今回は、海外で働く時に必要な書類『英文履歴書』の書き方を解説します。英語では『Resume(レジュメ)』や『CV(シーブイ)』と呼びますね。
これから海外へ渡航される方も既に現地滞在中の方も最後までご覧いただけると幸いです。
そもそも英文履歴書の概要について知りたい方は過去に解説しているので合わせてご覧ください。
<目次>
・英文履歴書のサンプル
・英文履歴書の書き方
・英文履歴書を作成する時のルール
英文履歴書のサンプル
日本にはコンビニ等でも販売されている履歴書フォーマットがありますが、英文履歴書にはそのようなフォーマットはありません。そのため、ワードやエクセルを使用してご自身で作成していただく必要があります。
しかし、フォーマットが無いからといって、何でも自由に作成して良いという訳ではありません。
ある程度確立された3種類のスタイルがありますので、こちらに従って作成される事を推奨致します。
3種類のスタイルについては過去の記事で解説しております。こちらも合わせてご覧ください。
魅力的な英文履歴書を書くために気を付けるポイント!【キャリアコラム#28】
今回は『Combination Resume』を使用し、サンプルを作成してみました。
いかがでしょうか。
日本の履歴書と比べると顔写真や年齢が記載されていないため、シンプルな印象を受けますね。英文履歴書はとにかく読みやすさが大切です。
それでは、各項目について解説します。
英文履歴書の書き方
①PERSONAL INFORMATION(個人情報)
氏名、住所、電話番号、メールアドレスの順番で記載します。それ以外の性別や年齢、国籍などの情報は不要です。
【氏名】
中央揃えで大きく、太字で記載します。
【住所】
部屋番号、番地、町名、市町村区、都道府県、郵便番号の順番で記載します。
日本語で住所を入力すると英語表記に変換してくれるWEBサイトもあるので調べてみて下さい。
【電話番号】
+81(日本の国番号)を入力し、先頭の0を取った残りの番号を入力します。
例)090-1234-5678 ⇛ (+81)-90-1234-5678
【メールアドレス】
端末を変えても確認できる、YahooやGmailなどPCアドレスを記載します。
②OBJECTIVE(希望職種)
志望する職種を記載します。『志望動機』ではないので簡潔に書きましょう。ここでは記載していませんが『なにをしたいのか』『現在のスキルがどのように活かせるのか』書いておくと更に良いでしょう。
③QUALIFICATIONS(スキル、経験、資格)
身につけた経験やスキル、資格を記載します。全てを書く必要はなく、応募する職種に関連した内容のみ記載しましょう。自動車運転免許なども仕事で使う場合以外は記載しません。
④WORK EXPERIENCE(職歴)
新しいものから順番に記載します。ここでは会社名、所在地、在籍期間、職業、業務内容の順番で記載していますが、下線を引いたり、太字にして工夫すると見やすくなるのでオススメです!
昇進や異動で様々な業務に携わっていた方はそれぞれ在籍期間と業務内容も加えてくださいね。
⑤EDUCATION(学歴)
こちらも新しいものから順番に学位、大学名、所在地、在学期間の順番で記載します。最終学歴が大学、短大、専門以上の場合は高校までの学歴を記載する必要はありません。
英文履歴書を作成する時のルール
どれだけ英語力やスキルがあっても履歴書が上手く書けていないだけで書類選考が突破出来ず、面接すらさせてもらえない事はとても勿体ないと思います。
以下の注意点を抑えて履歴書を作成してくださいね。
・用紙はA4サイズ、1枚で作成されているか
・フォントはTimes New RomanまたはArialで作成されているか
・数字はアラビア数字(Oneではなく1)で書かれているか
・箇条書きでわかりやすく、簡潔に書かれているか
・希望職種に沿った内容で書かれているか
・住所や電話番号など情報に間違いはないか
・スペルや文法に間違いはないか
・読みやすい工夫はされているか(下線や空白など)
また、履歴書の他にカバーレター(志望動機)を同封する事で採用率が上がります。
書き方は下記<おすすめ記事>で詳しく解説!こちらもご参考にどうぞ(#^^#)
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