留学相談を受ける中で、帰国後になりたい職業でマーケティング職を上げる方は多いです。
最近は語学学校や専門学校のカリキュラムでも見かけることが多く留学のカリキュラムに含めたプランも多いので海外でも人気は高いようですが、実際どんな仕事をするのでしょうか。ワーホリや留学をきっかけに前職とは全く関係な職種に転職される方も多いので、今回はこのマーケティング職がどのような仕事なのか簡単に紹介したいと思います。興味を持たれた方がいれば、是非選択肢の一つとして検討してみてくださいね。
<目次>
・マーケティング職とは
・マーケティング職の将来性
・帰国後マーケティング職へ転職するためにできること
マーケティング職とは
世の中には便利なサービスや商品が数えきれないくらいありますが、開発した商品を世に出す時に欠かせない仕事がマーケティングです。世の中のニーズを探って、どのような売り方をすれば効率よく売り上げを上げることが出来るか、消費者に認知されるか、など考える必要があります。また、昨今ではデジタルマーケティングに注目が集まっており、WEBマーケティングやSNSマーケティングの需要が高まっております。
マーケティング職には以下のような仕事内容があります。
●市場調査・分析
まずは消費者に何が求められているか調査しなければ、適切な売り込み方が出来ません。市場調査を実施して、分析することによって効果的なアプローチ方法を考えます。また、競合他社についても研究し、自社製品がどのような差別化が出来るか考える役割もあり、重要な仕事です。
●商品企画・提案
収集したデータを元に商品・サービスを企画し提案することもマーケティング職の仕事です。新しい商品を開発するだけではなく、既存商品の改善や試作品を開発します。今後の方向性を固めることになるので斬新なアイディア力や分析力が求められます。
●営業・販売促進
社内での営業戦略を企画し、販売を促進する方法を考えます。現場の仕事を理解していることが大切で、営業経験者であれば有利になる仕事です。
●顧客管理(CRM) など
文字通り、顧客のデータを管理する仕事ですが管理するだけではなく、集まったデータを分析して属性を分けたり傾向を見ることで営業やマーケティングに役立てることが出来ます。
今回はマーケティング職の仕事の内容の一例を紹介しました。
仕事内容は多岐にわたりますので、様々な仕事を経験できることも人気の理由の一つでしょう。
マーケティング職の将来性
近年AI技術やロボットが新しいステージに到達し、仕事は無くなるといわれていますがマーケティング職の将来性はどうでしょうか。
結論から申し上げますと、マーケティング職は需要に対して供給が追い付いていない状況なので将来性があります。
■理由:WEB広告市場が伸び続けている
→WEBサイトの広告で購入決断する層が増えている
私が幼少期の頃は買い物するのであれば、直接店舗へ足を運んだり、テレビショッピングを見て購入する親の姿を見ていましたが、現在はWEBサイトに表示される広告で興味を持ち購入することがほとんどです。WEB広告市場はこれからも伸び続けることが予想されています。
■理由:動画、SNS市場も重要が拡大している
→InstagramやX(旧Twitter)やYoutubeなどSNS広告も需要が拡大しています。最近は単なる友人との交流で使うのではなく、情報収集ツールの一つとしてSNSを活用することが一般的になり広告を見かける機会も増えています。
■理由:マーケティング職の需要が高い
マーケティング職はほとんどの会社で必要なポジションであるのにも関わらず、供給が全く追い付いていません。十分なスキルを身に着けることが出来れば汎用性が非常に高いというのもマーケティング職の魅力です。
■懸念点:AI・機械学習によって仕事が奪われる可能性はないのか
→一部の仕事はAI・機械学習によって奪われる可能性があります。
しかし、AIはデータ収集と分析作業は得意ですが、『企画そのものを考えること』は人間にしかできません。人間が企画を考えて立ち上げたプロジェクトをAIを使って分析し、更に良い案を作っていく…といった形でマーケティング職はAIとの共存が可能です。もちろん将来もマーケティング職として稼いでいくためには日々の学習でスキルアップが求められ、どのスキルを伸ばすべきか取捨選択は必要になりますが、これから始める方におすすめできる仕事です。
帰国後マーケティング職へ転職するためにできること
これまでマーケティング職について簡単にご紹介させていただきました。それでは帰国後、マーケティング職として転職するためには、やはり経験が大切です。留学プランに組み込むことが出来れば英語力を高めることが出来るだけではなく、帰国後の就職活動でも役立てることが出来るでしょう。今回は、そんなマーケティングプログラムを提供している留学プランについてご紹介したいと思います。
①カナダのCOOP留学でマーケターとしてのキャリアをスタートする
COOP留学とは座学での就学とインターンシップでの就労が経験出来るカナダ限定のプログラムです。未経験の方でも高校を卒業していれば入学することが出来るので英語力だけではなく、知識と経験を身に着けたい方にはオススメです。提供している学校の一例を紹介します。
Canadian College – SOCIAL MEDIA MARKETING & CO-OP (DIPLOMA)
1年間の座学と1年間の就労が経験出来る長期プログラムです。現場で活躍するために基礎からしっかり学ぶことが出来ます。帰国後には現地で身に着けた英語力と現地でマーケターとして活躍した経験を活かして将来に活かすことが出来るでしょう。
Tamwood Careers – Digital Marketing Courses
SNSマーケティングだけではなく、幅広くデジタルマーケティングを学びたい?そんな方にはTamwood Careersがおすすめです。1年間で卒業出来るプログラムもあるので、ご予算が不安な方にもおすすめです。
②オーストラリアでマーケティングを学ぶ
オーストラリアではインターンシップとセットになっているプログラムはほとんどありませんが、ih Business Collegeではインターンシップがプログラムに含まれているのでオススメです。暖かい気候と美しい海というオーストラリアでビジネススキルを学ぶことができるのは魅力的ですよね。
ih Business College – Digital Media Marketing
約1年間のプログラムの中に3か月間のインターンシップが含まれているコースです。金額もカナダのCOOP留学と比較すると、安価なので長期留学がしたくても予算が心配ですという方にもおすすめできるプログラムでしょう。
今回、ご紹介した学校は全体のほんの一部です。同じマーケティングを学ぶコースであったとしても学校によって中身が全く異なることもありますので是非、ワーホリ協会のカウンセラーと相談しながらご自身にぴったりのプランを一緒に探していきましょう。
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