ワーホリや留学の準備をはじめると、海外のニュースや出来事に関心を持つようになるので、海外でのテロや事件、地震など天災といったニュースを耳にする機会も多くなるのではないでしょうか。
そうなると、「本当に海外に行っても安全かな…?」という不安も出てくるのではないでしょうか。または、本人は大丈夫でも家族の方が心配性になってしまうこともあると思います。
今回は海外に滞在することの安全性と、どうすればより安全に海外生活を楽しむことができるのかについてご紹介させていただきます。
■ ワーホリで行ける、安全な国ってどこ?
日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は2019年の時点で22カ国ありますが、この22カ国は世界的に見ても基本的に「治安のいい国」として扱われています。
特に、オーストラリア メルボルン / カナダ バンクーバー / オーストリア ウィーンなどの都市は、治安なども考慮されて選ばれる「世界住みやすい都市ランキング」で毎年上位に入るなど、非常に安全な国/都市なんです。
ただし、安全とは言っても問題がないわけではありません。日本と比べると窃盗/強盗などの軽犯罪が多いですし、近年はテロの対象とされたり、地震などの天災被害もニュースで報道されることが多いです。特に日本人が事件・事故に巻き込まれた場合は、過剰報道されることも少なくありません。
じゃあ海外は安全ではないかと言えば、そんなことはありません。軽犯罪や天災は、日本でも同じことが毎日起こっています。特に日本は地震の多い国なので、海外の人から見れば日本の方がよっぽど危ないと感じることもあるでしょう。
多くの場合、危険は事前に知識を持っておくことで回避することが出来ます。「海外は危ない」という印象を持ちすぎてしまうと、それだけでワーホリ&留学に行く気持ちが弱まってしまいます。渡航することが不安になってきたら、まずは実際に海外を体験したことがある人に相談してみましょう!
■ 在留届を提出しよう!!
「在留届」とは、日本政府が「あなたが今どこの国にいるのか」を確認するために必要な届け出です。そのため、3か月以上海外に滞在する人は在留届の提出が義務付けられています。
もし海外でテロや天災などが起こり、あなたがそれらの事態に巻き込まれてしまったとしても、もしあなたが在留届を提出していなかった場合、日本政府はあなたが事件に巻き込まれた可能性があることを知ることができません。
緊急事態発生時には、日本政府は「在留届」をもとに家族への安否の確認や連絡を行うので、「在留届」が提出されていないと日本政府は緊急の連絡を行うことすらできないんです。
海外でのテロや天災に関するニュースは、日本で非常に大きく取り上げられます。もしあなたが巻き込まれていなかったとしても、日本にいる家族はすぐそれを知ることができません。本人がすぐに日本にいる家族へ安否の連絡をできればいいのですが、自分では「大したことない」と思い込んで連絡を怠ったりすると、多くの場合家族の方は本人以外に連絡の取りようがないため、ものすごく心配されます。
「在留届」を出しておけば、最悪の場合家族の方は政府に問い合わせて安否を確認することができるので、自分のためだけでなく、日本に残された家族や親しい人たちのためにも「在留届」の提出は必ず行いましょう!
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