こんにちは!
ケアンズは梅雨真っ盛り。雨が続いていましたが、昨日は綺麗な晴れ間となりました。
ビーチまで徒歩で行けて、地平線から昇る朝日が見れるのもSPCケアンズのメリットです。
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さて、先日卒業した生徒さんがこんなことをTwitterにアップしていました。
”Harry Potter完読!日本語でも読んだけど、英語だと迫力が全然違う! みんなも読むべき!”
驚いた以外の言葉が出ませんでした。私は彼女が入学したときにオリエンテーションをしました。当初はPre-Intermediate(準中級)クラス。ゆっくり言えば伝わるし、スラスラではないけれど会話が成立するレベル。もちろん英語で英語本を読む、ましてや分厚いハリーポッターを読むレベルなんて想像がつきません。彼女曰く、ハリーポッター完読までの最初の一歩はSPCの宿題だったそうです。
SPCでは、毎日の宿題と合わせて1週間に最低1冊、英語小説を読む宿題が出ます。小説といっても初級(ほぼ絵本) ~上級(新聞みたいに字ばかり)までレベル分けされています。生徒さん達は担任教師からのレベルアドバイスを基に、自分で本を選びます。
この本が凄いんです!海外の大学に興味がない方でもUniversity of Cambridge(ケンブリッジ大学)とかUniversity of Oxford(とかオックスフォード大学)って名前聞いたことありませんか?世界ランキングで常にトップをキープし続ける大学です。英語を母国語としない人たちが英語を勉強するためにと、これら大学が制作・出版している本です。オズの魔法使い、アンネの日記、ロビンソン漂流記など王道の小説もあります。辞書を使わない事を前提に作られており、読んでいるうちに大事な単語の意味が分かるようになっています。
例えば魔女の宅急便。魔女(witch)という単語を知らなくとも、”黒猫を連れた少女”、”ほうきに乗る練習”など関連した説明も合わせて物語の中で何度も使われます。その結果、辞書を使わなくても”魔女=witch”が理解できるようになります。
この卒業生の彼女、日本語の本も苦手でSPC入学当初は絵本のような本で大苦戦していました。オフィスに愚痴りに来たこともあります。笑
こんなに苦戦している英語小説の読書ですが、不思議なことに全員が入学したころに読んでいた初級レベルの本のより、卒業直前に読んでいた上級レベルの本の方がストレスなく読めると口を揃えて言います。これは、読み方の習慣がついたからです。
SPCで学ぶ英語は、中学高校のような成績や受験のためだけの英語ではありません。生活に使える生きた英語を、毎日の中で習得していきます。あなたも生活を楽しくする英語、身につけませんか?