「これ、英語でなんて言うんだろう?」
ワーキングホリデーや留学で海外生活をスタートした時、意外と困るのが日常的な物の名前です。「ホッチキス」「シャーペン」「チャック」など、普段何気なく使っている和製英語が通じなくて恥ずかしい思いをしたり、買い物で欲しい物が伝えられずに困った経験はありませんか?
実は、多くの日本人が知っている「英語」と、ネイティブが実際に使う表現には大きなギャップがあります。でも大丈夫!この記事では、海外生活で本当に役立つ日常品の正しい英語表現と、物の名前がわからない時に使える便利フレーズをご紹介します。
これを読めば、買い物やルームシェアでの会話がグッとスムーズになり、「英語ができる人」として一目置かれること間違いなし!留学前の準備としても、現地で困っている方の救世主としても活用できる実践的な内容をお届けします。
1. つい日本語で考えてしまう!英語で表現に困る身の回りのアイテム
私たちの身の回りには、英語で表現しようとすると意外に困ってしまう物がたくさんあります。今回は、特に日常英会話でよく話題になる「言えそうで言えない物」を10個厳選してご紹介します。
まず、「爪切り」は”nail clipper”と言います。多くの人が”nail cutter”と言いがちですが、正しくは”clipper”です。「輪ゴム」は”rubber band”。日本語の「ゴムバンド」をそのまま英語にしても通じません。
「ティッシュペーパー」は、アメリカでは”tissue”、イギリスでは”tissue paper”と呼びます。単に”paper”では紙全般を指してしまうので注意が必要です。「ホッチキス」は完全な和製英語で、正しくは”stapler”です。
意外に困るのが「つまようじ」の”toothpick”。「歯ブラシ」は”toothbrush”なので混同しやすいですが、”pick”(突く)という動詞が使われています。「綿棒」は”cotton swab”または”Q-tip”(商品名)と言います。
「洗濯ばさみ」は”clothespin”、「延長コード」は”extension cord”です。これらは直訳では思いつかない表現の代表例でしょう。
「マジックテープ」も実は商標名で、一般的には”velcro”と呼ばれます。最後に「修正液」は”correction fluid”または”white-out”です。
これらの単語を覚えておくことで、日常英会話がぐっとスムーズになります。
身の回りの日用品は直訳では表現できないものが多く、正しい英語表現を覚える必要があります。爪切り(nail clipper)、輪ゴム(rubber band)、ホッチキス(stapler)など、和製英語や直訳では通じない単語を実際の表現とセットで覚えることが、自然な日常英会話への近道です。
2. 「コンセント」は通じない?和製英語に要注意の日常品10選
日本人が英語だと思って使っている「和製英語」は、実際の英会話では全く通じません。特に日常品の名前では、このギャップが顕著に現れます。
例えば、「コンセント」は英語では「outlet」や「power socket」と言います。アメリカでは「electrical outlet」、イギリスでは「plug socket」が一般的です。「ホッチキス」も和製英語で、正しくは「stapler」です。「サランラップ」は商品名から生まれた和製英語で、英語では「plastic wrap」や「cling film」と表現します。
文房具でも同様の問題があります。「ホワイトボード」は通じますが、「マジック」(マーカーペン)は「marker」や「felt-tip pen」が正解です。「セロテープ」も商品名由来の和製英語で、「transparent tape」や「clear tape」と言うのが自然です。
家電製品では「ドライヤー」は通じますが、「レンジ」は「microwave」、「エアコン」は「air conditioner」が正しい表現です。また、「リモコン」は「remote control」の略語として日本で定着しましたが、ネイティブは「remote」と短縮して使うことが多いです。
これらの違いを知っておくことで、海外での買い物や日常会話がスムーズになり、ネイティブとのコミュニケーションがより自然になります。
和製英語と実際の英語表現には大きな違いがあり、「コンセント→outlet」「ホッチキス→stapler」「サランラップ→plastic wrap」など、正しい表現を覚えることで英会話がスムーズになります。
3. 困った時に使える!日常英会話で物の名前を聞く便利フレーズ
英会話中に「あの物って英語で何て言うんだろう?」と困った経験はありませんか?そんな時に役立つのが、物の名前を自然に聞ける便利フレーズです。
1. “What do you call this?”(これって何て呼ぶの?)
