ワーホリと留学って何が違うんだろう?
こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
ワーホリを利用してオーストラリアへ渡航した私が渡航する前はこんな事を思っていました。
「海外に長い期間住みたい。」
「外人の友達がたくさんほしい。」
「長期で留学するにはどうするんだろう。」
など、「留学」という言葉が最初に思いつき、「ワーホリ」という言葉は全く思い浮かびませんでした。
色々と海外に行くための情報を集めていく内に、「ワーホリ」という言葉を知り、「留学=ワーホリなのかな。」と勘違いしていた時期もあります。
今回は「ワーホリ」と「留学」の違いについて紹介いたします。
■「ワーホリ」とは
正式には「ワーキングホリデー」と呼びます。ワーキングホリデー制度を結ぶ二つの国・地域間の取り決め等に基づき、各々の国・地域が相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解するため、海外に長期滞在する事ができるビザです。
このワーキングホリデー制度は、1980年のオーストラリアから始まり、今年(2019年)で39年目を迎えます。現在ワーキングホリデー制度を結んでいる国は24カ国あります。
※24か国目のスウェーデンと日本はワーキングホリデーの署名を交わしていますが、まだ実施日が発表されていないため、外務省の発表では23か国です。
国によってワーキングホリデー制度は異なりますが、基本的に18歳〜30歳以下の方がワーキングホリデーを利用する事ができ、1年間海外で生活をする事ができます。
「観光」・「就学」・「就労」を許可されているビザなので、国内を自由に移動する事ができ、国によって期間は異なりますが、学校に通う事もできます。
また、現地でフルタイムで働く事ができる自由度の高いビザです。
そして、ワーキングホリデーは1つの国に対して1度しか使用する事ができない貴重なビザでもあります。
例えば、カナダに1年間ワーキングホリデーで渡航をした場合、帰国してからもう一度カナダへワーキングホリデーを使って渡航しようとしても、すでに1度ワーキングホリデー使っているので、ワーキングホリデーを利用して渡航する事はできません。
この場合、他のビザを利用して渡航していただくしか方法はありません。
海外で自由に様々な事に挑戦する事ができる反面、1つの国に1度しか使えないという事を忘れずに。
■留学とは
海外の学校に通う事を一般的に「留学」呼びます。ビザの種類に分けると「学生ビザ」か「観光ビザ」を使っての渡航になります。
「短期留学」もよく聞きますが、留学とは語学学校、専門学校など「国が認めている学校に通う事」であり、その期間が短いものが「短期留学」です。
ここでは「学生ビザ」を中心に紹介します。
学生ビザは「就学」を目的としているビザなので、語学学校に通っている期間、海外で生活をする事ができるビザです。
学生ビザは年齢制限が設けられておらず、何歳であっても申請する事ができます。また、事前に休日を申請する事もできるので、学校を休んでいる間は観光や旅行に行く事も可能です。
国によって異なりますが、基本的に「就学」を目的としているので、「就労」は許されておりません。仮に働く事ができても、ワーキングホリデーのようにフルタイムで働く事はできません。
ワーキングホリデーよりも勉強できる期間を長くできる反面、現地で働く事が基本的にできないという事を忘れずに。
■ワーホリと留学の違いをまとめると・・・
◆ワーホリ
・18〜30歳までの人が使える
・学校に通える期間が国ごとに異なるが決まっている
・現地で働く事ができる(=留学と比べると現地で働ける分、トータルの費用を安く抑える事ができる)
・滞在期間は1年間
・1つの国に対して1度しか使えない
◆留学
・何歳でも使える
・学校に通える期間に制限がない
・現地で働く事はできない(国によって働く事はできるがフルタイムでは働けない事が多い)
・滞在期間は学校に通っている期間(休みを申請すれば旅行も可能)
・何回でも同じ国で利用できる
「自分の目的にあっているのはどっちだろう?」と一度考えてみてくださいね。
いかがだったでしょうか、少しでも「ワーホリ」と「留学」の違いについて知っていただければ幸いです。
それでは!
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