こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
2016年も終わりに近づくにつれて、カナダのワーキングホリデーやイギリスのワーキングホリデーなど、だんだんと2017年のワーキングホリデーについて、各国が情報を発表し始めました。その中で、オーストラリア政府から「2017年のオーストラリアワーキングホリデーは年齢制限を引き上げます」というニュースがあったことを覚えていますか?
オーストラリアはワーキングホリデー渡航国の中で最も人気がある国です。ちなみにワーキングホリデーで渡航されている方が全体で年間約2万人、中でもオーストラリアへの渡航は約1万人と半分を占めています。
ここでは、ワーキングホリデー渡航国として人気があるオーストラリアの「ワーキングホリデー年齢制限引き上げ」についてご紹介します。
■年齢制限の引き上げで何歳まで渡航ができるようになるの?
2016年現在、オーストラリアへワーキングホリデーで行くことができる年齢制限は、18歳~30歳です。厳密には、30歳までにビザの申請を完了していれば、31歳になっても渡航することができます。
オーストラリア政府の発表では、2017年度から30歳だった年齢制限から35歳まで引き上げられるとの事。18~35歳という年齢制限は、他のワーキングホリデー協定国と比べても類を見ないものです。
今までは30歳という年齢制限から、帰国後に英語を利用した職業への転職を考えて渡航されている方が多くいらっしゃいました。35歳まで引き上げられた事によって、30歳以下の方よりも長く日本でキャリアを積まれた方がインターンなどを利用する「キャリア+英語」を武器に、現地での就職や帰国後のキャリアアップを目指す方が増えるかもしれませんね。また、今まで仕事を頑張ってきた分、リフレッシュを目的とした方もいらっしゃるかもしれません。
■セカンドワーキングホリデーの年齢も35歳までに引き上げられるの?それとも上がらない?
オーストラリアのワーキングホリデーには「セカンドワーキングホリデービザ」という制度があります。指定されている第一次産業、いわゆる農業・林業・漁業に該当する業種において、88日以上の就労をする事を条件に、もう一度ワーキングホリデーを申請する事ができるようになります。ワーキングホリデービザと同様に、セカンドワーキングホリデーにも30歳という年齢制限があります。
現状では、セカンドワーキングホリデーの年齢制限も35歳まで引き上げられるかどうかについて、まだ詳細が発表されていないのでわかりません。また、現在セカンドワーキングホリデーの申請条件を満たしているが、まだ申請をされていない方にも適用されるかどうかもわかりません。個人的には、セカンドワーキングホリデーの年齢制限もワーキングホリデーのように35歳まで引き上げていただきたいですね!
■実際にいつから35歳に年齢制限が引き上げになるの?
オーストラリア政府から35歳までの年齢制限の引き上げは2017年1月1日と発表されています。しかし移民局などのホームページでは、まだ情報として掲載されていません。ビザに関する事は突然変更される可能性があります。もし35歳までにオーストラリアへのワーキングホリデーを考えている方は、まずは2017年1月1日になってから移民局や大使館のホームページで情報更新がされているか確認しましょう!
■さいごに
今回、オーストラリアのワーキングホリデー35歳まで年齢制限が引き上がる事により、もしかしたらワーキングホリデー協定国である他の15カ国も年齢制限が変更される可能性がでてきたのではないのかなと感じています。また、ワーキングホリデーへ行ける年齢制限が上がることにより海外へ渡航する人が増え、日本から日本人が減ります。日本人減少によって外国人増加となり、語学を生かした職業が増える事で、日本が今よりもグローバルな国になっていくと思います。ワーキングホリデーを利用して、よりグローバルに活躍できる存在になりましょう!