今、人気上昇中のITエンジニア。
興味のある方も多いのではないでしょうか。
ただ、チャレンジしたいけど、「どんな仕事かよく分からない」「そもそも自分にできるの?」といった不安もよくききます。
実はひとくちに、ITといっても領域はとっても幅広いんです!
そこで今回は、業界未経験でも分かりやすいように、『IT職のキホン』をご紹介します。
<目次>
・なぜ今、ITエンジニアが注目?
・IT職種のタイプ:エンジニアにも色がある!
・文系でも活躍できるワケ
・意外とグローバルな世界☆彡
なぜ今、ITエンジニアが注目?
まず、IT業界でキャリアを積むことにより、自然とITスキルが身につくという魅力があります。
ITの専門知識は、どの企業でも、またどの国でも共通に通用するアイテムです。なので、ITスキルの習得は、「グローバルに活躍する人材になるチャンス」の獲得につながります。
また近年、IT業界では、深刻な人材不足にあります。
実際に、IT企業の8割以上が、量・質ともに「人材が大幅に不足」または「やや不足している」と回答しています。(「デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2021年度)」/独立行政法人情報処理推進機構)
さらに今後も、IT技術の進歩やAIニーズに対して、人手不足が続く予想です。
なので、いまIT転職をして経験を積めば、将来安定して働ける点も、人気の1つといえます。
IT職種のタイプ:エンジニアにも色がある!
「ITエンジニア」には、たくさんの職種があります。
IT転職したいけど、どれが自分に向いているか分からない。。といった方のために、仕事のタイプをご紹介します。
① システムエンジニア:システムの設計・開発
ITエンジニアときいて、イメージされやすいのが、このシステム系エンジニア(SE)かもしれません。SEは主に「システムやソフトウェアを設計・開発する」仕事です。
とくに、プログラミング言語を用いて、開発をメインに行うエンジニアは「プログラマー」とも呼ばれます。プログラミングスキルは、ほかのエンジニア職でも汎用性が高いため、SEから、IT業界を目指す方も多いようです。
② Web系エンジニア:WebサイトやWebアプリの設計・開発
Webサイト・アプリの代表例として、「YouTube」や「Gmail」などがあげられます。
Webエンジニアは、HTML/CSSやJavaScript、PHPといったプログラミング言語を駆使して、これらを構築していきます。
デザイン面に触れる機会も多く、人気もある一方で、一定レベルのプログラミング知識が求められます。
③ インフラエンジニア:システムを動かす基盤の構築
IT業界での「インフラ」とは、ネットワークやサーバー、データベースなどを指します。その「インフラ」を、設計・運用保守する役割が、インフラエンジニアです。
一見むずかしいようにも聞こえますが、実は経験が浅い方でもチャレンジしやすい領域でもあります!
④ 上流工程に携わるエンジニア
ITコンサルタントや、プロジェクトマネージャーといったポジションに相当します。クライアントとの折衝やスケジュール管理、人員の管理などの立場を担います。
一般的には、設計から運用まで、ひと通りの開発工程を経験した人が、キャリアアップとして就くケースが多いようです。
高いコミュニケーション能力や、マネジメントスキルが必要とされ、他のポジションと比較して年収もトップクラスとなります。
⑤ その他:上記以外のエンジニア
社内SE、セールスエンジニア、データサイエンティスト、品質管理(テスト)エンジニアなどの職種があります。
いくつか紹介すると、社内SEは、自社内のシステム構築やメンテナンスを行うエンジニアのことです。新システムを導入する際に、打ち合わせを担当したり、社内スタッフのサポートも行います。
セールスエンジニアは、その名前の通り「セールス(営業)」と「エンジニア(技術者)」の両方を担うポジションです。
クライアントが抱えている課題に対して、自社ツールで解決できることを提案し、導入後のアフターフォローまで行います。営業担当と二人三脚で進めるパターンもありますね。
文系でも活躍できるワケ
「IT人材白書2020」によると、先端IT従事者(いわゆるSEなど)のうち、30.2%はIT・情報系学部以外の出身者です。1/3がほとんど未経験に近いということになりますね。
職種にもよりますが、新卒や若手ポテンシャル採用の場合、文系理系はそれほど重視されません。
なぜでしょう?
【1】コミュニケーション能力が仕事の <キー>になるから
近年、IT職の募集において、実務スキルだけでなく、コミュニケーション力の高さを評価する企業が増えています。
その理由は、「システムによって何が実現できるのか」を顧客に分かりやすく説明したり、
顧客の課題を、もれなくヒアリングする能力が、多々求められるためです。
IT人材不足もあり、クライアントや社内チームと、スムーズにやり取りする力が十分なら、実務スキルは後から習得でもOKという採用ポリシーのところも見られます。
【2】「プログラムを書くこと」だけが仕事ではないから
実はIT職は、文章を書くスキルや読解力に自身のある、文系さんだからこその強みを活かせるフィールドでもあります。
例えば、顧客から聞き出した内容のポイントをまとめる力や、それを設計に落とし込む、論理的な思考力も必要です。また、仕様書を社内で共有するための資料作成の作業もあるでしょう。
つまり、「プログラムを書くことだけがエンジニアの仕事ではない」ということです。
その点で、文理のバックグラウンドに関係なく、個人の能力を発揮していけますよね!
意外とグローバルな世界☆彡
冒頭でもふれたように、ITエンジニアは、業界や規模を問わずニーズがあります。
つまり、グローバル企業・外資も視野に、就職先を検討できるわけです。
最近では、職場で外国人スタッフと接する機会も増えています。
とくに、ベンチャーや中小で、これから海外向けプロジェクトを強化したい企業では、
【英語対応ができるIT担当】を積極採用したりしています。
実際に、外国人エンジニアの採用率は年々上昇していて、社内で英語を使う機会も、おおいに期待できるでしょう。
そのため、《英語力×ITスキル》を合わせもっている人は、今とても魅力的なんです!
まとめ
今回は、IT職種のタイプや魅力についてお伝えしました。
もっと知りたい方は、ぜひ「IT×英語セミナー」に参加してみてください☆彡
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