私は、オーストラリアのワーキングホリデーから帰国後、日本のインターナショナル幼稚園に就職をしました。
アメリカ人やカナダ人の担任の先生のアシスタントとして、会話は全て英語。もちろん子どもたちとの会話も英語。完全に英語のみを使う環境でした。
子どもたち同士でも、「No Japanese~!」と、お互いによく注意しあっていましたよ☆
私がこの、日本のインターナショナル幼稚園に就職をしてまず初めに感じたのは「英語は話せて当たり前」という環境であること。
求められるのは英語の語学力ではなく、「英語を使って、自分にしかできない何かがあるか」ということでした。
例えば、私はネイティブではないので、英語の発音や表現の仕方を子どもたちに教えることはアメリカ人やカナダ人の先生たちより上手くはできません。いくら英語が話せても、ネイティブに並んで語学力で自分の個性を出すというのはあまり賢い方法ではないと思います。
そこで私は、もともと大好きだった英語の歌や手遊び・歌遊びを先生や子どもたちに紹介することを積極的に行っていました。
意外と知られていないのですが、外国の人で、「歌が苦手・・・」「音程がうまくとれない・・・」という人は多いのです。というのも、海外では日本のように幼稚園で「先生のピアノ」に合わせて歌を歌う事がほとんどありません。CDなどの音楽教材を使います。そのため、小さいころからピアノの音に慣れている日本の子どもたちに比べると、「ドレミファソ」などの感覚が育ちにくいと言われています。なので、歌を歌わせるとちょっと・・・(笑)な大人が多いのかもしれませんね(^^; 歌はなるべく歌いたくない・・・CDでOKでしょ!という先生は本当に多いです!
私は留学・ワーホリ中にアメリカやオーストラリアの幼稚園で、現地の童謡や、それぞれの地域のオリジナルの手遊び・歌遊びなどを常にた~くさん収集していました。または、日本のものを自分なりに英語に変えて自作したりもしていました。今後、絶対に現場で自分の即戦力になると思っていたからです。(家でも練習をして、よくシェアメイトにクスクス笑われていましたけど・・・(^^;
この「手遊び・歌遊び戦法」は大当たり!
私の紹介したものは子どもたちに大人気で(子どもの心をつかむメロディや動きの楽しさは世界共通なのですね)そんな様子を見て、アメリカ人やカナダ人の先生たちも「その歌いいね!どこの国のものなの?」などと興味を持ってくれるだけでなく、「SAKIの選ぶ歌は子どもの心を上手に惹きつけるね~年齢に合った教育にも適しているし!」と評価もしてくれました。
それからは「歌のカリキュラム」や「歌遊びの時間」はほぼ私が任せてもらうことになりました♫
帰国後に英語を使って仕事がしたい!と考えている皆さん、もちろん現地で英語力を身に付けることは大前提ですが、さらにその上で自分にしかできない何かを持って帰ってくることが、帰国後の就職に必ずつながると思います!
そのためにも、英語を使ってどんなことがしたいかを帰国前に、なんとなくでも考えておくことが大切だと思います!
ぜひ語学と両立して頑張ってみてくださいね~!
福岡オフィス SAKI