こんにちは。
日本ワーキング・ワーキングデ―協会のNoriです。
のどが渇いたなー、何か飲みたいなーと思った時、想像するものは一つしかありませんよね。
そうです、
アルコールです。
日本では友達と飲んだり、会社の人と飲んだり、時には取引先との飲み会など、飲む相手によって場所は変わってきますが、基本的には居酒屋に行って、おつまみを食べながら最初はビール、終わったら好きな物を飲むという流れですよね?
では、海外でも日本と同じように飲み会を開いているでしょうか?
今回は、世界各国の「飲み会」事情についてご紹介します!
最初に紹介する国はビールで有名なドイツ!日本でも行われている、世界最大規模のビールのお祭り「オクトーバーフェスト」。その発祥の地としてドイツは有名ですね。ビールビールと話しているので察しが付くかもしれませんが、ドイツでは最初はビールではなく、最後までビール!というのが普通です。
食事をしながらビールを飲み、食べ終わってからもまたビールを追加。食後はそのままビールだけを飲み続けます。食事なしで飲みに行く時は、ビールだけ注文して、おつまみは食べません。酒の肴はみんなの会話になります。
ドイツ人は話が盛り上がると大きな声で会話を始めるので、はたから見ると言い争いをしているように見えるかもしれません。しかし実際は会話を楽しんでいるだけなので心配はしなくても大丈夫です。
また、お酒の席のマナーとして会社の人とお酒を飲む場合、職場の上下関係を気にしないで話をしています。仕事の話は極力避けましょう。
続いてご紹介する国は、お隣の国、韓国!お酒が飲めなければ出世ができないと言われている韓国、実は世界で一番お酒を消費する国なんです。
韓国の飲み会は、まず年長者・目上の人にお酌をします。そして、乾杯をする際は、目下の人がグラスの位置を下げて乾杯をしなくてはなりません。日本の乾杯と似ていますね。また、自分よりも目上の方からお酌をされた際は、片手で受けてはいけません。必ず両手を添えて受けてください。そして、お酒を飲む時に注意が必要です。
韓国では、目上の人に飲んでいる所を見せてはいけないという文化があります。相手に飲んでいる所を見せないようにする為、例え隣に座っていても横向き、もしくは後ろの方を向いて飲むようにしましょう!
お酒を注ぐ際にも注意が必要になります。それは、「注ぎ足し」。日本では、目上の人と飲んでいる時、グラスが半分~3分の1以下になったらお酒を注ぎ足す文化があります。
しかし、韓国ではグラスに残っているお酒の量に気をつけなくてはなりません。グラスに残っているお酒の量が半分以下の時に注ぎ足しをする行為が、法事や葬式の際に行う儀式の一つと同じだからです。大変失礼に値するので基本的にはグラスが空になってから注ぎ足しをしましょう!
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最後にご紹介するのはワインで有名なフランス!フランス人の飲み会はホームパーティー形式で行われます。
フランスには「15分文化」というものがあります。この「15分文化」とは待ち合わせの時間から15分までなら遅れてもいいですよという文化です。
日本人は集合する時は5分前など時間に遅れないように行動を取る方がほとんどです。しかし、ホームパーティーを開くとなった時、時間通りに伺ってしまうとホストがまだ準備ができていない可能性があります。できるだけ時間通りではなく、少し遅れて伺うようにしましょう。
また、「アペリティフ」という食前酒を楽しむ時間があり、自分が好きな飲み物を手に持ちながらパーティーに参加している人と話をする文化があります。場合によっては、2~3時間かかる事もあるそうです。
そして会話をする際になるべく天気の話は避けましょう。フランス人は天気の話をされると相手には「何も話す事のないつまらない人」と思われてしまいます。できれば、映画や文化的な事、グルメの話などで盛り上がりましょう!
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いかがだったでしょうか。世界各国の飲み会は独自の文化やルールがあるという事がわかりますね。是非外国人とお酒を飲む機会がある時は、色々と自分の国のお酒の文化について話してみるのも面白いかもしれませんね。
ただし、お酒の飲み過ぎには注意するように心がけましょう!