ドイツ語を聞いたことはありますか?おそらく印象は「難しそう…」だと思います。
英語とドイツ語の違いってなんだろう?今日は私しょうへいが、ドイツ語講座しちゃいます!
【起源はどこ!?】よくある間違いとヨーロッパ言語の共通性
ヨーロッパ言語=ラテン語!これは大きな間違いです。ヨーロッパに行くと気づくことですが、ドイツ語・オランダ語などけっこう似てる。フランス語とイタリア語、スペイン語も似てる、というところです。
これ、どういうこと?となる方もいらっしゃるかと思います。実は、ラテン語派生の言語は、「フランス・スペイン」などの西ヨーロッパ言語。
え、じゃあドイツ語は?そうです、「ゲルマン諸語」と言われる言語に分類されます。(諸説あり、文法的な影響は受けていると言われている)
【混乱してきた】あれ、じゃあ英語は?
そう、気づきましたか?じゃあ、英語はどこに分類されますか?厳密には諸説ありますが、私がドイツ在住時代に教えてもらった簡略な派生は以下です。
ドイツ語→オランダ語→英語(フランス語の文法、つまりラテン的な文法が採用され、名詞の性別が消えたという説がある)という派生でした。
ドイツ在住時代に、ものすごく疑問だったのは「オランダ人」「ドイツ人」の英語がうますぎて、ネイティブとの区別ができなかったんです。本当にこの二つの国だけ。
個人的な考察で行くと、おそらくこれは語学的な派生が影響しているだろうなと。
日本語が他の民族の人に受け入れ難いのは、派生が独特だからです。もともとアルタイ語系に属していましたが、平安時代前後に爆発的なひらがなの発達。そこで他言語と決定的な差が生まれてしまったのです。要するに近い言語が遠くなってしまったのです。
【じゃあ何が違うの!?】英語とドイツ語の違いその①
まず違うのは、前出の「名詞」です。ドイツ語は、名詞にすべて性別が振られます。
例えば
男性→man (Der Man)
女性→Frau(Die Frau)
中性→Buch(本)(Das Buch)
これは英語で言うと[THE]
ドイツ語はさらにこれが、日本語で言う1格〜4格まで分かれます。被りはありますが、おおよそ12個覚えないといけないですね。気づきました?英語の[a]ももちろんあります。
男性→man (ein Man)
女性→Frau(eine Frau)
中性→Buch(本)(ein Buch)
これももちろん、12個。
Σ(・□・;)
まず最初の決定的な違いはここです。英語がすっごく簡単に見えてきませんか?
↑クリスマスに友達がくれた、カレンダー。どれが名詞・動詞かわかりますか?
【文法はどうだろう!?】ドイツ語と英語の違いその②
ドイツ語の文法で守るべきはいたってシンプルです。基本は「動詞を2番目に持ってくる」、これだけ。
例えば、英語の”I play football”
ドイツ語だと”Ich spiele fußball”
ここまでは同じです。
しかし、過去形・助動詞の使用の際に注意が必要です。
例えば、英語の”I can speak English”
ドイツ語にすると
“Ich kann English sprechen.”
・・・助動詞は赤、動詞は青です。
そうです、ドイツ語は、助動詞やHaben(英語のhave、現在完了形のイメージ)を使うと、主となる動詞が最後にひょこっとやってきます。僕はよく英語で間違えてました。。。I can English speak.(あっ!)と。笑
あとおもしろいのは、動詞が2番目ならいいので究極
“Ich spiele fußball”→”fußball spiele ich.”
でも通じます(笑)
何を真っ先に伝えたいのかで、最初に来る単語を自由に操作できる言語なのです(これは本当に便利)
【ü,ä,ö,ß!?】ドイツ語と英語の違いその③
ドイツ語はアルファベットが30個あります。英語は26個です。多い4つはなんだ?となりますね。
ü,ä,ö,ß
これです。
ü→う・ウムラウト(う!の口をしながら「え」を発音)
ä→あ・ウムラウト(あ!の口をしながら「え」を発音)
ö→お・ウムラウト(お!の口をしながら「え」を発音)
ß→エスツェット(ssの短縮表記です)
ウムラウトは本当に不可欠です。基本単語でも
Zurück→英語のBack,「帰ってくる」の意味
für→英語のFor
のように日常的に使うものばかりですね。とっさに発音しないといけないものも。。。ウムラウトは慣れ!です。そのうち知らない単語でも、「先生、今ウムラウトの入ってる単語使ったな。」とわかるようになります。
【シンプルだけど奥が深い】ドイツ語は話し言葉ではない
ドイツ語はなぜこうもややこしいのか。いや、実はシンプルなんです。ドイツ語は「話すための言語」としては派生しておらず、「書き言葉」として派生を続けました。よって、冠詞や、性別、助動詞、ウムラウト、最大限の活用を行い、一目見てこれが男なのか、女なのか、などを見極めれるようにしたと言われています。
少しややこしいですが、最低限のルールが理解できれば、OK!あとは慣れれば上達スピードはグンと上がるはず。
ドイツに行きたい方、ドイツ語を勉強されてる方、参考にしてみてくださいね〜!
福岡 しょうへい