最もシンプルで使いやすいフレーズです。手に持っている物や指差しながら使えます。例えば、コンビニでレジ袋を指して「What do you call this?」と聞けば、「plastic bag」という答えが返ってきます。
2. “What’s this thing called?”(この物って何て言うの?)
少しカジュアルな表現で、友人との会話に最適です。キッチンで泡立て器を見つけて「What’s this thing called?」と聞けば、「whisk」と教えてもらえるでしょう。
3. “I don’t know the English word for this.”(これの英語での言い方が分からないんです)
正直に分からないことを伝える丁寧な表現です。日本の「しゃもじ」を説明したい時に使えば、相手も親切に「rice paddle」と教えてくれます。
4. “How do you say ○○ in English?”(○○って英語で何て言うの?)
日本語の単語から英語を聞く時の定番フレーズです。「ホッチキス」の英語表現を知りたい時に「How do you say “hotchikisu” in English?」と聞けば「stapler」という答えが得られます。
5. “What would you call something that…”(~するような物を何て呼びますか?)
物の機能や用途を説明して名前を聞く上級テクニック。「靴べら」について「What would you call something that helps you put on shoes?」と聞けば「shoehorn」と教えてもらえます。
これらのフレーズを使い分けることで、会話を止めることなく自然に語彙を増やせます。恥ずかしがらずに積極的に質問することが、英会話上達の近道なのです。
物の名前が分からない時は、「What do you call this?」「What’s this thing called?」などの便利フレーズを活用しましょう。状況に応じてフレーズを使い分け、積極的に質問することで自然に語彙力が向上し、日常英会話がスムーズになります。
4. 実際の英会話で使える!物の説明テクニック3選
日常英会話で物の名前がわからない時、多くの人が困ってしまいますが、実は簡単な説明テクニックを使えばスムーズにコミュニケーションが取れます。
1. 形や大きさから入る基本テクニック
「It’s round and small」(丸くて小さいです)のように、まず見た目の特徴を伝えましょう。例えば、「ボタン」を説明する際は「It’s small, round, and you use it to fasten clothes」(小さくて丸い、服を留めるのに使うもの)と表現できます。
2. 用途や機能で説明する実践法
「It’s used for…」(~に使います)や「You use it to…」(それを使って~します)が便利です。例えば「ホチキス」なら「It’s used for putting papers together with small metal pieces」(小さな金属片で紙をまとめるのに使うもの)と説明できます。
3. 類似品で比較する上級テクニック
「It’s like a… but…」(~に似ているけれど~)の表現が効果的です。「付箋」を説明する場合、「It’s like a small piece of paper, but it has sticky stuff on the back」(小さな紙のようなものですが、裏に粘着部分があります)と表現できます。
これらのテクニックを組み合わせることで、どんな物でも英語で説明できるようになります。重要なのは完璧な英語ではなく、相手に伝わる英語を話すことです。
英会話で物の名前がわからない時は、形・大きさ、用途・機能、類似品との比較の3つのテクニックを活用しましょう。「It’s round and small」「It’s used for…」「It’s like a… but…」などの基本フレーズを覚えれば、どんな物でも英語で説明できるようになります。
5. ネイティブが使う言葉で覚える家庭用品と文房具の英語表現
家庭でよく使う物の正しい英語表現をマスターしよう
日常英会話でつまずきやすいのが、身近な家庭用品や文房具の名前です。学校で習った英語と、ネイティブが実際に使う表現には大きな違いがあることをご存知でしょうか。
家庭用品の正しい表現
例えば「洗濯バサミ」。多くの人が「clothes clip」と言いがちですが、ネイティブは「clothespin」(アメリカ)や「clothes peg」(イギリス)を使います。「輪ゴム」も「ring rubber」ではなく「rubber band」が正解です。
