通称「音楽の都」と言われるほど、古くから音楽と強い関わりを持つオーストリアの首都 ウィーン。ウィーンは中世からヨーロッパの音楽の中心地となっていて、18世紀以降もプスブルク家や有力貴族の庇護を受け、多くの音楽家がウィーンで活躍しました。
今回は、オーストリアで活躍した誰もが知っている有名音楽家を紹介します!
■ モーツァルト
「キラキラ星変奏曲」 「歌劇 魔笛」「交響曲第25番」「トルコ行進曲」などで誰もが知っている、古典派音楽を代表する偉大な作曲家です。
モーツァルトは25歳から35歳で死ぬまでの間、ウィーンで生活をしていました。そのため、ウィーンには彼が結婚式を挙げた協会、演奏会をしたカフェ、訪れた場所など、モーツァルトにゆかりのある場所が多く点在しています。
2006年にはモーツァルト生誕250年を記念して、「モーツァルトハウス・ウィーン」もオープンしました!カフェなどもあるので、観光にはもってこいです。
■ ベートーベン
「交響曲第5番(運命)」「交響曲第9番」「エリーゼのために」など、数多くの傑作を生み出したベートーベン。元々はドイツ出身の作曲家ですが、オーストリアに拠点を移してから数多くの名曲を生み出しました。
ベートーベンは「引っ越し魔」として知られており、ウィーン滞在中も幾度となく住居を移しています。そのため、ウィーン市内にはベートーベンにまつわる記念碑、住居などが非常に多く点在しています。
その中でもオススメは、交響曲第9番を制作した際に住んでいた「ベートーベン第九交響曲の家」、ウィーンの中心に位置する「ベートーベン広場」、難聴に悩んだベートーベンが遺書を残した「ハイリゲンシュタット 遺書の家」などです。
■ シューベルト
「魔王」「アヴェ・マリア」「ピアノ五重奏曲”鱒”」などで知られています。特に600曲以上もの「ドイツ・リート」と呼ばれる歌曲を作曲した事から、「歌曲王」の異名があります。
シューベルトはウィーンで生まれ、その生涯のほとんどをウィーンで過ごした生粋のウィーン人。実は生前、ウィーンをほとんど離れた事がなかったため、当時の人気は局地的だったとも言われています。
シューベルトはベートーベンを崇拝しており、ベートーベンが没した際には彼の葬儀にも参加しました。またシューベルトの遺言を尊重し、シューベルトのお墓は現在ベートーベンのお墓と並んで中央墓地に祀られています。
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いかがだったでしょうか。オーストリア ウィーンでは歴史的作曲家たちの足跡をたどることができるほか、今なおかられが作りだした名作を各所で鑑賞することができます。クラシック音楽に興味がある方は、是非一度訪れてみてください♪
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