ワーホリや留学をしていると、現地で忙しいながらも楽しく過ごして、日々はあっという間に過ぎてしまいますよね。
そしてビザの期限が短くなり、だんだんとワーホリ・留学後について考え始めると急に不安になったりしませんか?
そこで今回は将来をリアルに考えて、ワーホリ・留学後のプランニングを今から始める術をお伝えしていきます!ワーホリ・留学は人生のゴールではなく、あくまで分岐点です。
ワーホリ・留学経験を将来にしっかり活かせるようその後の選択肢を今からしっかり知っておきましょう。
<目次>
現状の把握と今すべきことの整理
将来の選択肢を知る前に、そもそも今の自分の状況をしっかり把握することがまず大事になります。
現状自分はどのような状況にいて、元々どういう目的をもって海外に行きたいと思ったのでしょうか。
渡航中の方にこの質問を聞いてみても、今のご自身の状況ややりたいことがはっきりと「わからない」という答えも多く返ってきます。
ただ、実際はわからない、というよりもゆっくり今の状況について、将来について考える時間を設けていないわけです。
そこでまず、何のために海外に行きたいと思ったのか、どういう夢を描いていたのか、それに対し今自分はどのような状況にいるのかをしっかり遡って考えてみましょう。
すると、現在の不安要素はなんなのか、それはきっとやりたかったことや夢を洗い出して、次の将来像が決まるとより明確化して見えてきます。
そして将来像が明確化すれば、不安要素を取り除くためにも現在自分が実際に取り組まなければならない【すべきこと】が見えてくるはずです。
ここで初めて渡航前に描いた自分と将来像のすり合わせをしていく作業ができるようになります。
逆に渡航前に将来像が描けていなかったという方も、今だからこそ見える将来像があるはずですよ。
ワーホリ・留学後の選択肢
では、ワーホリ・留学後の将来にはどのような選択肢があるのかを見ていきましょう。
留学・ワーホリ後の進路として考えられるのは大きくこの2つになります。
1. 海外の滞在延長
2. 就職
海外の滞在延長には同じ国、違う国で海外滞在される選択肢も含まれます。進学等での滞在も含まれますね。また、就職には日本での就職以外にも海外就職を目指す方も含まれます。もう少し具体的にみていきましょう。
海外での滞在を延長する選択をした方には、
「海外でもっと生活してみたい」
「海外にパートナーがいる」
「現地就職や進学をしたい」
「永住権を目指したい」
こういった将来像を持った方が含まれるでしょう。
ただ、海外で生活を続けるにはいつもビザの問題があります。他にも生活費や学費など費用も大きくかかりますね。
そのため、予算の準備や万が一希望のビザが取得できなかった場合のことも事前にしっかりと考えなければなりません。
例えば、人気な就労ビザや永住権を目指すには職歴や英語力(他の国であればその言語の証明)が必ず必要になります。
特に就労ビザは勤務先の雇用主がサポートしてくれる場合が多いですが、実際ビザがおりるためには雇用主の審査も多く最後までビザの面倒を見てもらえるのかもしっかり確認しないといけません。
就労や永住の可能性を高めるために、現地進学をされる方も多いですが、そうなると学生ビザの取得が必要です。学生ビザはやはり学校に行くためのビザですから必ず学費の支払が事前に必要です。
また、学生ビザは期間中にできるお仕事に時間制限がある場合も多いため、ある程度の生活費も余裕を持っておくことが必要となります。
こういった条件のハードルが高いため、結果的には現地滞在を諦めて日本に帰国する方もいらっしゃいます。
海外の経験値が多いことはプラスになりますが、日本の多くの企業は経歴における空白の期間を問う傾向があるため「何もしていない期間」が長いことはマイナスに働く可能性も高いです。
海外延長を希望する方はどのビザでどのぐらいのスパン海外にいたいのかをしっかりと考えることが大事です。
そして日本に帰国する可能性も考えて現地でどんな経験を積んできたのか、成果を上げたのか、そしてその後希望する企業ではどのような働きを期待できるのかをしっかりと自分の言葉にできるよう準備をしてくださいね。
次に就職を選択される場合です。
就職を希望される方には日本国内での就職と、グローバル企業での海外駐在、または日本から直接海外採用を目指す場合も含まれます。
