■ ルクセンブルクってどんな国
ルクセンブルクは、西ヨーロッパに位置する小国で、フランス・ドイツ・ベルギーの3か国に囲まれています。国土は東京23区とほぼ同じほどの大きさですが、豊かな自然と美しい田園風景に恵まれており、「緑の心臓」とも呼ばれています。小国ながらもEUやNATOの重要な拠点となっており、国際社会において存在感を放っています。
首都ルクセンブルク市は「北のジブラルタル」と称される堅固な要塞都市として知られ、旧市街と要塞跡はユネスコ世界遺産に登録されています。近代的なビル群と、中世の雰囲気を残す街並みが調和しており、まるで絵本の中を歩いているような景観を楽しむことができます。グルント地区の石橋やカゼマットと呼ばれる地下要塞跡は、観光客に特に人気のスポットです。
また、ルクセンブルクはヨーロッパの金融センターとしても発展しており、多くの国際企業や銀行が拠点を置いています。そのため、多国籍な人々が集まる国際都市でありながら、街は治安が良く落ち着いた雰囲気に包まれています。週末には市内から少し足を延ばせば、古城が点在するアルデンヌ地方やブドウ畑が広がるモーゼル渓谷で自然を満喫できます。
気候は温帯性で四季がありますが、冬は比較的穏やかで雪が少なく、夏も30度を超える日があまりなく過ごしやすいのが特徴です。
公用語はルクセンブルク語・フランス語・ドイツ語の3言語。学校教育や行政機関で使い分けられており、多言語環境に触れることができるのも魅力です。英語も広く通じるため、留学やワーキングホリデーで滞在する人にとって安心できる環境が整っています。







