こんにちは!
日本ワーキングホリデー協会 福岡オフィスでは、コロナウイルスの現状についてお伝えしていますが、
今回はニュージーランドです。
ニュージーランドは国内のコロナ感染者数が増加を始めた早い段階から入国禁止・ロックダウンを実施したこともあり、順調に感染者数が減ってきています。
世界中からも高く評価されているニュージーランドのコロナ対策は、感染者数の減少ではなく「根絶」を目標に行われているようです。
【New Zealand】
人口:約490万人
感染者数:1105人(4月20日時点)
死者数:12人
【現在行われている措置】
■6月末までニュージーランド航空運休
■3月19日~全世界からの入国禁止
■3月25日~4週間 ロックダウン
現在、ロックダウンが始まり3週間ほどが経過しましたが、
ここ数日の新規感染者数は20人未満、日によっては10人未満となり、着実に効果が表れているようです!
23日に警戒レベルを引き下げることも検討されていましたが、27日までは現状を続けることが発表されました。
「根絶」を目指すニュージーならではの判断ではないでしょうか。
ニュージーランドも日本より厳しいロックダウンを行っていますが、
一体どういうものなのかというと…
・学校は休校
・すべての飲食店はクローズ
・生活になくてはならない職種以外の業務は自宅勤務必須
・食料や薬などを買いに行くときは車の使用OKだが、その他の理由による遠出はNG
・パトカーが見回りをしている
・スーパーで買い物ができるのは一家族で1人のみ
・スーパー内も人数制限があるため外で順番待ち
・他者との感覚を2メートル以上あけることが義務づけられる etc…
法律の違いもありますが、日本よりもかなり徹底されているようです。
しかし、今現在ニュージーランドにいらっしゃるお客様によると、
「厳しいロックダウンでもちろん生活していく上で不便なところはあるけれど
食料品に偏りはありつつも豊富にあるので、平穏に暮らせている」とのことです!
ニュージーランドはアーダーン首相の対応も英米メディアから評価されています。
ロックダウン開始数時間前には、SNSで国民からの質問に答えたり、
国境封鎖後も分かりやすいシンプルな言葉で国民にメッセージを届けたりと、
常に落ち着いて信頼感を保ちつつもフレンドリーな伝え方をしています。
フレンドリーといえば、ニュージーランド警察がtwitterでこんなポストも掲載していました。
”歴史上初めて
私達はテレビの前で寝そべって
何もしないことで
人類を救うことができるのです。
台無しにしないようにしましょう!”
NZらしい表現に少しほっこりします。
また、アーダーン首相は「Be kind (思いやり)」を呼び掛け、
危険と隣り合わせで働く人々に感謝し、人と人とが思いやりを持って行動しようとも伝えています。
日本でも感染者数が増え、行動が制限されることも多くなっていますが、「思いやり」を忘れずに
日々過ごしていきたいですね。
ニュージーランドの詳しい現状はこちらからご確認いただけます。