「ワーホリ・留学で得た経験を活かしてキャリアチェンジがしたい」
「世界を舞台に活躍したい」
「海外または日本を基盤に就職したい」
「しっかり稼いでいきたい」
こういった将来像を持つ方が含まれます。
まず先ほどの海外の滞在延長にも含まれる形になりますが、海外ベースの仕事に応募する場合についてお伝えします。
日本からグローバル企業への就職、または海外ベースの就職を目指す場合、日本またはその滞在国の現地からオンラインで応募をしてオンライン面接などを受けてください。
特に新興国で募集が多いかと思いますが、その場合は企業で就労ビザもサポートしてくださるケースがほとんどです。しっかりとご自身の能力を示してビザサポートを受けながら海外就職を目指しましょう。
続いて日本国内での就職を希望されている場合です。
近年『海外渡航経験者』の数はとても多く、コロナ前でワーホリ年間渡航者は年間約2万人、短期留学を含む留学渡航者は約10万7000人です。
そのため、海外に行ったことがある、というエピソードだけでは日本の就活でもなかなかアピールが難しい状況になっています。
特に海外経験を活かして就職をしたい場合は、併せて語学力は持っていて当たり前、という認識が当たり前となり、目安でいうとTOEIC800点以上、IELTS6.0以上、ケンブリッジ検定FCE(B2 First)以上は持っていたいスコアになります。
さらに、もし他の方と差別化を図りたい、スタートダッシュをしたい、と考えているのであればおススメは帰国前から就職活動を開始することです。
日本の就職活動は海外と比べて平均的に長くかかる傾向にあるため、ぜひ帰国前からスタートして周りより優位に就職活動を進めてください。
【合わせて読みたいおススメコラム】
経験者の就活事情
ワーホリ協会からご渡航された経験者の方に就活事情についてアンケートをとったところ、現地でも必要な経験をしっかり得てきた方はご希望のお仕事にしっかりと就いていらっしゃいますし、職種も十人十色です。
強いて多い職種をあげるならクリエイティブ職、営業職、専門職、教育関係、医療/福祉系が挙げられます。
ちなみに帰国後に大変だったこととして多く挙げていただいたのは
・やりたいことがわからない
・自分の強みや自己分析のやり方がわからない
という回答でした。現地にいる間から将来像をしっかり考えて選択肢を検討する大事さが改めて伺えますね。
実際に内定を獲得されるために準備したこととしては、
・履歴書・職務経歴書の作り込み
・自己分析
という回答が多くご自身のことを振り返って言語化することの重要性が伺えます。
やり方がわからないけどとても重要な準備、自己分析や経験の棚卸はワーホリ協会キャリアサポートでご案内しておりますのでご活用くださいね。
【合わせて読みたいワーホリ協会キャリアサポート】
【渡航中や帰国後の不安にしっかり対応】ワーホリ協会のキャリアサポートをご紹介します!
将来を考えて残りの海外生活を充実させるために
いかがでしたか。将来を考えた先のご自身の理想像は見えてきましたでしょうか。
また、理想像とのギャップで不安に思っていること、そしてその不安を解消するためにこれからすべきことは見えてきましたでしょうか。
目的・目標や夢に変化があれば常に軌道修正をしていきましょう。現地で様々な経験や感情を抱くとご渡航前と考え方ややりたいことに変化があるのはとても自然なことです。
もちろん全く変わらない、という方もいらっしゃると思いますが、特に大事なことは自分の将来について自分がどう感じているのか【常に思い起こすこと】です。
数ヶ月ごとに自己分析をしてみたり、今どんなことがやりたい、興味がある、何に不安があるのか、など常に考える癖をつけていくようにしましょう。
そして、どうすれば後悔のないチャレンジができるのでしょうか。ご自身のスキルを把握してスキルアップできることには積極的に挑戦していきましょう。
本日ご案内した内容はワーホリ協会のメンバー向け
【海外在住者限定】将来をリアルに考えるキャリア相談会
でも詳しくお伝えしております。気になる方はワーホリ協会キャリアサポートのセミナー一覧からご確認くださいね。
《キャリアカウンセリング受付》
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