こんにちは、UMC (Upper Madison College) Torontoでカウンセラー兼マーケターとして留学生のサポートをしておりますKentaroと申します。ご縁があって、これからTORJAさんに自分の留学に至る経緯や、渡航してから今に至るまでのお話を毎月掲載させて戴く事になりました。私は日本人としては比較的珍しい経歴を持っているので、今日本で海外渡航を考えている方々や既にカナダ、または様々な英語圏諸国で生活されている方々に少しでもお役に立てる情報を発信できれば幸いです。
それでは今月は自分が留学を決めた経緯について振り返りたいと思います。私は日本で中高一貫の私立中学校、いわゆる進学校に通っていたので、中学校の野球部の活動が終了した後、大学進学先や専攻を決める必要があったのですが、当時の自分は中々色々な大学や専攻の名前を見てもシックリとせず、進路がいつまでたっても決まらない日々が続いていました。
当時の日本では近鉄というプロ野球チームが消滅し、球界再編問題等が連日ニュースになっており、その中でアメリカ(北米)のメジャーリーグベースボール (MLB)とプロ野球 (NPB)のビジネスの違いをよくテレビや新聞で目にする時期でした。自分は松井選手がヤンキースに移籍したのをキッカケにその時期は既に日本のプロ野球よりもメジャーリーグの方が好きなくらい北米の野球が好きだったのですが、その時初めて選手になる以外にも仕事を通してプロ野球の世界に携わる事ができるんだ、という事を知りました。もちろん、自分も小学校、中学校の途中くらいまではプロ野球選手になる事を夢見ていましたが、既にプロ野球選手になるという夢を見る事は捨てていたので、またそこで新たな”夢”と出会う事が出来ました。
元々ニューヨークで育った父や、高校時代の短期留学、そして私が3歳になるまで父の出張でカリフォルニア州で過ごした母の影響で北米の文化について触れたり、知ったりする機会は多い環境だったのですが、この時初めて自分も実際に北米で生活をしたい、仕事をしたい!という気持ちになり、その為には英語力が必要だと無知ながらも強く思ったので、直ぐに両親に中高一貫の学校を辞めて高校からアメリカに留学したい、という思いを伝えました。
当時、というか今もですが自分は何かやりたい事が出来た時、後先考えず直ぐに行動に移したい性格だったので、単純にその思いを両親に伝え、海外生活の経験がある両親は直ぐにオーケーしてくれるだろうと安易に考えていたのですが現実は厳しく両親の答えはノーでした。次回のコラムではそこからの展開をお話させて頂きたいと思います。
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