こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
海外に渡航している間、両親や友達と連絡を取る時に、スカイプやラインなどのコミュニケーションアプリを利用して連絡をする人がほとんどだと思います。しかし、外国人を見てみると、もちろんスカイプなどで連絡もとっていますが、多くの外国人が、ポストカードを両親に送っています。「自分も海外にいるし、せっかくだからポストカードを送ろう」「ついでにちょっとしたお土産も一緒に送ろう」と思った時、郵便局を必ず利用します。
海外には日本の郵便局とは違い、独自の郵便局があります。
今回は、世界の郵便事情についてご紹介します。
■イギリスの郵便物には王冠のマークが入っている?!
イギリスの代表的な郵便局は、「ロイヤルメール」です。郵便物に王冠のロゴマークが施されている事が特徴です。王冠のロゴマークが示すように、王族と深い関わりがありますが、2013年に日本と同じように郵政民営化になりました。ロイヤルメールの面白い利用の仕方として、交通機関が発達していない地方などでは、バスの代わりになっています。「人を郵送する」という点は、斬新な考えだと思います。
また、郵便物を受け取る場所として、日本では想像も出来ない場所で受け取れます。なんとパブで郵便物を受け取る事が出来るんです。なんでも、郵便局とパブの活性化を目的として行っているそうです。パブで郵便物を受け取る際は、事前に郵便局の専用ウェブサイトから、パブにいる時間帯を登録しておきます。すると、郵便物が直接パブへ届く仕組みになっています。画期的な方法ですね。
ちなみに「ロイヤルサイファ」と呼ばれる「英国国王のシンボルマーク」が各ポストに施されており、マークの形を見れば、ポストの年代がわかるそうです。
■オーストラリアの郵便局では公共料金が支払える?!
オーストラリアの代表的な郵便局は、「オーストラリアポスト」です。オーストラリアポストは、オーストラリア政府が運営しており、国有企業です。ロゴマークは白地に赤い字で印字されています。オーストラリアポストは、公共料金の支払いが出来る事が特徴です。また、オーストラリアポストには、雑貨や郵便に必要な物がそろっており、段ボールから、文房具、包装紙やギフト品などを買う事ができます。
各郵便局は、大きなショッピングセンターの中には必ず入っており、インターネットで近隣の郵便局を調べる事が出来ます。注意する点は、各郵便局ごとに営業時間帯や定休日が違う事、1度に郵送する事が出来る重量は、20kgまでとなっている事です。もし、20kg以上の郵送の場合は、小分けして郵便局に持って行きましょう!
■アイルランドの郵便局は緑色?!
アイルランドの代表的な郵便局は、「An POST」です。An POSTはアイルランド政府が運営しています。ロゴマークの特徴として4本の黄色い波線が緑に印刷されています。アイルランドの郵便は、郵便番号が首都であるダブリンにしかない事が特徴です。なぜダブリンにしか郵便番号がないのかと言うと、アイルランド国民の3分の1がダブリンに住んでいる事、地方ではストリートの名前や屋号などで配達先がわかるので、郵便番号を使う必要が無いからだそうです。
また、郵便配達は車やバイクで行うようにイメージしますが、アイルランドは自転車での郵便配達がメインです。人の手で運べない大きな郵便物になると車で運びます。まさにメッセンジャーですね。ちなみにダブリンにある中央郵便局は、観光名所としても有名で、待ち合わせに最適な場所だそうです。
いかがだったでしょうか。
ちなみに、日本の郵便システムは、とてもしっかりしているので、きちんと郵便物が届きますが、例えばフランスは、郵便物が届かない確率が高いそうです。もし、フランスに荷物を送る際は、荷物が届かないかもしれないという心構えが必要ですね。逆にスイスは、日本よりも配達システムがしっかりしているので、郵便物が早く確実に届くそうなのですが、受け取る事が出来ないと再配達で手数料が発生するそうです。
海外の郵便事情は日本と異なりますね。日本への手紙やお土産を送る時は、近くの郵便局へ足を運んでみましょう!
それでは!