海外へワーホリや留学に行く理由は、人それぞれ色々あると思いますが、最近は「語学力を身につけて、就職・転職に活かしたい」という自身のステップアップを目的に海外へ渡航される方が増えてきています。
では実際にどんなプランを作って、どんな経験を積めば帰国後の就職を有利に進めることができるようになるのでしょうか?
今回は帰国後の就職・転職に活かせるワーホリ&留学プランについてお話していきたいと思います。
■ 今の企業が求める人材とは?
「企業が求めるグローバル人材を目指して留学します!」
インターネット等でよく見るようになった「グローバル人材」という単語ですが、そもそもグローバル人材とはなんでしょうか?勘違いされがちですが、グローバル人材とは「他国の言葉を話せる人」のことではありません。「企業の海外拠点に駐在して働く人」のことでもありません。
ざっくり簡単な言葉で要約すると、「世界で活躍できる人材」がグローバル人材と言われています。「世界で活躍する」ということはすなわち、「海外で働いた経験」や「他国の言葉が話せる」は最低限として求められるスキルであり、ここからさらに「異文化を理解する能力」「自分の国に対する理解力」「コミュニケーション能力」「自己分析能力」等のスキルが求められます。グローバル人材とは、ただ漠然となりたいからなれるものではないのです!
■ 「行っただけ」ではプラスにならない!?
一昔前であれば「外国語が話せる」ということは大きなアピールポイントでした。しかし、最近では「ある程度外国語が話せるのは当たり前」と考える企業が増えていて、単純な語学力はアピールポイントとして活かしにくくなってきています。
もちろん海外生活を経験した人材には企業側としても高い期待値は持っています。しかし、逆にこの期待値が高くなりすぎている事もあり、「海外で何をしたのか」「ワーキングホリデーや留学に行って、どう成長できたか」「異文化に触れて、どう感じたか」などをしっかり企業側に伝えることが出来ないと、「あぁ、大したことしてないのかな…?」という印象を持たれてしまうかも…
■ 具体的にどうする?
では、就職に活かすワーホリ・留学にするには、具体的にどんなプランを作ればいいのでしょうか?
1.語学学校に通って、しっかりとした語学力を身につける
資金的な話もあるので人によってプランは変わると思いますが、最低でも半年くらいは語学学校に通った方がいいと思います。海外で日常生活を過ごすだけでも語学力はそこそこ身に付きます。それこそ1年もいれば日常会話くらいはできるようになります。
しかし、そうやって覚えた語学力はあくまで「日常会話」であって、「会社や接客で使えるしっかりとした敬語」ではないんですよね。友達や知り合いはあなたの文法間違いや発音、タメ口などを矯正してくれたりはしません。
また、語学学校でしっかりとした語学力を身につけておくことで、海外での仕事探しの幅も大きく広がります。しっかりとした語学力があれば、同じホテルのアルバイトでもベッドメイキングではなくフロントを任せられるかもしれません。
就職で活きる語学力を身につけるのであれば、その辺をしっかり教えてくれる語学学校に通いましょう。
2.資格を取得してみる
資格は自分の能力の証明なので、持っておいて損はないです!例えば履歴書に「英語が流暢に話せます」と書くのと、「TOEIC 900点です」と書くのでは単純に信憑性が違います。
それに、「資格の取得」という目標があることで勉強のモチベーションも上がりますし、それを達成することができれば「達成したこと」自体を面接などでアピールポイントにすることもできるでしょう。
3.特別な体験にする
ワーキングホリデーであれば海外で働くことができます。他のビザではできない、とても特別なことです。それなら、そのことを最大限活かすようにしましょう!
例えば、「ただ海外でアルバイトをする」のではな「海外でアルバイトリーダーを目指してみる」とか。たとえ無給でも、「現地企業でインターンシップを経験する」とか。「海外でツアーガイドをした」ではなく、「海外でツアーガイドをして、毎日50人以上と話をした」とか。「海外で友達を100人作って、その全員と写真を撮った」とか。
どんなことでもいいので、留学・ワーホリをあなたにとって特別な体験にして下さい!
注意することは、ワーホリや留学に行って満足しないこと。時間がたつのはとても速いです。だらだら過ごしていると、すぐ日本に帰ってくる時期になります。一日一日を大切に過ごしてください。