■ マルタってどんな国
マルタは、地中海のほぼ中央に位置する島国で、イタリア・シチリア島の南にあります。国土は東京都23区の半分ほどの大きさしかありませんが、青く透き通った海と温暖な気候に恵まれ、ヨーロッパ屈指のリゾート地として人気を集めています。その地理的条件から、古代より東西交易の要所として発展してきました。
首都バレッタは「要塞都市」として知られ、街全体がユネスコ世界遺産に登録されています。16世紀に築かれた城壁や聖ヨハネ大聖堂など、歴史的建造物が数多く残されており、中世の雰囲気と地中海の明るさが融合する独特の景観を楽しむことができます。細い石畳の路地を歩くだけで、まるで映画のワンシーンのような光景に出会えるのも魅力です。
また、マルタは英語を公用語のひとつとしている数少ないヨーロッパの国のひとつ。語学留学の渡航先としても人気が高く、世界中から学生が集まっています。リゾート地としての一面に加え、国際的でフレンドリーな雰囲気が漂い、留学生や観光客が安心して過ごせる環境が整っています。
観光スポットとしては、バレッタ旧市街に加え、中世の雰囲気を色濃く残す古都イムディーナ、青の洞門(ブルーグロット)、透明度の高いコマイノ島のブルーラグーンなどが有名です。どこを訪れても、エメラルドブルーの海と歴史ある街並みを同時に体験できるのがマルタの大きな魅力です。
気候は地中海性気候で、一年を通じて温暖。夏は30度前後と暑く乾燥していますが、冬も平均気温は15度程度と穏やかで、ヨーロッパの中では過ごしやすい気候といえます。
公用語はマルタ語と英語。マルタ語はアラビア語にイタリア語や英語の影響を受けたユニークな言語で、地中海の歴史を感じさせます。英語が広く使われているため、語学習得や国際交流を目的とした滞在にも最適な国です。









