英語圏を除いたヨーロッパ圏で不動の人気を誇るのが「フランス」と「ドイツ」。
渡航人数もほぼ同じくらい、経済規模で見てもドイツが世界4位、フランスが6位と、生活水準も同等の国です。
さて、今日からはそんな2つの国を徹底比較していきます。
今日は基本情報からおさらい。人口や、産業などの部分を比較しながら書いていきたいと思います。
【人口】
ドイツ⇒約8100万人
フランス⇒約6100万人
【首都】
ドイツ・ベルリン
フランス・パリ
【主要産業】
ドイツ⇒自動車関連工業
フランス⇒農業
ドイツは、フォルクス・ワーゲン、ベンツ、BMWなどの主要自動車産業、電化製品のシーメンスなど、工業品目で世界を股にかける企業が多数存在しています。
フランスは意外にも農業が国の主要産業となっており、主にワインが有名です。小麦なども生産量としては多く、食料自給率も他の先進国に比べて高い数値を保っています。
【歴史上の著名人】
ドイツ
:アルベルト・アインシュタイン(物理学者)
:ゲーテ(文学者)
:ミヒャエル・エンデ(児童文学家)
フランス
:ルソー(思想家)
:モンテスキュー(思想家)
:ヴィクトル・ユゴー(文学者)
どちらも多くの哲学者・思想家を生んだ国で、文学・音楽など、ルネサンス期以降の芸術・文化をリードした国として、現在でもファッションなどでも高い地位を誇っています。
他にもドイツでは、グリム兄弟やヘルマンヘッセ、フランスではデカルト、マルクスとエンゲルスなども有名ですね。
【物価】
ドイツ:日本とほぼ同水準
フランス:日本より若干高い水準
【都市分布】
ドイツ:一極集中の都市がない、地方分権の歴史が長い(各地にジムリーダーのいるポケモンのようなイメージ 笑)
フランス:パリ一極集中型(各地に農村が広がるFinal Fantasyやドラクエのイメージ 笑)
ドイツは長らく地方分権が続いていたので、地方都市でも人口が多く、教育機会も均等に整っていることが特徴です。
ベルリンは350万人ですが、二番都市のハンブルクでも180万人、三番都市のミュンヘンも130万人ということで、人口はまんべんなく分散しています。
フランスはパリ一極集中型。地方都市は二番都市のマルセイユでも85万人ほど。
そのほかは避暑地や、ワインの生産地として大規模農園があったりと、フランスが今でも農業生産を大切に扱っている様子がうかがえる雰囲気だと思います。
ミュンヘンは郊外に出れば観光地も豊富(写真は眠れる森の美女のモチーフ、ノイシュヴァンシュタイン城)
【世界遺産数】
ドイツ:40か所(国をまたぐものも含む)
フランス:41か所(国をまたぐものも含む)
ドイツ経験スタッフShoheiのおすすめは、「ケルン大聖堂」「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」「ヴィースの巡礼教会」「ライン渓谷中流上部」ですね!
フランス経験スタッフAmyのおすすめは「モンサンミッシェル」「夜のセーヌ川クルーズ」「カルカッソンヌの城壁」「ポン・デュ・ガール」だそうです!
エッフェル塔もおすすめですね!
【祝日の数】
ドイツ:14日(カトリックとプロテスタントで異なる)
フランス:13日
ドイツの祝日で最も象徴的なものは10月3日は「統一記念日」!フランスは7月14日の「革命記念日」!
【在留邦人数】
ドイツ:42,205人(2015年10月)
フランス:40,308人(2015年10月)
4年程前までドイツのほうが圧倒的に多かったですが、最近では両国の在日法人数は横ばい。
日本人の在留数ではドイツが8位、フランスが9位です。
フランスはパリに、ドイツはデュッセルドルフとミュンヘンに日系企業が集中しているため数も多くなっています。
いかがだったでしょうか?
比較してみると、いろいろな共通点や相違点が見つかりますね。
今後、ブログにて「都市比較」「気になる語学比較」など、フランスvs ドイツと題しましていろいろな比較をしていきたいと思います!
乞うご期待!
福岡 しょうへい