「SDGs」最近様々なところで目にする機会が増えましたよね。
みなさん、SDGsとは何の略かはもうご存じですね?
SDGsとはSustainable Development Goals(サステイナブル デベロップメント ゴールズ)のことで、「持続可能な開発目標」のこと。2030年を目指して世界全体で取り組むべき17の革新的なゴールを国連が定めています。最近ではテレビ番組やCM、街頭ポスターなど、かなり日本でもSDGsが盛り上がってきてますね!
今回はSDGsを世界の人と英語で語り合うために役立つ、英単語をまとめてみました。
=================
《目次》
- SDGsについて考えよう
- SDGsって語学学校では最高の議題
- SDGsについて英語で語り合いたい!
=================
①SDGsについて考えよう
日本では最近になってやっと認知度があがってきたSDGsですが、実は、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決定された国際社会共通の目標です。なんと今から6年も前にSDGsは決定されていたんですね…!!
ですので、日本以外の国ではもっと前からSDGsについて関心がある人や、取り組んでいる人がたくさんいます。特にワーホリ協定国でもある北欧のスウェーデン、デンマークのSDGsへの取り組み評価は世界的にみても高いです。
ここで改めてSDGsの17のゴールを見ておきましょう!
【SDGsにおける17のゴール】
- 1:貧困をなくそう
- 2:飢餓をゼロに
- 3:すべての人に健康と福祉を
- 4:質の高い教育をみんなに
- 5:ジェンダー平等を実現しよう
- 6:安全な水とトイレを世界中に
- 7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 8:働きがいも経済成長も
- 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
- 10:人や国の不平等をなくそう
- 11:住み続けられるまちづくりを
- 12:つくる責任 つかう責任
- 13:気候変動に具体的な対策を
- 14:海の豊かさを守ろう
- 15:陸の豊かさを守ろう
- 16:平和と公平をすべての人に
- 17:パートナーシップで目標達成しよう
そして、このSDGsの大切な考え方に「バックキャスティング」という考え方があります。
バックキャスティングとは、現状の延長線上にある未来ではなくまずは将来のあるべき社会を想定し、そこに至る道筋を立てて、現在から順次どのような対策が必要かを検討していく方法です。
要するに、簡単にまとめると、未来のことを考えて現状はどうなの?どういう状況なの?と逆算して行動を起こしていこう!という考え方ということです。
今まではフォアキャスティング(前例主義)で考えることが多かったのですが、SDGsはまずは未来を考えるというバックキャスティングの考え方に変わったことが大切なポイントとなります。
また、SDGsは「ボトムスアップ型」と言われています。
これはいわゆるお偉いさんだけが会議で話し合って、そのトップの指示のもとみんなで達成しようという従来のトップダウン型と大きく異なり、私達一人ひとり誰でも声をあげていい!みんなでよいムーブメントを起こし、このSDGsを達成しようという仕組みです。
このようにSDGsは従来の施策や取り決めとは全く違う、目標となり一人ひとりの行動が、声が重要になってきます。
②SDGsって語学学校では最高の議題
SDGsは日本でも注目されてますが、世界ではもっと前から注目されています。なので、語学学校でもSDGsは英語でディスカッションの議題に上がることも多いです。そんな時に「何を話せばいいのーー!?」とパニックになる前ににまずは身近なところから日本にいるうちにSDGsに取り組んでみてください。
なんか難しそう!!と思われた方もおられると思いますが、実はもうすでにSDGsに取り組んでいるものもきっとあると思います。
例えば…
-
エコバックを持ち歩く
プラスチックゴミの発生が防げます。
-
お店では食べれる分だけ頼む
食品ロスを避けることができます。日本では毎日1人がお茶碗1杯分のごはんを廃棄している計算になります。
-
早寝早起き
日光で過ごす朝の時間を1日当たり1時間増やし、夜の就寝をその分だけ早めると、平均的な家庭の場合、照明による1年間のCO2排出量の5分の1にあたる約85キログラムを削減できると言われています。
-
暖房をつけすぎないための重ね着
実は冷房よりも暖房のほうがCO2をたくさん排出します。1日1時間だけでも暖房運転時間を短くすることでCO2の発生を抑えれます。
-
フリマアプリでの出品
不用品を捨てるのではなくリデュース(ゴミを減らすこと)ができ、まだ使用できるものをリユース(再使用)できます
-
衣類はローテーションで着る
衣類を長く着続けるためにはローテーション(続けて着ないこと)で劣化を防ぐことができます。
-
古い携帯電話を回収してもらう
携帯電話などの電子機器には金などの貴金属やレアメタルが多く含まれていて、都市鉱山とも言われています。
などなど私たちでも簡単にできるSDGsへの取り組みがたくさんあります。
③SDGsについて英語で語り合いたい!
SDGsについてはみなさんなんとなくはわかっていただいたかと思いますが、留学・ワーホリをするとSDGsのこと含め様々なことを英語で会話しなければいけません!
そんな時に役立ちそうな英単語をまとめてみましたので、ぜひご参考にしてみてください。
温室効果ガス:GreenHouse Gases
脱炭素:Decarbonization
地球温暖化:Global Warming
気候変動:Climate Change
森林破壊:deforestation
砂漠化:desertification
人口:Population
農業:Agriculture
緩和策:Mitigation
適応策:Adaptation
責任:Responsibility
減らす:Reduce
再利用:Reuse
リサイクル:Recycle
NPO:Non profit Organization
IoT:Internet of Things
などなど
挙げればきりがないですが、日本にいるうちに今SDGsについて聞かれたら英語でなんて答えるかな?私だったらどう言いたいかな?と考えてから渡航するだけでもだいぶ違います。
先日、菅総理が気候変動サミットで、2030年度までに2013年度比で46%削減すると発表がありましたね。また2050年までには温室効果ガスの排出量実質ゼロ「2050年カーボンニュートラル」を目指しています。
アメリカでは、バイデン氏が2030年までに2005年の水準から50~52%削減すると発表しました。
その他の国ではどうなのでしょう?
菅総理の発表を聞いて日本人として何を思いましたか?
もし、このSDGsの議題が語学学校で取り上げられたら、なんと英語で発表しますか?
語学学校の授業は、「そんなこと日本語でも深く考えたことなかった・・・!」という議題が満載です。ぜひ今のうちからSDGsのことを含め、英語で語り合えるように準備しておきましょう~!!
英語が話せる大きなメリットは、英語というツールを使うことによって、世界中の人と共通テーマで語り合えることです。きっと日本とは違う価値観や、捉え方に触れられるはずです。
=================
<他のおススメ記事はこちら>
・ワーホリでSDGsの理解を深める~誰一人取り残さないこれからの生き方とは~①
・ワーホリでSDGsの理解を深める~誰一人取り残さないこれからの生き方とは~②
=================
協会公式LINEに登録して、最新情報をすぐ手に入れよう!