ワーホリに挑戦しようと情報収集を始めると「語学学校」という言葉を目にしたり耳にしたりしますよね。ワーホリで渡航する方の多くが渡航プランの中に語学学校に通うという選択をします。
そもそも語学学校というところはどういうところなのでしょうか。ワーホリで語学学校は本当に必要なの?と行くべきか迷う方も多くいるかもしれません。
そこで今回は語学学校生活がどのようなものなのか、そして行くべきか迷ったらどんなポイントで選択をすればいいのかを徹底解説していきます。
<目次>
・語学学校の重要性
・語学学校での生活
・ワーホリと語学学校を組み合わせるメリット
・申し込む場合の注意点
語学学校の重要性
語学学校とは世界各国に存在する語学を学ぶための学校になります。
コースの期間は学校によってさまざまで、最短では1日体験入学のように入れるコースもありますが、多くの場合は最短1週間から週単位でお申し込みができ、最長では約1年間語学に集中して学ぶことができます。
海外で生活を新しくスタートされる場合は、その国の言語を話す必要性が必ず出てきますから、語学学校に通って現地の言葉に慣れる、向上させることはとても重要です。
ただ、学校というと現時点で学生じゃないと入学できないイメージを持ってしまいますが、語学学校はアダルト向け、ジュニア向け、シニア向け、親子留学など世代に合わせて幅広いコースを用意されていることも多いです。
また、毎週月曜日に入学日を設けている学校が多いためどのタイミングでも就学をスタートできる魅力もあります。
もう少し語学学校の重要性についていくつかポイントを見ていきましょう。
1. 言語力の向上:
語学学校では、専門の講師による指導のもとで効果的な言語学習可能です。特に、日本だと話す機会を作ることが難しいですが、現地の語学学校ではトピックに合わせて自分の意見を述べたり、プレゼンテーションをしたりと、インプットだけではなくアウトプットをする機会が多く設けられています。
会話や文法の練習を通じて、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングなど、言語の各スキルを大きく向上させることができます。
また、今後の就職活動や進学に活かすため、各言語の資格対策コースを用意している学校も多くあります。確実に目指したい資格がある方は同じ目的を持った仲間と資格専門のコースでしっかり学ぶと目標までの最短コースを進むことが可能になるでしょう。
2. 異文化理解の深化:
語学学校で扱われる教材やトピックは、語学の勉強と同時に世界各国の文化や地域の習慣について学べる内容が多くあります。
また、それぞれのテーマについて日本人以外の世界から来た他の学生とディスカッションしたり先生との交流を通じて異文化交流をする多くの機会を得ることができます。
日本では関わることのできなかった人々やそれぞれ考え方を通じて異文化理解の深化ができるでしょう。
3. 自己成長と自信の向上:
新しい言語を学びながら海外の留学生や講師と関わりを深め、改めて自分自身の考え方や価値観を見直すことで、自己成長と自信の向上にもつながります。
日本人は受け身な方が多いので普段は難しい能動的な新しい挑戦に取り組むことで、自己克服の喜びや達成感を味わうことができるでしょう。
語学学校での生活
具体的に語学学校の生活とはどのようなものなのでしょうか。語学学校にはいくつかコースが用意されており、どれぐらい英語に向き合う時間を作りたいかは自分次第になります。予算・目的・仕事に合わせてなど、ご自身にとってベストな時間割のコースを選択するようにしましょう。
今回は一般的な英語コースのスケジュール例をご紹介いたします。
〇英語の語学学校・フルタイムコースを申し込んだ場合 月-金 午前9:00 -12:00 レッスン ランチタイム1時間 午後 13:00 - 14:30 レッスン 放課後 アクティビティや無料のワークショップへ参加 土 お休み(学校によっては遠足などのアクティビティあり) 日 お休み
イメージとしては、日本の高校生のようなスケジュールですね。こちらはあくまで例なので、気になる語学学校を見つけたらその学校にはどのようなコースがあるのか、また具体的なスケジュールは事前にしっかりと確認するようにしましょう。
また、学校によっては校内にカフェがあったり、現地の大学等と校舎を共有していることもあるので、現地の方との触れ合いも作ることができるケースもあります。
ランチは持参するか、学校の近くで購入することが多いと思いますが、フィリピンなど寮が併設されているところは、食堂が利用できることもありますので、学校選びの一つになるかもしれませんね。
ワーホリと語学学校を組み合わせるメリット
ワーホリで生活する場合、語学力の向上や異文化理解は必ず必要になります。
さらに現地で長く生活をするためには銀行などの手続きや納税者番号の取得などを行い、その上現地で仕事探しも全て自分でしないといけないわけですから、現地の基盤作りをするためにも渡航をしてすぐは語学学校に通いながら生活基盤を整えていくのはとても重要なことと言えるでしょう。
また、語学学校では授業のお申込みのほか、ホームステイや学生寮などの宿泊先の手配、そして空港からホームステイの空港送迎の手配なども行うことが可能です。
住む場所というのは、ワーホリで到着後必ず必要になりますから事前に日本から手配ができるのは利点ですよね。慣れていない国に到着して、空港まで現地のドライバーが迎えにきてホスト先、学生寮まで送ってくれるということもとても安心材料になります。
そして、人気なワーホリ協定国の多くの語学学校では、ワーホリで渡航した方に適したコースを用意してくれているところもあります。
例えば、カフェで働きたい方向けにバリスタコースや英語を教えたい方向けの英語教授法コース、語学コースにプラスしてお仕事探しのサポートがセットになっているなど本当に様々です。
語学学校は語学力の向上だけでなく、現地で新しく生活をスタートするために必要な現地情報や手続きについてなどもサポートしてくれます。
さらに学校を通して友達作りやコネクションを持つことができるので異国の地で新生活をスタートするワーホリ渡航者にはとても相性のいい場所といえるでしょう。
申し込む場合の注意点
語学学校を申し込む場合、基本は現地の言語または英語でのお手続きが必要になります。また、パスポートなど事前に必要な情報もありますから気を付けましょう。
また、語学学校の費用は現地の通貨で支払いが必要です。日本からお申込みをされる場合は、海外送金などの手続きが必要になってきますのでお金の取り扱いには十分気を付けましょう。
そのため、まだ語学に自信のない方は留学サポートをぜひ活用してください。日本ワーキングホリデー協会でも留学のご相談からお申込みのサポート、そしてビザサポートも行っております。
また、語学学校にはとても安い学校などもありますが、所謂ビザ取り学校といって、ビザを取得するためだけにあるような語学学校も存在します。お申込みをしてはいけないわけではありませんが、生徒が授業に全然来なかったり、1クラスの人数がとても多かったりするなど問題も起こりやすいので語学学校選びは十分に気を付けてくださいね。
いかがでしたでしょうか。今回はワーホリでの語学学校についてご紹介させていただきました。行くか迷った際はぜひ参考にされてみてくださいね。