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大学のギャップイヤーの取り組み

大学において、ギャップ・イヤーを推進する目的は主に以下の 3 つがあります。

 

① 工学部、経営学部等

 

・ 大学の学部が地元の技術系企業と協力してインターンシップ

・ 交換留学の増加

・ 留学生の増加

 

 

②  「就職課」

 

・ 就職率の向上。 卒業後もしくは休学(ギャップイヤー)で留学ワーキングホリデーをして英語を身につけさせる。

・ スキルアップ

・ ワーキングホリデービザを利用し海外での就職

 

③ 国際人の育成

 

・ 問題意識を持てる若者の育成

・ 自主性の育成

 

 

大学の学部が地元の技術系企業と協力することがあり、あるいは、国外の大学と取り決めを結んで学生を海外に交換留学させる

こともあり、またあるいは、提携している海外のエージェントの紹介で、その国の会社で仕事をすることもある。

 

留学生の取得した科目に成績評価が付与されて正式な単位として認められるのは、ごく普通にあることだが、英国の 大学では、学生が海外の企業で仕事をした場合でも、企業と大学学部による合意のもとに、学生を評価します。学生が海外で何を学んだかを、企業ならびに大学が評価します。

 

日本ワーキングホリデー協会ではインターンシップ中に企業にスキルごとの評価表をお渡ししています。 評価項目は厚生労働省キャリア形成促進プログラムで認められた110以上の項目があり、ビジネスの現場で即戦力として認められるスキルばかりとなっています。

 

 

 

日本の大学ではギャップイヤーを無駄にすることなく成功させるために取り組む必要があります。その例として

秋田国際教養大学では

9月入学の合格者に対して、9月に入学するまでの期間(4月から8月まで)に、出願時に提出した計画に基づいて研修活動に従事してもらう「ギャップイヤー制度」を設けています。活動内容は学生の自主性を尊重し制限はありません。

また名古屋商科大学と光陵女子短期大学では平成17年度より入学直後もしくは2年次の4月から7月に、各自の自主的な計画に基づき、海外で調査やボランティア活動などをおこなうギャップイヤー・プログラムを実施しています。帰国後留学を希望する学生が増え、学修意欲の向上や将来計画への大きな成果をあげています。

 

イギリスのケンブリッジ大学では入学を1年後に遅らせるギャップイヤーの取得を推奨をしています。アメリカでも有名な アマーストカレッジ,リードカレッジ、プリンストン大学、マサチューセッツ工科大学では1年後に入学するギャップイヤーの公式な規約を紹介しています。

日本の大学では4月から9月の空いた期間をギャップイヤーと呼ぶのに対して海外では自主的に休む期間を作り世界を経験してくることを指します。 そしてその為の大学の受け入れ態勢も整っていると言えるでしょう。 1年遅れでの入学方式や休学中の海外での自主的な計画による活動を単位として認めるなど日本の大学にはない制度は人材育成を考えた時、海外の大学に見習う点は多くあります。 (多くの日本の大学では大学指定の活動には単位取得を認める)

 

最近の海外大学では高校卒業者のみならず、専門卒業者、大学卒業者らも将来のキャリアアップの為に入学前や就職前にギャップイヤーを使い世界に飛び各地で働き経験を得ることがトレンドとなっています。 その際に外国語習得、文化交流、社会事業に取り組む若者が多くなっています。