こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
アルゼンチンの次に南米でワーキングホリデー協定国となったチリ!今年に入って南米で2カ国目のワーキングホリデー協定国になります。まだ詳細なビザ申請などは発表されていませんが、サッカー大好きな私にとっては、南米の国が増える事がとても嬉しいです!これからもっと南米の協定国が増えると良いですね!
今回はチリ人がお祭りやイベント並に盛り上がる祝日を紹介いたします。
■5月21日 イキケ海戦記念日
1879年5月21日に南米の太平洋戦争中の中行われた、当時のペルー領イキケ港沖でペルー海軍とチリ海軍が戦ったイキケ海戦を記念して作られた祝日です。
このイキケ海戦でチリ海軍はペルー海軍に結果として負けているのですが、被害内容を見てみると、チリ海軍の失ったのは旧式の木造軍艦だったのに対し、ペルー海軍の失ったのは主力級の装甲艦でした。またこの沈没した軍艦の艦長であるプラット艦長が英雄的な戦死をした事に感化され、チリ海軍の方が人的損害は大きかったが、軍への入隊志願者が数千人増加するという効果も生まれたそうです。
まさに「試合に負けて勝負に勝つ」の状態ですね。
このイキケ開戦記念日は、毎年北部のイキケから国会議事堂のあるバルパライソを通り、南部のタルカウアーノまで軍事パレードが行われます。また、バルパライソでは、大統領が国会議事堂で教書演説が行い、その後パレードに参加する国を挙げてのものなので多くの人で溢れているでしょう。
同時に5月21日はデモも行われているので見に行く場合は十分な注意をしてください。
■5月最終日曜日 文化遺産の日
毎年5月の最終日曜日に設定されています。
この文化遺産の日は、美術館や博物館だけでなく、普段は一般非公開の施設の内部を無料公開する年に一度の特別な日です。
特に見どころなのは、モネダ宮殿の大統領執務室です。チリの大統領官邸であるモネダ宮殿の内部も公開されています。また、運が良ければ大統領や大臣に案内してもらえる事もあるそうです。
総理大臣に首相官邸を案内してもらえると考えただけですごいことだと思いませんか?
美術館や博物館を無料で見学できる事も魅力的ですが、是非一度チリの大統領官邸であるモネダ宮殿に足を運んでみてください。
この文化遺産の日は朝早くから多くの人で溢れているので前日の夜更かしはやめておきましょう。
■9月18日 独立記念日
おそらくチリ人がお祭りよりも盛り上がっている祝日です。元々はスペインの植民地であったチリですが、1810年9月18日に独立するための政治委員会が設立され、1818年に独立国と認められました。この政治委員会が設立された日を記念して作られた祝日です。
この独立記念日のある週は国全体がお祭り騒ぎです。町中はチリ国旗で溢れ、各自治体が「フォンダ」と呼ばれるお祭りを公園で行い、また「クエッカ」と呼ばれる民族舞踊を踊ります。
首都サンチャゴにあるオヒギンス公園で行われているフォンダがとても有名であり、入場料がかかりますが、公園内で様々なショーやアクティビティが催されています。チリの祝日はレストラン・観光娯楽・家族経営の商店を除く商業施設の営業が法律で禁止されているのでここぞとばかりに人が集まります。
また、余談ではありますが、翌日の9月19日は陸軍記念日であり、このオヒギンス公園内を大統領のパレードが行われます。フォンダの会場とは別で行われるので、ご飯を買ってからパレードを見に行くのも楽しいかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。少しでもチリの祝日について知っていただければ幸いです。
それでは!