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UKとEUが合意した3つのポイント [ゼロから一緒に知るイギリスのEU離脱: 10]

こんにちは!

ロンドンから定期的に記事を書いているHirokiです。

今回は、来年の3月に実施される、イギリスのEU離脱について –

イギリスとヨーロッパが合意した、EU離脱の内容のポイント3つを見ていきます。

 

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Brexit deal explained: backstops, trade and citizens’ rights [The Guardian]

 

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524日にも及ぶ交渉の末、イギリスと、それ以外の27のEU加盟国が、イギリスのEU離脱の内容について合意しました。

その内容の中で、特に注目されているのが以下の3つです。

1. 市民権

2. 離脱の費用

3. アイルランドの国境

 

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1. 市民権 [Citizens’ Rights]

これは、現在300万人以上いる、イギリスにいるヨーロッパ市民 –

その反対に、100万人以上いるヨーロッパ各国に住むイギリス国民の対応についてです。

 

今回の内容では、現時点でその国で生活している人たちは、現在と同じ活動を同じ場所で続けることができるとされています。

では今後、どのタイミングで移った人が生活できなくなるのか?

テレサメイ首相は来年の3月29日: つまりEU離脱がスタートする時点をピリオドにしたかったようです。

しかし、結果は移行期間: 2022年の終わりまでに広がることになりました。

それまでにイギリスに移り住んだヨーロッパの人たちは、現在と同じように、住む、仕事をする、若しくは勉強をする為にイギリスをホームにすることができます。

 

※EU離脱の移行期間や実施日についてもっと詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください

ゼロから一緒に知るイギリスのEU離脱 [Brexitはいつ起きる?]

 

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2. 離脱の費用 [Divorce Bill]

イギリスでEU離脱についてのことを統括していたDavid Davisは、以前、EUに対してこう伝えました。

「イギリスは、EUを離脱することについて、お金を払う義理はない」

これについて、EU側からこう返されてしまいます。

「EU連合はゴルフ会員権じゃない」

イギリスはEU連合の一員だったこととして、きちんとその代償を支払う必要がある。

 

その費用はいくらくらいになるのか –

一時期、1,000億ポンド(約15兆円)相当までに釣り上げられそうに慣れました。

今回、2020年の終わり(つまり移行期間の終わり)までの予算として、390億ポンド(約5.9兆円)を支払うことになりました。

ちなみに、イギリスが1973年にEU連合に加盟してから今まで支払って来た金額を現在の金額で算出すると、2,090億ポンド(約31.4兆円)になるとされています。

 

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3. アイルランドの国境 [Irish Border]

アイルランドの地理は少し複雑で –

アイルランド島の北部の一部はイギリスの、それ以外はアイルランド国に属します。

 

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このピンクと緑の間に、国境は存在しません。

この国境をどうするか?というのが、今回の離脱について大きな焦点になっています。

 

イギリスは当初、「テクノロジーでなんとかする」

と言っていましたが、それは「magical thinking(非現実的)だ」と一蹴されてしまいました。

EU連合は、「北アイルランドはシングルマーケットやカスタムズユニオンに残るべき」と主張します。

 

この解決策として上がっているのが保険プラン[backstop]です。

今後、貿易に対する会議でアイルランドの国境に物理的なボーダーを設けることになりそうだったら、保険プランが発動する、ということです。

保険プランの内容は、「北アイルランドがシングルマーケットのルールに従うと同時に、イギリスがカスタムズユニオンに残ること」。

 

しかし、この案はブレクジット賛成派に「結局EUのルールに従わなきゃいけなくなるんじゃないか」と反対されています。

また、EU連合からも「イギリスがEUへの加盟費用を払わないで特権を使えることになるんじゃないか」「その場合、イギリスはEUの他のルールも遵守する必要がある」と言われています。

 

※アイルランドの国境や、シングルマーケット / カスタムズユニオンについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

アイルランド国境について: アイルランドとBrexit

シングマーケットや、カスタムズユニオンについて: シングルマーケットソフトブレクジットとハードブレクジット

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今回、イギリスのEU離脱について大きく動きました。

しかし、まだまだ離脱が起きない可能性や、交渉が上手く行かない可能性も0%ではありません。

 

離脱実施の2019年の3月29日まで、4ヶ月を切りました。

今もまだ、4ヶ月後にイギリスがどうなっているか –

完全な答えを言える人は、誰一人いません。

 

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イギリスでの生活

大分、日が短くなってきました。

朝は7時過ぎまで暗く、夜は17時過ぎに日が落ちます。

 

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気温は5℃から10℃前後を行き来し、雨が多くなって来ます。

同時に、街にはクリスマスのイルミネーションが増えて来ました。

冬の本番が、近づいて来ています。

 

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ポッドキャストを更新しました。

 

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5年前にワーキングホリデーでイギリスに渡航したKeikoさんとの会話です。

現在30歳のKeikoさんはインド人の旦那さんと結婚し、先月ロンドンにビーガンの日本食を出す小さなカフェをオープンしました。

会話の中では、英語のことや旦那さんとの出会い。

日本でした奇想天外な結婚式や、お店のことについて話してくれています。

下のリンクか、「ロンドンの人たち」で検索してください。

 

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Link: iTunes / Spotify / Audioboom

 

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久しぶりにApple Musicに加入し、プレイリストを作りました。

タテタカコさんという、アーティストのプレイリストです。

忙しない世界で、修行のように他人を励ます歌を歌いながら活動し続けている人です。

一人の時間のお共に、是非。


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Link: タテタカコ プレイリスト by Hiroki Sugi [Apple Music]

 

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現在、週一か二くらいでロンドンの生活をブログに書いています。

そちらも、是非。

 

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Link: dig yourself in London.

 

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あ、あと来週末に日本ワーキング・ホリデー協会の大阪オフィスでスカイプセミナーをさせてもらえるみたいなので気になる方はチェックしてください。

それでは、皆さん風邪を引かぬように気をつけて。

また近くお会いしましょう。

Take care of yourself!

( 文 : 杉 浩毅 )

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・この連載の記事はこちらでまとめて読むことができます。

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この記事の内容は 2018年12月01日 (土) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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タグ : Brexit, digyourselfinlondon, EU離脱, HirokiSugi, イギリス, タテタカコ, ニュース, ブレクジット, ポッドキャスト, ロンドン, 日常, 杉 浩毅, 海外生活, 英語, 音楽

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