ついに、前澤 友作さんが宇宙旅行を経て、地球へ帰還!
日本人初となる民間人の宇宙旅行ということで、毎日ニュースで大々的に報道されていましたよね。宇宙飛行士たちが映像や情報を宇宙から届けてくれることは今までもありましたが、民間人の目線で撮られた映像などは、今までにない、新鮮な感じがしますw
前澤さんは宇宙からYOUTUBEやSNSの更新もされていましたので、まだ見ていない方は是非ご覧になってみてください!
さて、そんな宇宙への旅ですが、宇宙飛行士として宇宙へ行くには当然厳しい条件をクリアしないといけません。その条件の中には、コミュニケーション力と語学力も含まれます!
1)宇宙飛行士に必要な語学力とは?
宇宙飛行士の一番重要なスキルと言われているのが、「状況判断能力」です。いま何が起こっているのか、その状況を把握できないということは、宇宙では死を意味します。そして、身の回りで起きているすべてのことを把握をするためにも、言葉を理解する力、すなわち語学力が絶対に必要となります。
実際の宇宙飛行士の募集要項に具体的な語学力スコアの記載はありませんでしたが、「STEM分野の知識や論理的思考力、円滑な意思の疎通が図れる英語能力とともに、教育や実務経験等の中で取り組んできたことにおける専門性」という記載はありました!
「STEM分野」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)のことで、科学技術開発に重要な分野となります。専門分野の知識はもちろんですが、その知識を他の宇宙飛行士たちと共有しながらコミュニケーションを取らなければならないので、「英語が流暢に話せる(英検1級)」レベルの語学力では単語量が追いつかないと思われます!
英語が母国語ではない人にとっては、語学力は大きな壁になりますね > <
今回前澤さんは今回は宇宙飛行士としてではなく、あくまで旅行者として宇宙へ行っているため、本来宇宙飛行士が満たすべき条件をすべてクリアしているわけではないと思いますが、ISS(国際宇宙ステーション)に長期間滞在するにあたり、船内での宇宙飛行士たちとのコミュニケーションは必要不可欠なので、改めて英語の勉強をしてから出発されたのではないでしょうか!
2)英語だけじゃない!ロシア語も重要!
英語の習得が必須なのはわかりましたが、宇宙飛行士はロシア語の習得も求められることをご存知でしょうか?
現在、宇宙開発はアメリカとロシアの2国が競い合っている図式になっています。そのため、宇宙飛行士はアメリカだけでなくロシアの宇宙関係機関と関わる機会が非常に多い為、ロシア語も英語と同じレベルで習得する必要があるというわけです。
2000年に日本人初のISS組み立て飛行に参加した若田光一さんも、「ロシアの宇宙関係者の中には、「ロシア語を使いこなせる外国人宇宙飛行士はロシアの宇宙船システム操作についても習熟しているはずだから、母国の宇宙船の操作を安心して任せられる」と考えている人が多かった。」といったエピソードをお話されるほど、宇宙飛行士とロシア語は親密な関係にあるのです!
もちろん英語・ロシア語以外にも中国語、フランス語、ドイツ語なども大切で、国際宇宙ステーションの多国籍化に伴い、求められる言語の数も増えてきているみたいですよ!
3)あなたも宇宙飛行士に!
今回の前澤さんの宇宙旅行にかかった費用は100億円以上と言われています。ですが、あなたも宇宙に行けるチャンスがあります!
実は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月19日から、宇宙飛行士候補者の募集を開始しているんです!候補者の募集は13年ぶりで、要項には「多様性を尊重」などという文言が盛り込まれるなど、今の社会や時代を反映したものとなっています。
もし、前澤さんと同じように「宇宙」への夢をお持ちの方がいれば、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
・宇宙飛行士候補者募集 – 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(募集期間:2021年12月20日正午〜2022年3月4日正午)
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