の跡は、目に入るたびに辛い記憶に結びついてしまう場合もあります。

 

そんな傷跡やアザを隠すだけでなく、その色や形をむしろデザインに活かして美しいタトゥーにすることで、自信をもって肌を見せることができるようになるのです。

 

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・海外のタトゥー事情③:タトゥーを入れて後悔しない?

ここまで、タトゥーが広く海外で受け入れられている現状や、ファッションだけではないタトゥーに込められた思いなどをご紹介してきました。

実際に様々なデザインのタトゥーは純粋にとてもカッコ良いので、皆さんの中にも憧れや興味がある方は多いでしょう。海外留学やワーホリ渡航を機に入れてみようかな…と考える人も、多くはなくとも、少なからずいらっしゃるでしょう。

 

しかし、タトゥーのお店に行く前に、本当に入れていいのか?後悔しないのか?ということをもう一度しっかり考えてくださいね。

 

国際美容外科学会の2016年の調査によると、この年世界で最もタトゥーの除去手術が行われたのはインドで、なんと日本は2番目の20,159件でした。タトゥーを入れる人の全体数はアメリカなどの大国に比べ少ないにもかかわらずです(ちなみにアメリカは14,124件)。

 

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タトゥーの除去手術は可能ですが、それでも跡を完全に消せるわけではありません。

 

今は大好きなデザインも、10年後、20年後、30年後には好みに合わなくなるかもしれません。自分の思っていたデザインと、出来上がりが異なる場合もあります。タトゥーで名前を彫った恋人とは違う人と結婚することだって考えらえれますよね。また、献血や輸血、MRI検査に制限が発生するなど、医療分野への影響もあります。

一生消えないからこそ魅力的なタトゥーですが、そのデメリットも十分考慮して決断しましょう!

 

いかがでしたか?

海外でタトゥー文化に触れる際の参考にしてみてくださいね。

 


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この記事の内容は 2022年10月17日 (月) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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