最近は気温も少し落ち着いてきて、ビアガーデンも過ごしやすくなってきたのではないでしょうか。
日本では居酒屋で最初に注文する飲み物、「とりあえずの一杯」はビールが定番になっている気がします。昔は夏場の「とりあえずの一杯」がビールだったという程度の認識だったのですが、最近では季節に関係なく「とりあえず、ビール」というオーダーで飲み会がスタートしますよね。
そんな日本でも広く愛されているビールですが、世界にはそんなビールを水よりも安く飲める国があることをご存知でしょうか?
ビールが水よりも安く飲める。そんな夢のような国は、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、チェコ、スロバキア、クロアチア、プエルトリコ、ニカラグア、コスタリカ、パナマなどの国々です!
■ なんで水より安いのか?
もともと海外の国々は、日本ほど水資源が豊富ではありませんでした。特に飲み水は貴重だったのですが、内陸地方では日々の水を運ぶのも容易ではありません。そこで愛用されたのが、水よりも保存のきくアルコール。欧州の人たちは遺伝子的にアルコールに強かったこともあり、水と同じ感覚でアルコールを日常的に飲んでいたんですね。
現在は昔と違っていつでもどこでも水は飲めますが、それでも昔からの習慣でアルコールを日常的に飲まれるので、値段もかなり抑えて発売されているんです。
ちなみにフランスなどに行くと、今度はワインが水より安く飲めたりするとか。お酒好きにはたまらない環境ですね!
■ 安いビールはおいしいの?
安いことはいいことですが、実際水よりも安いビールの味はどうなんでしょうか?
本当に安いビールの味は、まぁまぁ、それなり、と評価されることが多いようですが、ビールが安い国のすごさは種類の多さにあります!つまり、自分の好きな味が必ず見つかると言って過言ありません。例えばビール大国ドイツでは、有名な銘柄だけれも30種を超え、全体で見れば5000種以上の銘柄が存在しているんだとか!
お昼休憩に飲めるようアルコールを抑えてある(ノンアルコールではない)ビールや、材料の味を活かしたもの、味が濃いもの、味が薄いもの、甘いもの、辛いもの、本当に様々な味を楽しめます。
しかもそれぞれの値段が安いので、あれもこれも買って飲み比べたりできるのもいいですよね!
■ ビールまみれのワーホリ生活をするなら!
ワーホリで渡航できる国の中にも、ビールが水より安く飲める国があります!
まずはドイツ!言わずと知れたビール大国です。ビールの消費量が世界第3位であり、国民の約8割が「日常的にビールを飲む」と言われています。しかも、ドイツ国民一人当たりのビールの年間消費量はおよそ115リットル!水の年間消費量が130リットルと言われているので、この数字の圧倒さが伝わると思います。
次は2016年からワーホリ協定国となったオーストリア!オーストリアのビール消費量は、ドイツを抜いて世界2位!意外にもビール大国なんですね。オーストリアは欧州の内陸に位置しながら、アルプスから流れる豊富なおいしい水を使ってビールを作っていることが特徴です。
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最後は同じく2016年からワーホリ協定国に加わったスロバキア!ビールの消費量世界1位なチェコと同じ国だった時期もあり、「ビール天国」の異名を持ちます。ほぼすべての町に醸造所があり、様々な場所でとの地方の地ビールを飲み比べ足りすることも可能ですよ。