「つまようじ」は「toothpick」で覚えていても、実際の会話では「Can you pass me a pick?」のように短縮されることが多いのです。
文房具でよくある間違い
文房具では「ホチキス」が典型的な和製英語です。正しくは「stapler」で、ネイティブが使う言葉では「Can I borrow your stapler?」となります。「修正液」も「correction liquid」ではなく、ブランド名から生まれた「Wite-Out」(アメリカ)や「correction fluid」が一般的です。
「カッターナイフ」は「box cutter」や「utility knife」、「セロハンテープ」は「Scotch tape」(アメリカ)や「sellotape」(イギリス)と呼ばれます。
実用的な覚え方のコツ
これらのネイティブが使う言葉を効率的に覚えるには、実際の使用場面をイメージすることが重要です。英会話便利フレーズと組み合わせて「Where can I find the rubber bands?」のような完整な文で練習すると、より自然に口から出てくるようになります。
家庭用品や文房具の英語表現では、学校英語とネイティブが使う言葉に大きな違いがあります。「洗濯バサミ=clothespin」「輪ゴム=rubber band」「ホチキス=stapler」など、正しい表現を実際の会話フレーズと組み合わせて覚えることで、自然な日常英会話が身につきます。
6. 実践で役立つ!英会話便利フレーズで買い物をスムーズにする方法
店員さんとの自然な英会話で買い物を楽しもう
海外のスーパーやお店で買い物をする際、商品について尋ねたり、店員さんとスムーズにやり取りができると、ショッピング体験がぐっと楽しくなります。
商品の場所を尋ねる時
「Excuse me, where can I find the cleaning supplies?」(すみません、掃除用品はどこにありますか?)
「Do you know which aisle the batteries are in?」(電池は何番の通路にあるかご存知ですか?)
実際にアメリカのスーパーで「掃除用品」を「cleaning things」と言ったところ、店員さんに困った顔をされた経験があります。「cleaning supplies」や「household cleaners」という表現の方が自然で通じやすいのです。
商品について詳しく聞く時
「Is this product gluten-free?」(この商品はグルテンフリーですか?)
「What’s the difference between these two?」(この2つの違いは何ですか?)
「Do you have this in a different size?」(これの違うサイズはありますか?)
レジでの便利フレーズ
「Could I have a bag, please?」(袋をいただけますか?)
「Do you take credit cards?」(クレジットカードは使えますか?)
「Can I get cash back?」(キャッシュバックはできますか?)
特にアメリカでは、多くのスーパーでデビットカードを使って現金を引き出せる「cash back」サービスがあり、このフレーズを覚えておくと非常に便利です。
また、日本人が間違えやすいのが「レシート」。英語では「receipt」(リシート)と発音し、「Can I have a receipt?」で「レシートをください」という意味になります。
これらのフレーズを使いこなせば、海外での買い物がスムーズになり、現地の人とのコミュニケーションも楽しめるでしょう。
海外での買い物では、商品の場所を尋ねる「Where can I find〜?」、詳細を聞く「What’s the difference?」、レジでの「Can I have a receipt?」などの基本フレーズを覚えることで、店員さんとスムーズにやり取りができ、買い物体験が格段に向上します。
この記事のまとめ
日常英会話でつまずきがちな身の回りの物の英語表現について、10の具体例とともに解説しました。「コンセント→outlet」「ホチキス→stapler」など、和製英語と正しい表現の違いを理解することが重要です。物の名前がわからない時は「What do you call this?」などの便利フレーズを活用し、形や用途で説明するテクニックも身につけましょう。ネイティブが実際に使う言葉を覚え、買い物などの実践場面で使える表現をマスターすることで、自然で流暢な日常英会話が可能になります。





