「単語量」は、「どれくらい英語が話せるか」の指数を知るための目安として頻繁に使用されています。もちろん「単語量がある=英会話ができる」とはなりませんが、単語量は最低限身につけておく必要があります。
今回は、「どれくらい単語量があれば、どれくらい英語ができるのか」を、ざっくり紹介してみましょう!まずは単語量の目安から!
【単語量リスト】
■ 英検 5級(小学校レベル) ⇒ 約600語
■ 英検 4級(中学校初級レベル) ⇒ 約1,300語
■ 英検 3級(中学校上級レベル) ⇒ 約2,100語
■ 英検 準2級(高校中級レベル) ⇒ 約3,600語
■ 英検 2級(高校卒業レベル) ⇒ 約5,000語
■ 英検 準1級(大学中級レベル) ⇒ 5,000~8,000語
■ 英検 1級(大学上級レベル) ⇒ 10,000~15,000語
■ ネイティブスピーカー ⇒ 20,000~35,000語
いかがでしょうか。さすがにネイティブスピーカーと比べてしまうと、使用している単語量に差がありますね。では次に、「どの程度の単語量があれば、どんなことができるのか」を紹介してみます!
まずは読む時の単語量から。
例えば英語新聞の記事を読もうとした時、単語量が1500語くらいだと、その記事全体の75%くらいの単語を知っていると言われています。同じ様に、単語量が3000語くらいだと85%くらい、5000語だと 90%くらい、8000語だと 95%くらい。約20,000語の単語を知っていると、ようやくほぼ 100% 読むことができるようになるそうです。
単語量1500語は中学初級レベルなので、「それでそんなに読めるのか」と思うかもしれませんが、「全体の4分の1が読めない」のではなく、「全体の4分の1の単語がわからない」なので、実際には内容を把握することすら難しいでしょう。(単語には The や is といったものも含まれます)
単語量が8000語くらいだと95%くらいの単語を知っていますが、それでも新聞記事が400文字だったとして、400語中の20語、だいたい1行につき1個知らない単語が入っている計算になります。
読むことに関しては、単語量が多ければ多いに越したことはなく、スラスラ読めるようになるためには英検1級レベル(大学上級レベル)が必要になります。
では、会話ではどうでしょうか。会話では読み書きと違い、大体3000~5000語くらいを知っていると会話が成り立つと言われています。
しかし!「会話が成り立つ=英語をマスターした」という事ではありません!単語量が少ないという事は、それだけボキャブラリーが少ないという事。意思疎通は出来たとしても、実際にその英語を使って働いたり、ビジネスシーンで使う事はできないでしょう。
単語量を身につけるには、とにかく本を読んで覚えるか、使い続けて体に染み込ませるしかありません!単語帳を眺めるのは嫌!という人は、自分の趣味に絡めるのがオススメ。
映画が好きなら「洋画を英語字幕で見て、セリフを口に出して読んでみる」とか、サッカーが好きなら「英語実況で試合を見る、選手名鑑を英語で読む」などがオススメです!
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