こんにちは!福岡オフィスのTAKUYAです。
前回からの続編でお送りさせて頂きます。
野球指導ボランティアVol.2~BASEBALL~
さて、いざ現地の野球チーム「Vancouver Minor」で野球を教えられる!!!
・・・と意気込んでいた私でしたが・・・
時期はちょうど10月後半・・・(寒い・・・)
「次はいつ練習があるの?」と尋ねると、
笑いながら監督は「晴れたらするよ!晴れたらね(笑)」とのこと、、、
なぜ監督が笑っているのか、
バンクーバーに到着して1か月目の私はわからなかったのですが、
その時期のバンクーバーはなんと、、、
雨季。。。
”レインクーバー”と呼ばれるくらい、10月から3月にかけては、
シトシトと雨が降るバンクーバーでは、この時期の屋外練習はほとんどできないため、
だいたいのチームがシーズンオフに入るということでした。
つまり、次の公式練習は雨季が終わった3月以降の野球シーズンが始まってからになるということでした。。。
そのため、この時期の子どもたちはカナダの国技であるアイスホッケーをしたり、
サッカーやバスケットボールをする子達が殆どで、
野球以外にも他のスポーツを二刀流、三刀流でやっているのが普通とのことでしたw
→日本では部活動を掛け持ちなんて、なかなか考えられないですよね(^^;)
これがカナダの子どもたちのBASEBALLカルチャーかと、、、
日本ではなかなか馴染みのない文化に戸惑いつつ「それなら本格的に野球を教えられるのは半年後かぁー、、、」と若干ガッカリしていた私に向かって監督は英語で話しかけてきました。
ネイティブが話している英語をTOEIC250点の私が聞き取れるわけもなく首をかしげていると、
突然、携帯電話でどこかに電話をかけ始めました!
すると、私にその携帯電話を差し出し、話すようにジェスチャーしてきました。
「英語での電話なんて出来るわけないやん」と心の中で思いながらも、
携帯電話を手に取り、恐る恐る「Hello??」と話しかけると、、、
「あっ!もしもし?日本人の方ですか?」とまさかの日本語での応答!!!
ビックリして、慌てて日本語で自己紹介をすると、、、
その日本人らしき人から聞かれたのは「バンクーバーの朝日って知っとる?」
と関西弁訛りでの問いでした。
「バンクーバーの朝日・・・?
あ~あの映画でやってた、昔あった野球チームですよね?」
と渡航前になんとなく観た映画をそこで思い出した。。。
すると、、、
「いやぁ~昔だけじゃなくて、今もあんねん。そこでコーチしてくれへん?」
今も存在するということだけでも驚いた私でしたが、まさかそんなチームでのコーチの依頼。
テンションの上がった私は、詳細を聞く事もなく二つ返事で、
「やります!!!!!!!」と伝えました。
だが、バンクーバーは雨季だから、このチームも3月以降か、、、フッと冷静さをとり戻すと
「なら、来週からお願いしまーす!(笑)」と予想外の要請。。。
「あれ?野球チームはみんなシーズンオフじゃないの?屋外では雨でできないだろうし、、、」
と勝手に自問自答していると「なら、携帯にテキストで住所と時間を送るからよろしくね!」と
一方的に電話を切られました。。。
「これ大丈夫なのかな?」と戸惑いながら、電話をかけてくれた監督に感謝の気持ちを伝えました。
絶対良い人そうな監督の笑顔を見ながら、「とりあえず行ってみるか!」と決心し、
翌週に指定された場所に向かうことにしました。
そこで待ち受けていた”思いもよらない出会い”とは・・・?
次回は【野球指導ボランティアVol.3~バンクーバーの朝日~】ということでお送りします:)
福岡オフィス Takuya