マルタで使われている言葉と、英語の通じやすさ
地中海に浮かぶ小さな島国マルタ。歴史的にはアラブ、イタリア、イギリスといった多くの国の影響を受けてきたため、文化も言葉も非常にユニークです。そんなマルタでは、ワーキングホリデーや短期留学で訪れる人も多く、「英語が通じやすい国」として人気を集めています。ここでは、マルタで使われている言葉と英語の通じやすさについて紹介します。
マルタの公用語は2つ
マルタでは**マルタ語(Maltese)と英語(English)**の2つが公用語として使われています。
マルタ語は、アラビア語をベースにイタリア語や英語の要素が混ざった独特の言語で、世界でも非常に珍しい存在。
たとえば「こんにちは」は“Bonġu(ボンジュ)”、“ありがとう”は“Grazzi(グラッツィ)”といった具合に、どこか聞き覚えのある響きもあります。
街中では、地元の人同士はマルタ語を使うことが多いものの、学校やビジネス、観光ではほとんどが英語です。実際、道路標識やメニュー、公共の案内板などはすべて英語でも表記されており、旅行者にも優しい環境が整っています。
教育と言語の関係
マルタでは小学校から英語教育が徹底されており、ほとんどの国民がバイリンガル。
学校の授業や大学の講義も英語で行われることが多く、子どもから高齢者までスムーズに英語で会話ができるレベルです。
このため、英語留学を目的にマルタを訪れる学生も増えています。ヨーロッパの中では物価が比較的安く、治安も良いため、英語を学びながらリゾート気分も味わえる「一石二鳥」の国として注目を集めています。
☕ 英語はどのくらい通じる?
結論から言うと――ほぼ100%通じます!
観光地やカフェ、バスの運転手、スーパーの店員まで、基本的に英語で問題ありません。アクセントもイギリス英語に近いため、聞き取りやすく学習にも適しています。
また、外国人が多く住んでいるため、日常の中で英語を使う機会が自然と多いのも魅力のひとつ。
ワーキングホリデー中に仕事を探す際も、英語が話せれば困ることはほとんどありません。ホテルやレストラン、留学関連の仕事など、英語で対応できる職場が多数あります。
✨ まとめ
マルタは「英語が公用語」「教育水準が高い」「フレンドリーな国民性」という3拍子がそろった、言葉の壁が最も低いヨーロッパの国のひとつです。
マルタ語の看板や挨拶が飛び交う街の中で、英語を共通語として世界中の人とつながれる環境。
ワーホリや留学を通じて「英語を実践的に使う経験」を積みたい人にとって、マルタは理想的な場所と言えるでしょう。








