この原稿を書いているのは2月ですが、今年の冬は昨年に比べて降雪量が少なく比較的過ごしやすくなっていますね!
さて先月は、両親に最初留学を反対された場面で締めくくったので、今月はそれからのお話をさせて頂きます。
当初両親が留学を反対したのも今では無理のない事だったんじゃないかと思っています。
やはり、10代半ばの子どもを海外に留学させるというのは、とても不安な事だろうし、留学にはとても費用がかかります。
そして周りにもせっかく中学受験して入った、中高一貫校を辞めさせてまで、危険やリスクを伴う高校留学をさせる必要は無いんじゃないか?といった事を言われていたようです。
しかし、それでも当時の自分は既に留学し、将来海外で活躍するという事で頭がいっぱいだったので、ひたすら両親に留学をさせてくれるよう頼み込み続けました。
すると父が「そんなに留学したいのだったら、しっかり自分の意見を文書にまとめて渡してみろ。」と言ってきました。
そこで、自分は留学動機、目標、当時から5年後の人生計画、成功できると思う根拠、失敗した時の対処法等を約5ページに日本語と英語でまとめて両親と再び話し合いを行いました。
その結果、両親に自分の熱意が伝わり、OKを貰う事が出来ました。
数日後、母親と共に中学校の担任と話に行った際、最初は高校1年を休学扱いにして上手く行けば退学手続きを行い現地高校に通い続け、上手く行かなければ1年で留学を止め高校に復学をする事を勧められました。
しかし、自分の中で将来英語環境で仕事をするという夢があり、その為には英語を絶対若いうちにしっかり伸ばしたいという思いがあり、そういった”逃げ道”を用意されるのはとても嫌でした。当時から面倒くさがりで楽をしたがったり、簡単な道に逃げやすい性格だったのは自分自身が一番よく分かっていたので、退路を断って常に追い込まれた状態になるのが一番の成功への近道だと思いました。
カナダに来て長く経ちますが、今でも周りには自分のように高校から一人で留学に来ている人は殆ど見た事がありません。
両親の海外生活が長く、海外への理解が他の家庭よりあった事や、経済面で大きなサポートをしてもらえたりと、本当に自分は恵まれていたと思います。
家族が自分の夢を応援してくれた事は、今でも感謝してもしきれません。
語学留学やワーキングホリデーで来ている方々は自身でお金を貯められた方や、自分のように家族の支援を受けている方がいると思います。
限られたカナダでの滞在期間で、この環境にいられる事への感謝を忘れず有意義な時間を過ごして頂きたいと常々強く思っています!
Kentaro Kimoto – Upper Madison College Toronto Marketing Coordinator

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この記事の内容は 2015年03月09日 (月) に書かれたものです。
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